ONEエネルギーと契約しました\(^o^)/なぜ蓄電池を導入するのか?

こんにちは。さすけです。

家が建って半年が経過した今年の5月、テレビで月々5千円で蓄電池のリースサービスを行うONEエネルギーという企業がオリックスなどが出資してできたという話を聞きました!!

蓄電池の導入は、家を建設当時も考えはしたのですが、価格的に手がでずにあきらめて今した。そんな中月々5000円という払えそうな額で蓄電池がレンタルできるとのことで、すぐにWebから申し込みをしていました。その後手続きなどを経て、先日正式に契約をしました\(^o^)/

まだ、疑問点もあり、全てが解決している分けではありませんが、導入の方向で動いています。

問題がなければ10月末頃に我が家に蓄電池がやってくる予定です\(^o^)/

現在、一条工務店で家を建てる方の多くは太陽光の全量買取制度を使用されていると思います。

で、結論から言うと、余剰電力買い取り制度の住宅に蓄電池を取り付けた場合に比べて、全量買取制度の住宅に蓄電池を付けた方がメリットが大きいです。

現在はインターネット上で調べてもONEエネルギーの蓄電池に関する情報がほとんど無い状態で、いったいどんなものなのか?メリットとデメリットはなんなのか?導入するにあたって問題は無いのか?といったことが気になる方もいらっしゃると思います。

私自身の導入の体験談、導入後は実測データなども含めて書いていきたいと思っています^^

で、一条工務店に限らずハウスメーカー等で蓄電池の導入について聞くと「採算取れないですよ~」とか「今は高いのでメリットがないです」といったように、あまり良い意見は聞かれません。

でも、個人的には導入のメリットはあると思っています。というかあると思っているから導入を決めたのです。

そこで、今回は私が、なぜ蓄電池を導入しようと思ったのかを書いてみたいと思います\(^o^)/

ONEエネルギーの蓄電池レンタルサービスの概要

まずは、ONEエネルギーの蓄電池レンタルサービスの概要についてです。

ONEエネルギーの蓄電池レンタルサービスは、通常は100万円以上する5.5kWのリチウムイオン蓄電池を、月額5145円、東京都在住の方場合は補助金が出るため月額3150円でレンタルできるサービスです。

10年間の契約の縛りがあるため、単純計算で61.7万円で5.5kWの蓄電池を手に入れることができるサービスになります。東京都の方であれば、37.8万円という計算になります。

安いの高いの?

安いか高いかで言うと、蓄電池の価格としては非常に安いと思います。

1kWhあたりにすると、約11万円/kWh、東京都の方は約7万円/kWhという価格になりますが、

例えばシャープの4.8kWの蓄電池は本体価格だけで実売190万円程度、ここから補助金が差し引かれて125万円程度になります。1kWh当たりの単価で26万円程度です。

ONEエネルギーと契約するとNEC製の蓄電池が導入されるのですが、全く同型の蓄電池を購入した場合は100万円以上するのです!?もちろん、補助金を差し引いた後の金額が、です。

要するに、購入するよりもレンタルにした方が安いのです

私が知る限り、ONEエネルギーの蓄電池と同等の価格で蓄電池を手に入れようと思った場合、日産の電気自動車、日産リーフを購入する以外の方法を知りません。

返さなくちゃいけないんだから安くて当たり前じゃない?

レンタルである以上、レンタル期間10年経過後は本体を返却する事になります。返却するんだから安くて当たり前じゃないか?自分の物にならないから嫌だ!と考える方もいるかも知れません。

でも、蓄電池は10年程度で寿命を迎えます。もっと言えば10年を経過する以前にバッテリーがへたってしまう可能性も高いのです。一般には10年程度で性能が大きく劣化すると言われています。

ということは、10年以上所有する必要というか意味が無いのです。そして、ここからが重要で、NECの蓄電池を「購入」した場合は保証期間が1年、追加的費用を支払って保守をお願いして10年の保証を受けることができます。

対して、ONEエネルギーからレンタルをした場合は、レンタルであるため契約期間の10年間は追加費用無しで保証を受けることができるのです。

また、ONEエネルギーのレンタルは「性能保証」がついているので、万が一契約期間中に一定の性能劣化が確認された場合は、交換対応をしてもらえるのです。

しかも、ONEエネルギーが遠隔で監視もしてくれるので、どう考えても買うよりは借りた方がお得なのです。

W発電にならないの?

