ツーバイフォーの家(i-smart)の室内騒音:やっぱりうるさい??対策の効果\(^o^)/

こんばんは。さすけです。

また、ちょこちょことブログに書きたいことが貯まってきているのになかなかアップできないでいます。。。

で、本日はここのところ何故か?問い合わせをいただくことが多くなってきたi-smarの室内の音について書きます。

良く聞かれるのは、

i-smartやi-cubeは室内の音がうるさい?
2Fの音は1Fにどれくらい響く?
グラスウール施工の効果は?

ということについてです。

室外の音の聞こえ具合

i-smartに関しては、室外の音はほとんど聞こえません!

これは他のブログでも良く書かれていることですし、営業さんもアピールする点ですが、家の外の音は本当に聞こえにくいです。

先日、嵐のような天気があったのですが、近くに落ちまくっていた雷の音は聞こえますが、外の大雨の音は時間あたり50mmの大雨とは思えない程度の音しか聞こえず、至って静かでした。

また、自治体の放送は窓を開けなければほとんど聞き取ることができません。我が家の目の前には道幅の広い車道がありますが、そこを車が通る音も聞こえないことはないですが、気になった事はありません。

 

ツーバイフォーは室内の音がうるさい!

これは、一条工務店の営業さんは口を濁しつつ言うことが多いと思いますが^^;、一般に
ツーバイフォーの住宅は室内の音が響いてうるさい
と言われています。

これは、構造上の問題ですし、事実と思います。

標準のi-smartのままだと1Fと2Fの天井の空間は床材、床暖房パネル、空間、1F天井という構造と思います。

我が家の工事中の写真を見ると

こんな感じになっていて、通常であればこのあと、石膏ボードが張られる事になります。

そうするとどうなるかというと、2F床部分と1F天井部分の空間がまるで太鼓のようになり、音が反響してしまいます。特に足音や何かを落とした音は相当響くと思います。

 

i-smart、i-cubeは特にうるさい?

これは、掲示板などでよく言われることですが、i-smartやi-cubeの床の音はもの凄く響くと指摘されていることがあります。

で、これはおそらく事実です。

というか、通常のツーバイフォー住宅よりも音が響くと思います。

ただこれは、別に構造上の問題ではなく、実感として同じツーバイフォーでも、i-smartやi-cubeは音が響くように感じるのだと思います。。。。

なぜか、というと、原因は床暖房にあるのだろうと思います。

一条工務店の家は全館床暖房になっています。床暖房がついているために、カーペットなどを敷く必要がありません。カーペットなどを敷いてしまうと、床暖房の効率を下げる結果になってしまいます。

そのため、多くの方はカーペットなどを敷かずに生活されることが多いと思いますし、営業さんなどもカーペットなどをお勧めしないようなことを行ってくると思います。

物を落としたときの音や足音はカーペットがあるかないかでかなり変わってきます。カーペットがない状態で、i-smart等の堅い床に物が落ちるとかなり響いてしまいます。

i-smartやi-cubeに住んでいる方はカーペットを敷いている方の比率が少なく、結果的に、i-smartやi-cubeは室内の音がうるさいと感じられる方が多くなるのだと思います。そういう場合は、生活範囲だけでも絨毯やカーペットを敷くだけでもかなり印象が変わると思います。生活を犠牲にしてまで床暖房の効率を求めなくても大丈夫と思います^^

i-smartの室内騒音対策!

私や私の家族は音に対してそれほど神経質なわけではありませんが、それでもできる限り騒音は減らしたいという希望も持っていました。

そこで以前ブログに書かせていただいたように、1Fと2Fの空間にグラスウールを施工して貰いました。グラスウールの選択に付いてはこちらで書いていますのでご覧下さい。

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施工時の写真は

こんな感じになりました。我が家の場合は、配線の量が多かったため袋に入ったグラスウールが施工できず、袋から出したグラスウールを詰め込んで貰いました\(^o^)/
大工さんは大変だったようです^^;;グラスウールってちくちくするんですよね~。。。昔、グラスウールに手を突っ込んでしまって1週間ぐらいチクチクし続けたことがあります(>_<;)

我が家では、24Kのグラスウールを10cm厚で施工して貰いました。

打ち合わせ当時は、必要な部分だけ最小限にグラスウールを施工することも考えたのですが、
1Fと2Fの前面に敷き詰めたときに当時の金額は

78000円

とのことで、当時の金銭感覚麻痺状態の私に取って^^;それほど高額ではなく、必要箇所を割り出すよりも全面にグラスウールを施工して貰うことでお願いしました。

ということで、我が家の1Fと2Fの間にはグラスウールが全面施行されています。

上記の状態で天井を石膏ボードで閉じて

こんな風になりました^^

 

室内の騒音は防げたの?

