家庭用蓄電池&HEMSの補助金再開、ONEエネルギーも復活\(^o^)/

こんばんは。さすけです\(^o^)/

3月10日に嬉しいニュースがありました!

昨年、突然のHEMS&家庭用蓄電池の補助金打ち切りのニュースが流れましたが、2013年度補正予算にて両補助金が復活するようです^^

家庭用蓄電池&HEMS補助金が復活!!

定置用リチウムイオン蓄電池への補助金再開

家庭用蓄電池の補助金が再開することが環境共生イニシアチブのサイトに掲載されていました!!

平成25年度補正予算「定置用リチウムイオン蓄電池導入支援事業費補助金」

これによって、住宅の蓄電池設置が現実的な価格で行えるようになります\(^o^)/

HEMS補助金も復活!

HEMS補助金も復活します\(^o^)/

平成25年度補正予算「住宅・ビルの革新的省エネ技術導入促進事業費補助金(HEMS機器導入支援事業)」

当面は補助金は継続しそう?

報道によると、今回の補助金は2013年度補正予算としての事業ですが、2014年度も概算要求が行われており、政権交代のような大どんでん返しでも無い限り今後数年は継続した補助金になりそうです^^

ただし、年度毎の予算にはなってしまうようなので、年末に近づくにつれて予算が枯渇して早い段階で締め切られてしまう可能性も否定はできません。

蓄電池は変更無し、HEMS補助金は定額から定率に変更!

住宅リチウムイオン蓄電池への補助金は変更無し

住宅用リチウムイオン蓄電池への補助金は上限100万円、定率で本体価格の3分の1までの補助と言うことで前年度と変更無しです^-^

HEMS補助金は大きく変更

HEMSを導入しようと思っている方にとっては残念なお知らせです。。。

2013年度HEMS補助金は基本的に10万円の定額支給となっていました。そのために、HEMS機器の多くが価格を10万円に設定して販売され、顧客側には実質無償で提供されていました。

しかし、2014年度HEMS補助金からは3分の1の定率支給に変更となります

すなわち、2013年度は補助金によってタダで手に入った10万円のHEMSを導入した場合、補助金は33000円となり、77000円は自己負担となります。

正直、本来有償のものが補助金のおかげでタダで提供されるという状況は明らかに不自然なものでしたから、そういう意味では良い方向になったのだと思っています。

補助金の支給額は7万円~1万円となっていますから、販売価格が3万円~21万円のHEMS機器が補助金の対象となることになります^^

ONEエネルギーのレンタル蓄電池も復活!

我が家ではONEエネルギーのレンタル蓄電サービスを導入しています!

・ 月々5千円?ONEエネルギーの蓄電池を申し込んでみた\(^o^)/:採算性を計算してみた!

・ ONEエネルギーと契約しました\(^o^)/なぜ蓄電池を導入するのか?

に私がONEエネルギーを導入した経緯を書いてあります\(^o^)/

ONEエネルギーの蓄電池は東京都であれば月々3150円、それ以外の地域は月々5000円で5.5kWhの大容量蓄電池をレンタルすることができるサービスです。

リチウムイオン蓄電池は性能劣化や、長期的にはメンテナンス等が発生する可能性もあります。そのような際、購入してしまっていると自分自身で修理等をしなくてはなりません。しかし、レンタルであればそのようなメンテナンス費用等が全て含まれているので、蓄電池を導入する場合は安心して使うことができます。

もちろん、レンタルの費用が購入した場合の費用よりも高かったら、難しくなりますが、ONEエネルギーのレンタルの場合は月々5000円で10年契約になるため、支払総額は60万円となります。一般に同容量の蓄電池を購入した場合は補助金を差し引いても100万円以上はしてしまうので、料金的にもお得になっています。

現時点で東京都にお住まいでオール電化住宅、かつ日中一定量の電気を使用する生活するような方は電気代の元が取れる可能性が高いです。それ以外の地域にお住まいの場合はほぼとんとん程度、といった感じです^^

ただ、私個人としては、蓄電池の導入をすることで便利になる面もおおいと思っています^^

ところで、なんで喜んでいるの?

なんで補助金が復活してオマエが喜んでいるんだ?と思われる方もいらっしゃるんだ?と疑問におもわれるかもしれません^^;

そりゃそうですよね^^;;

私自身は家を建ててしまっていて、蓄電池は既に導入済みだし、しばしば電力測定などでご覧いただいているとおり自作ではありますがHEMSも導入してしまっています。ですから、私自身は補助金復活の恩恵を受けることはできません。

