一条ルールについて思うこと

こんばんは。さすけです。

i-smartの仕様についてかなり詳細が固まってきて、当初の問題の多くが改善されてきました\(^o^)/

いつも情報をいただく「ななし」さん、「1Q」さんからコメントでi-cubeシューズボックスを選択した場合は、i-qualityの鏡面選択が可能になったという情報をいただきました。オプションで91000円とのことです。貴重な情報をありがとうございますm(_ _)m私自身も営業の方に確認をしたところ、i-smartのシューズウォールは従来通り、非鏡面とのことでした。

シューズボックスの鏡面はトールさん他、多くの方が望まれていた仕様変更で、i-smartがまたひとつ良くなりましたね\(^o^)/

さらには、住宅エコポイントも復活のようです\(^o^)/

さて、私自身は、まだまだ間取り決めの段階なのですが(←遅いです^^;)、別に設計の方が悪いわけでも、営業の方が悪いわけでもなく、私の性格のせいです・・・なんだかこだわり出すといろいろこだわりたくなってしまって、施工面積が増えすぎて、間取りやり直し!という無限ループにはまっています^^;;

さらに質の悪いことに、私がそれを楽しんでしまっていると言うことです・・・・、だって将来の生活のこととか考えて間取りを決めたりするのって楽しいですよね^^;(←迷惑な客です^^;)せかさずに、毎回きちんと対応していただけている営業と設計の方には感謝ですm(_ _)m

 

一条工務店は総合的に良い会社だと思いますし、常に好意的な立場で見ています。これは契約中の方全員が同じ意見だと思います。だって、そうでなかれば何千万円もの契約なんて怖くてできないですよね^^;

ただ、ブログなどでしばしば目にする「一条ルール」というものに悩まされることが多々あります。

私自身も、他の方のブログを読んでいて見かけることが多くあったのですが、どのようなものか分かりませんでした。

しかし、実際に仕様詳細を作り、間取り決めをしていく中で何度も「一条ルール」にぶつかりました。;

「一条ルール」自体は、そのルールが”顧客の立場に立ったものであれば”、素人の私たちが気づかない問題を回避するための良い仕組みだと思います。

これを一番感じたのは、「風呂場に折り戸を付けたい」という私の希望に対して、「一条工務店では開き戸のみ」という一条ルールによって、希望は実現できませんでした。しかし、何故かを聞いてみたところ、折り戸では気密性が損なわれるという理由がありました。これは、顧客の住み心地を保証するために必要なルールであると納得できました。

全ての一条ルールが風呂場の折り戸のように、顧客のためにあるルールであれば、一条ルールがこれほど不満に思われることはないと思います。

一条ルールがこれほど、嫌がられる理由は”顧客の立場に立っていない”ルールが存在することが理由だと思います。

この顧客の立場に立っていないルールには2種類あります。

一つは、なぜそのルールが存在するのか誰にも分からないルール

もう一つは、顧客ではなく、一条工務店の都合によるルール

です。

一つ目の例は、すでに修正となりましたが

「i-smartでは、鏡面加工されたシューズボックスを選択できない」

というルールが象徴しています。このルールは、営業の方も設計の方も誰も理由が分かりませんでした。

そもそも鏡面加工というものがないのであれば、仕方がありません。しかし、i-cubeと同じシューズボックスを選択できるのに、i-cubeではオプションでできる鏡面加工の選択が、なぜかi-smartではできないというのです。