太陽光を導入されている方は、蓄電池を導入してしまうとW発電扱いになって、太陽光の買い取り価格が下がってしまうことを懸念される方が多いと思います。

しかし、ONEエネルギーの蓄電池は余剰電力買取の場合であっても、W発電扱いにはならず、太陽光の買い取り価格も下がりません。からくりは非常に単純で、太陽光が発電されている間は、蓄電池が使えなくなるようにソフト的に制御しているそうです。

で、現在一条工務店で家を建てる方の大半は全量買取になっていると思います。確認してみたところ、当然ですが、全量買取の場合は、太陽光発電を行っている間も蓄電池を利用することができるそうです。よって、全量買取のお宅で蓄電池を導入した方がメリットが出やすいです。

蓄電池を導入すると儲かるの?

各家の電力の使用実態によりますが、蓄電池を導入すると儲かるかというと、夢発電のように、電力を作るわけじゃないので、年間何十万円、10年で何百万円と言った利益が出ることはありません。

ただ、逆に、 le=”font-weight: bold; color: rgb(255, 0, 0);”>大きく損をすることもありません。まかり間違っても、月々5000円以上の負担を強いられることは原理的にあり得ません^^;;

私の今のところの計算では、月々5150円を支払って、3000円程度の電気料金削減効果が見込めると考えており、概ね月々2000円程度の費用負担になるだろうと思っています。

え!損するの??

月々5000円を支払って、3000円の節電効果では損してしまうじゃないか?と考える方が多いと思います。

損をしてまで蓄電池を導入しようとするなんて、「環境のことを考えているんだね~」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私の考え方は違うのです。。。。^^;

生活を快適、便利にするための蓄電池

私がONEエネルギーの蓄電池導入を決めた大きな理由は「生活を便利にするため」です。

どういうことかというと、オール電化住宅の電気料金の体系というのは深夜(23時~7時)の電気料金は11.82円/kWhの深夜料金ですが、夏場の昼間(10時~17時)の電気料金は37.56円/kWhとなっていて、約3倍の電気料金が設定されています。要するに同じ家電を使っても日中に使うと深夜に比べて3倍の料金が掛かるのです。

オール電化住宅では深夜電力が安いです。ただ裏を返せば、
時間による生活リズムの束縛
を受ける事に他ならないのです。

例えば食洗機や洗濯機の利用一つをとってみても、できる限り深夜に稼働するようになります。慣れてしまえばどうということはないことなのですが、生活しているとどうしても日中に洗濯したり、食洗機で洗い物をしたりしたくなることが出てきます。

で、1回1回は大した金額ではないのですが、積もり積もるとそれなりの金額になりますし、精神衛生上良くありません^^;;なんだかものすご~く損した気分になるのです。そのため、「ちょっと我慢して深夜に洗濯したり、食洗機に入りきらなかった食器を手洗いする」ことになります。

すなわち、快適な生活を求めてオール電化にしたはずなのに、「時間帯」に束縛を受けてしまうのです。

そこで、蓄電池です。

蓄電池を導入することで、この我慢をしなくてすむようにできるのではないか、すなわち「生活をより快適で便利なもの」にすることができるのではないか
と考えました。

蓄電池を導入することによって、深夜の割安な電気を蓄電池に貯めておいて、日中は時間帯による束縛をうけることなく蓄電池に貯めた電力で洗濯機で洗濯をしたり、食洗機で洗いものをしたりすることができるようになるのではないかと考えたのです。

例えば・・・日中に洗濯をしていたら?

例えば、我が家の7月の電力消費量のうち深夜に洗濯機の稼働(洗濯から乾燥まで)に使った電気料金は約900円でした。これを全て日中に行ったとすると、電気料金は約2900円になってしまいます

もちろん毎回日中に洗濯をするわけではありませんが、洗濯だけに月に3000円は使いたくありませんよね^^;;でも、蓄電池があれば、気兼ねなく日中に洗濯することができるようになります。

また、食洗機を例にすれば、やはり7月の深夜にかかった電気代は約300円でした。日中に食洗機を動かしていれば900円かかった計算になります。

そして、私の個人的な趣味である、自宅内のサーバ類が日中に消費した電力にかかった電気代は約2000円でした。単純計算でこれが蓄電池で賄えれば650円程度になります。これだけで、約1400円の節電効果が得られます。

