【エコキュート詳説】電気代1ヶ月5千円オーバー?意外と高いエコキュートの電気代\(^o^)/

こんばんは。さすけです\(^o^)/

震災以降は、ガス併用を選択される方が増えたとは言えそれでも一条工務店で家を建てる方の多くがオール電化住宅を採用されている印象をもっています。

オール電化住宅には必ず取り付けられているのが「エコキュート」です。

エコキュートの電気代って気になったことありませんか?

でも、営業さんに聞いたり、ネットで調べたりしても、なんだかあいまいな回答ばかりのように感じています。

エコキュートの電気代っていくらくらいだと思いますか?まずはエコキュートにかかっている電気代を想像してみて下さい\(^o^)/

(追記:「エコキュートの消費電力と電気代:湯切れが心配!」を新規記事として追加しました)

我が家のエコキュートの電気代

前提条件として、我が家は2014年8月に子どもが生まれたので現在は夫婦+子ども2人の4人家族です。

ダイキン製370L標準タイプのエコキュートを使用しています。

お風呂は8月に子どもが生まれるまでは1日おきにお湯を入れ替えていましたが、長男が生まれてからは毎日お湯を入れ替えるようになりました。そのため風呂のお湯消費量は多くなっています。

それ以外は特に多くのお湯を使うこともなく、だからといって節水に務めているわけでもなく、一般的なお湯消費量と思います。

まず、我が家の直近1年のエコキュートが消費した電気代は

約3万5千円/年

でした\(^o^)/

予想していた金額と比べて高かったでしょうか?安かったでしょうか?

カタログと比較したエコキュートの電気代~エコキュートを売りたい側~

まずは、エコキュートを「売りたい人」が書いたエコキュートの電気代をご紹介します。

我が家のエコキュートの製造元であるダイキンはホームページ上では

 

エコキュートの電気代を年間1万6千円としていますが、実際にはその2倍以上の電気代がかかってしまっていたということになります。

もちろん、ダイキンも試算根拠は示していますが、実態とはかなりかけ離れているのかな~といいう印象です。

エコキュートを売ってほしくない人が求めた電気代~東邦ガスが計算するとめちゃ高!~

エコキュートが普及してほしくない人、それは「ガス会社」です^^;

ガス会社としては、オール電化住宅はいわば「敵」です。従来、給湯設備というのはガス会社の独壇場でした。

そのような状況に電力会社がエコキュートを開発し、さらにエコキュートを割安に運転可能な深夜電気料金、オール電化電気料金を設定することで殴り込みをかけてきたという経緯があります。

ある意味、親の仇なみににっくきエコキュートと言ったところが本音と思います。そんな中、エコキュートを敵対視する^^;東京ガス、大阪ガス、東邦ガスのうち、東邦ガスの試算に「エコキュート」の電気料金がありました。

これは、エコキュートの対抗馬としてガス会社が推しているエネファームの電気代の少なさを主張する資料です。

オール電化住宅の設定条件として、「エコキュート」が設置されていることが確認できます。

東邦ガスの試算によるとエコキュートを設置したオール電化住宅の年間電気代は31.9万円、対して従来のガス住宅の電気代+ガス代が30.0万円となっています。

ようするに、オール電化住宅は従来のガス併用住宅よりも割高だということになっています。さらには、エネファームをつければ、オール電化住宅との光熱費の差は年間8万円以上になると結論しています。

正直、実感とはかなり乖離した結果です。。。

先ほどの代金の年間のエコキュートの電気代16000円というのも大概な計算結果ですが、オール電化住宅とガス併用住宅で光熱費比較して、オール電化住宅の方が光熱費が高くなると言う計算もかなり無理があります。。。

計算をした担当者の心労を思うと、つらくなってきてしまうレベルです^^;;オール電化とガス併用住宅の光熱費を計算すると、現在の電気代とオール電化料金設定ではガス併用住宅よりもオール電化住宅の方が光熱費が安くなることは明らかです。これは実態としてそうなっていると思います。

エネファームを設置したケースでは、発電と発電によってできた温水をどの程度効率的に使えるかによって議論が必要です。ここではエネファームとエコキュートのどちらが優れていると言うことには触れないで起きます。

ただね。。。エコキュートの製造販売元のダイキンが計算したエコキュートの年間電気代は実態とは乖離したものでした。エネファームの電気代をガス会社が計算したらどういう結果になるかは、、、ご想像にお任せします^^