しかし、これは仕事として様々に係わりのある研究者としての関心に近いのですが、日本における将来のエネルギーシステムにおいて、HEMSと蓄電池は必要不可欠な要素技術であろうと思っています。そして、そのようなアイデアの一部を使って「一条工務店で出世したい人へ\(^o^)/夢発電を使って一条電力作りませんか?:住宅性能番外編」なんていう記事を書いたことがありましたが、私個人としては、意外と大まじめに分散型電力システムが日本の電力システムの中核を担っていくのではないかと思っています。さらに、まだまだ単なる「電力の見える化装置」程度にしか見られていないHEMSですが、私自身はこのHEMSインフラを手に入れた企業こそが、次世代電力システムにおいて強大な力を得ることになるだろうと思っています。もっと言えば、社会システム全体において甚大な権力を有する企業になり得ると思っています。

しかし、これを実現していくためには蓄電池とHEMS機器の普及が必要不可欠になります。そういう意味で、蓄電池とHEMSが普及するきっかけになり得る補助金の成立は純粋に嬉しいのです\(^o^)/

例えば、現在太陽光発電が思いっきり普及しました。しかし、太陽光発電というのは太陽が照れば発電して、陰れば発電をしなくなってしまいます。一方、電力というのは日が照っていようが照っていまいが使用されています。そのため、太陽光で発電した電力を安定化する装置が必ず必要になってきます。その装置の一つが家庭用蓄電池になるのではないかと思っています^^

HEMSもビックデータの流れにのって、その重要性が単に「見るだけ」から「自動制御」に移行しつつあります。さらには、これも後日詳しく書けたらと思いますが、HEMSは単に電力の見える化装置ではありません。HEMSのデータは宝の山です。人々の生活スタイルが如実に反映されたデータになっており、いつどのタイミングで何が販売できるのか?が一目でわかります。さらには、どのようなデータを提供すれば喜ばれるか、そんな宣伝媒体としても非常に強力なインフラです。

クラウドシステム上に蓄積された大量のデータを機械学習のアルゴリズムを使って分析し、その頭脳からの指令に従って個々の住宅に設置されたHEMS機器が、個別にエネルギー消費を最適化するための手足となるのではないかと思っています^^

ただし一条工務店のHEMSは復活するかは微妙そう?

これは単なる感ですが、一条工務店のHEMSは補助金が復活しても復活しないのではないかと思っています。

あくまで色々な方からお話しを聞かせていただいての私個人の感想ですが、現時点の一条工務店のHEMSは私が見る限り他のメーカーのHEMSと比較したとき、数年は時代遅れの物と思っています。。。それにもかかわらず値段は一緒です。

そのため、私の個人的な考えとしては一条工務店のHEMSが昨年と同じものならば、シャープやパナソニック、NECといった大手電機メーカーのHEMSを導入するほうが良いのではないかと思っています。。。

一条工務店のHEMSが床暖房やハニカムシェードと自動連携すれば一条工務店のHEMSの導入メリットは非常に大きなものとなりますが、単に見える化しかできないHEMSであれば、別に一条工務店のオリジナル品である必要は全くありません。というか、新鮮みのない一条工務店性のHEMSを使用するよりも、現状ではしっかりした電器メーカーのHEMSを導入した方が良いように思います。もしかすると消耗品購入機能が一条工務店HEMSのオリジナル機能というつもりなのかも知れませんが、それってHEMS関係ない上にHEMS買った人のみの特典とか意味わからないです。。。

一条工務店はせっかく太陽光から窓、ロスガード、床暖房、電動ハニカムとHEMSに直結可能な機器を多く自社生産しているのに、それらを有機的に結合することができていないように見えます。。。毎回の事ですが本当にもったいないです^^;;

もう少し調べてみないと、簡単に結論はできないのですが、私が思うには一条工務店はハウスメーカーであって、電器メーカーではありません。そのような中で、おそらくHEMSを自社開発しようとしたのではないかと思います。HEMSを電器メーカーや国内研究機関等と共同開発するのであれば、それは素晴らしい取り組みと思います。

また、一条工務店の中に電力システム全体、及び世の中のHEMSの将来動向を見据えた意思決定が行える人材が上層部にいれば、一条工務店が得意とする自社開発で一条工務店をさらに発展させられるようなスマートハウスの開発と、i-smart等の次に来る次世代住宅の礎を作れるように思っていました。。。。が、現状では正直、ケチったな?としか思えないシステムしか開発できていないように思えてなりません。。^^;;ゴメンナサイ!

主たる原因は人材不足、技術不足、資金不足としか思えないでいます。。。。

普通なら有力な中堅企業を買収する等して対応するのでしょうが、私が知る限り国内の有力な電力システム開発企業が一条工務店に買収されたという話は聞いていません。おそらく、一条工務店の意思決定者がHEMSへの投資額をきちんと意思決定できなかったために、開発担当者が「ガンバッテ」作ったのではないかと思っています^^;

そのような状況ですから、昨年度販売していた一条工務店が開発したタブレットとシステムは、補助金が復活しても出てこないのではないか?と思っています。これはあくまで私の感です^^;

近いうちに蓄電池の効果や現在家を設計中の方が、今すぐではなくても将来蓄電池を設置できるようにするための工夫ポイントを書いてみたいと思います\(^o^)/