これは定量的に示すことができないので難しい問題です。
私自身は音に対して神経質な方ではありません。そのことを踏まえてお読みください。

実はこのグラスウールの効果はもっと早い段階で書きたかったのですが、書くのが難しかったのです。というのも、我が家は全面にグラスウールを敷き詰めてしまったので、グラスウールを敷いていない場合の音がどんな感じなのかがわからないのです。。。^^;;

そんなとき、先日、ブログを読まれた方から2Fの物音が1Fに聞こえて困っているという話を伺いました。
特に足音やボールペンなどを落とした音が気になるとのことだったのですが、それを読んでいて我が家でも確認してみたのですが、我が家に関してはボールペンを落とせば、聞こえないことはないですが、ほとんど聞こえません。

また、寝室の直下にはお風呂があるのですが、シャワーを浴びている音などは2Fの寝室では聞こえません。深夜洗濯機を動かして、乾燥をするとかなりの騒音になります。洗面所で洗濯機を動かしていると人が話をするのが辛いぐらいにうるさいのですが、その音も洗面所の扉を閉めて、寝室にいれば「洗濯機が動いているのがわかる」程度の音量になり、騒音という感じはしなくなります。

我が家の洗濯機は

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になりますが、音は非常にうるさいですが、非常に使い勝手は良いです。これは後日書きたいと思います。夜にセットしておけば深夜電力で乾燥までしてくれて、しわにもなりにくいです。

洗濯機の騒音が2Fに聞こえないのは、想像ですがグラスウールの効果が大きく影響しているように思います。

i-smartを選ばれる方の多くはオール電化になっていると思います。そうすると、深夜電力で選択をした方がお得ですが、洗濯機の脱水の音などは結構な騒音です。

ですので、そういった場所はグラスウールを施工しておくと効果があるかも知れません。特に、洗面所の上に、寝室や子供部屋など日常的に生活をするスペースがある場合にはその部分の天井をグラスウール施工して貰うのも有りと思います。

 

人の声は聞こえる?

人が話す声は床部分からはほとんど聞こえません。が、そもそも大きな吹き抜けがあるため、吹き抜け部分を通して声は聞こえます。ただ、ドアを閉めた状態では、通常の話し声は、気配程度しか聞こえません。お互いを呼ぶ場合には大声で呼ぶ必要があります^^;;

 

グラスウール以外の騒音対策??

これは生活してみての感覚ですが、当初騒音対策を目的にしたものではなかったのですが、騒音にかなり効果があった対策があります。

1Fと2Fの音と言うよりも、部屋間の音対策という意味では、意外と効果があったんじゃないかと思うのが、補強壁です。

最近は値上がりしてしまったようなのでコストパフォーマンスを踏まえて検討する必要がありますが、私が契約した当時は床面から天井までの高さ2.4m、幅1間(約1.8m)の補強壁で2000円程度でした。こちらで書いたように、我が家の室内壁は全て補強壁によって補強してあります。我が家はできる部分は全部の壁を補強壁にしましたが、価格は7万円程度でした。

補強壁というのはなんのことはない厚さ1.5cm程度の板材なのですが、補強壁を付けていない状態の壁は

 

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こんな感じで骨組みだけで、中はすかすかです。しかし、補強壁を採用すると、この骨組みの上に

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上記の写真の中央開口部の両脇のようにかなりみっちりと板材が貼り付けられます。
我が家の場合は壁面は全面補強したため、部屋の壁は石膏ボード+1.5cmの板材が施工されています。結果的に、遮音性が高くはないとは言え、通常に比べるとかなり遮音性が高くなっていると思います。

そのため、部屋の扉を閉めてしまうと、他の部屋の音はほとんど聞こえなくなってしまいます。
そういう意味で、補強壁を採用することで騒音をかなり軽減することができるように思います。

 

さらに防音性能を高めたい!

深夜勤務などがあって、日中に睡眠を取らなくてはいけない場合など、室内の音環境はかなり気になると思います。また、音に対して敏感な方で、室内の音が気になるという方はいらっしゃると思います。

一条工務店の場合、簡易防音室をつくることもできるのですが、換気方式を変更しなくてはいけないなどのデメリットも多いです。そこで、お勧めの方法があります。

寝室など、防音性を高めたい部屋の床面にグラスウールを施工して貰うのはもちろんですが、壁面にグラスウールを施工して貰うことで、単独の部屋の防音性能を高めることができます。

防音ドアを採用すれば簡易防音室になりますが、そうすると個別換気をする必要が出てきてしまうため、そこまではしなくて良いかと思います。壁面にもグラスウールを施工するとかなりの防音効果になります。

我が家にある、サーバ収納は防音扉も採用していますが、壁面も全面グラスウール施工して貰ってあります。これによって、収納内に納めたサーバ類の騒音は室内には聞こえない状態に鳴っています。

現在間取りを打ち合わせされているようでしたら、お勧めなのが吹き抜け周りの空間にグラスウールを施工するのは防音対策として効果的なように思います。

今ならどうするだろうか?
もし、もう一度打ち合わせをしてグラスールの施工範囲などをやり直して良いと言われるなら、どうするだろうかと考えてみました^^

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たぶん、上のような感じが理想的ではないかと思います。
黄色い部分をグラスウール施工、赤い部分を壁面グラスウール施工というイメージです。
寝室や子供部屋、トイレなどの床下をグラスウール施工して吹き抜けに面した壁面をグラスウール施工しておいてもらうと言うイメージです。

こうすることで、吹き抜けを通じて聞こえてくる音のかなりの部分を遮断することができます。もちろん、防音室のように完全に近いかたちで音を遮断するのではなく、人がいれば物音は聞こえるけど、多少大声を出しても会話が聞こえない程度に対策をするイメージです。また、収納が有る部分は収納内の洋服類の防音効果が高いので防音対策はしなくても大丈夫と思います。

コスト的には多分10万円程度で収まるのではないかと思います。

これらの対策は住んでからは対策できないので、住む前に十分に検討されてみると良いかと思います\(^o^)/

なかなか客観的なことが言えないので難しいのですが、1Fと2Fの間のグラスウール対策はかなりお勧めです。