コストについて考えて見ても、一条工務店にデメリットはなく、なぜそのルールが存在するのか、その理由が誰にも分からないようなルールが存在しています。

このようなルールが存在することが、一条工務店、及び一条ルールに対する不満がわき上がる一つの理由になっているように思います。

二つ目の「顧客ではなく、一条工務店の都合によるルール」の例としては

「1Fと2Fの床の色は統一しなくてはならない」

というルールが象徴しています。このルールには、ルールが存在する理由があります。それは

「在庫管理等で手違いが生じてしまう可能性があるため」

という理由です。

この理由を聞いて納得される方もいるのかも知れませんが、私には全く納得できませんでした。この理由を聞いた瞬間

「一条工務店は地場の小さな工務店でも、大手のハウスメーカーでも、ローコストメーカーでも当たり前のように行っている”在庫管理”さえ満足にできないようなハウスメーカーなのか?」<
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と思いました。在庫管理がうまくできないのであれば、在庫管理体制を見直すべき話です。在庫管理ができないことを棚に上げてルールにしてしまうと言うのは、一条工務店のためのルールであって、顧客のためのルールではありません。しかし、一条工務店の方に取ってはこれは当たり前のルールになってしまっているのだと思います。

このようなルールの存在についてもう少し考えて見ると、本質的なより深刻な問題があるように思えてきました。問題は一条工務店の企業体質に問題があるように思うのです。

おそらく一条工務店で働いている方の多くにとっては、これらのルールが存在することは「あたりまえ」であり疑問を持つ対称ではなくなってしまっているのだと思います。すなわち、根底には「考えることをしない」企業体質というものがあるように思うのです。

このような企業体質が蔓延してしまう例は、多くのオーナー企業で起こります。オーナーが一代で企業を急成長させた企業では、オーナーの指示は絶対ですし、優秀なオーナーの指示は適切である場合が多いです。しかし、強いオーナーがいる企業ではしばしば、社員は考えることを放棄してしまいます。

そのような企業でオーナーが高齢化し、代替わりをするとおこるのがいわゆる「大企業病」です。

社会は変化し、顧客ニーズも変化していきます。優秀なオーナーが現役であるうちは、オーナーが舵取りをしてくれるので問題はありません。しかし、オーナーが現役を退いたあと徐々に大企業病は深刻な病状を呈しはじめます。

大企業病が企業に取って深刻な病である理由は、深刻な症状がすぐに現れないことです。社会や顧客ニーズは徐々に変化していきます。また、優秀なオーナーが残した優れたルールは、一定程度長期にわたって有効です。そのため、症状がすぐに深刻化してしまうようなことはありません。

しかし、徐々にではありますが、社会も顧客ニーズも変化していきます。大企業病に罹った企業では、社員は考えることを放棄し、存在理由が分からないルールを遵守します。さらには、本来は顧客のためのルールだけであったのが、自社の都合によるルールが加わったとしても何も疑問に感じなくなってしまいます。

一条工務店には優秀な社員が多く存在していると思います。だからこそi-smartのように積極的に過去を捨て、新しい商品を開発しようという機運が出てきたのだと思います。

しかし、本質的に企業体質が変えられないまま、新商品を投入しても、それは見た目だけの革新に終わってしまうように思います。本質的な意味での革新は、これまであったルールのうち、真の意味で顧客のためのルールを作り出し、それを自社の強みとして経営を安定化させる体制作りが必要なのだと思います。その過程で、過去の遺物と化したルールについては根本的見直しが迫られるように思います。

i-smartはこれまでの一条工務店と一線を画した商品です。i-smartが一条工務店の病を治す特効薬になるか、延命治療薬に終わるかは、「一条ルール」のあり方によるとさえ思うのです。

私自身は、一時は一条工務店のこのような体質に対して不安を覚えました。しかし、一条工務店はi-smartで出てきた不備に対して、顧客の声を聞き、迅速且つ真摯に対応してくれました。一条工務店で長く勤めた方が「過去にはこのようなことはなかった」とも言っていました。

一条工務店の社員の中にも、自社の病状を客観的に理解し、「考えることを放棄する体質」を変えていこうという動きがあるのではないかと感じました。だからこそ、真摯に顧客の声に耳を傾け対応してくれているのだと思っています。そういったことが垣間見えてきたため、私も一条工務店のi-smartで建てようと決心することができました。

一条工務店には高い性能を誇る技術があります。そのような企業が、考えることを始めれば、i-smartはより良いものになり、企業はさらなる成長を果たし長期にわたって存続してくれる思っています。

こんなことを考えてしまったのですが、深読みのしすぎでしょうか??

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