もちろん、蓄電池の蓄電容量もありますから、全てがこの通りにいくわけではありませんが、蓄電池の導入は単に電気料金では測ることができない可能性を持っていると思っています。

蓄電池を導入することで生活を便利にして、電力をより快適に使える環境を作れるのではないかと思っているのです\(^o^)/

それから、一条工務店の家には必ずついているロスガード、さらには床暖房、などは電気料金の高い日中でも稼働し続けます。この電力を蓄電池で賄えたら、なんて言うことも考えていました。(これについては200V機器の接続に対応していないとのことで難しそうです(; _ ;))

そんなわけで、蓄電池を導入することで、多少の出費は必要になるかもしれませんが、割安な電気で生活をより快適にしてくれるのであれば、その出費は許容できると考えたのです\(^o^)/

気になった場合はまずシミュレーションを

自分の家で蓄電池を導入したらどの程度の節電効果、電気料金の節減効果が得られるのかと言ったことを知りたい場合は、ONEエネルギーが無料でシミュレーションを行ってくれます。

ONEエネルギーのWebから申し込みをすると、先方から郵送で資料が送られてきます。
資料に情報を記入して、電気料金の明細を付けて返送すると、無料で蓄電池導入のシミュレーションを行ってくれます^^

シミュレーションを依頼した時点では契約をする必要は無く、シミュレーションの結果を見てから契約をするか、契約をやめておくかを決めることができます。また、しつこい勧誘があるようなこともありませんでした。

で、シミュレーションの結果を見て、さらに詳細に検討したい場合は、1年分の電気料金の明細を郵送すると、さらに詳細なシミュレーションを行ってくれるそうです。我が家はまだ住んで半年程度でしたし、手元に明細がなかったので依頼しませんでした。

ということで、気になったら一度問い合わせをしてみると良いと思います。
それから、蓄電池の設置には2.8mのスペースが必要という条件が書かれていますが、これはあくまで目安で
実際は現場の状況に合わせて施工可能な場合があるそうです。我が家は幅2mの場所に設置することができそうと言う回答がありました。
設置スペースの問題がある場合には問い合わせをして確認してもらうと良いと思います。

一条工務店の家で蓄電池の導入を考えている方へ

要望があれば詳しく書きますが、蓄電池の導入には住宅の裏などの外と室内を配線する必要が出てきます。現在打ち合わせ中の方であれば、営業さんや設計さんに確認して導入を前提とした配管をしておくと良いです。少なくとも建築後の我が家でできるので、一条ルールでも不可となる理由はないと思います。。。

で、すぐに蓄電池を導入するわけではないけれど、将来、必要に応じて蓄電池を導入したいという方の場合は、配電盤のすぐ近くに「エアコン用のダクト」を施工して貰うようにすることをお勧めします。

と言うのも、蓄電池の設置には外と室内を配線する必要があります。そのため、配線をするために穴を開ける工事が必要になってしまいます。高断熱高気密の家であっても穴を開けることは可能ですが、万が一柱を傷つけてしまう可能性や気密漏れの可能性等が心配になると思います。

我が家は別の用途ではあったのですが、WIC内に設置した配電盤の近くにエアコン用スリーブを取り付けていました。私が契約した当時は何カ所でも無料で付けてもらえたので、将来の除湿機設置のためにスリーブを空けていました\(^o^)/

結果的にこのスリーブを使って配線が可能になり、壁に穴を開けるひつようはありませんでした\(^o^)/

ですから、現在打ち合わせをされている方で、蓄電池の普及の状態を見て導入したいという考えの場合は配電盤の近くにスリーブを空けておくのが良いと思います。こうすれば、壁に穴を開ける必要が無く簡単に蓄電池の設置ができます。

定置型住宅用蓄電池だけではなく、日産リーフや蓄電池を搭載したハイブリットカーの電池を住宅に使用するのが当たり前になったときなどにも使えますから穴を開けておいて損はないと思います^^

保証の問題も無いですし、高断熱高気密住宅の施工に慣れた一条工務店に施工してもらえるので、安心感があります。

実際に我が家に蓄電池が導入されたら色々なデータで採算性や使い勝手も検証してみたいと思っています。

次回は蓄電池の導入にあたって、ONEエネルギーに問い合わせをしたので、その情報を書いてみたいと思います。