上記計算はエコキュート単体の電気代を示したものではありませんが、ダイキンがエコキュートを設置することで給湯に必要な光熱費が6万円節約できるという話と、東邦ガスが示すオール電化でエコキュートを設置した家は年間光熱費が2万円高くなると言う話は明らかに矛盾します。

ぶっちゃけ、計算する人によってシミュレーションの結果が大きく変わってきてし待っているのです。

そもそも、年間のエコキュートの電気代を示されても、どのように節約をすれば良いのかわかりにくいです。

そこで、我が家の実際のエコキュートに要した電気代のデータをベースに、エコキュートの電気代をもう少し掘り下げていきたいと思います\(^o^)/

夏と冬で10倍以上も違うエコキュートの電気代

我が家のエコキュートの電気代は年間3万5千円でした。では、月々のエコキュートの電気代はどうなっているのでしょうか?

エコキュートにかかった電気代のみを月ごとに集計した結果が下記となります。

上記計算では、消費電力量に時間帯別の電気料金単価を乗じて電気代を算出しています。電力単価として2015年1月末時点の電気料金単価を用いており、電気料金の値上がりの影響を受けないよう計算しています(2013年の電気料金も2015年単価で計算しています)。

上記のグラフ、8月のエコキュートによる電気代は1ヶ月でたったの500円程度です。

一方で、12月のエコキュート電気代は5000円を超えています。

このことから、エコキュートの電気代は夏と冬で約10倍も違ってきていることがわかります!

ちなみに一年間を通じてのお湯の使用量は

 

こんな感じで、8月に入ってからお湯の使用量が急激に増えているのは先ほど書いたとおり長男の出産に伴いお風呂の水を毎日入れ替えるようになったためです。

なぜ夏と冬でエコキュートの電気代は10倍も違っているのか?

エコキュートの電気代が夏と冬で10倍も違っているのにはいくつかの理由があります。何か1つだけの原因と言うよりも、下記の5つの要因が複合的に重なり合えった結果、冬場のエコキュートの効率を悪くし、電気料金を上昇させているのだと思います。

第一の理由:そもそもお湯の使用量が少ない

1つめの理由は我が家特有?と言うほどでもありませんが、夏場は風呂を沸かさずにシャワーですませてしまうことが多いためお湯の使用量そのものが少なくなっています

 

 第二の理由:お湯を沸かすのに使用するエネルギー量の違い

そして2つめの理由は、これまた言われてみれば当たり前で、夏は水道水の温度が20℃程度あるのに対して、冬場の水道水の水温は5℃程度です。エコキュートの貯湯タンクの湯温は約90℃となっており、夏場の20℃の水を90℃のお湯にするエネルギーに比べて、冬場の低い水温の水を90℃のお湯にする方が多くのエネルギーを使用してしまうというのが2つめの理由です

 

 第三の理由:同じ温度のお湯を作るのに使う熱湯の量の違い

さらに、3番目の理由として、エコキュートは魔法瓶のような構造の貯湯タンクに90℃のお湯を貯めておいて、使用時は90℃のお湯と水道水を混ぜて40℃程度の湯温にして使うことになります。

仮に夏場に40℃のお湯10Lを使った場合、90℃のお湯約3L、20℃の水約7Lを混ぜると、40℃のお湯10Lが作れます。

対して、冬場に40℃のお湯10Lを使うためには、90℃のお湯4L、5℃の水6Lを混ぜることで40℃のお湯10Lが作れます。

同じ40℃のお湯を使う場合でも冬の方が多くの熱湯を利用することになってしまいます。そのため、エコキュートが事前に作っておく熱湯の量が増えてしまうことで電気代が上昇します。

 

 第四の理由:お湯が冷める速度の違い

これまた、当たり前なことですが、夏場は外気温が25℃程度あります。一方冬は夜間は0℃前後に冷え込みます。魔法瓶とおなじような構造とは言え、外気温が大きく違う環境では深夜に90℃で沸かしたお湯も、お風呂に入る時間帯には冬の方がより冷めてしまっているのです。

結果として、第三の理由の熱湯と水の混合比で、さらに多くの熱湯が必要となり、結果的に冬の方がさらに多くの熱湯を沸かしておかなければならなくなります。

 

 第五の理由:ヒートポンプの性能(たぶんこの影響が大きい)

エコキュートはエアコンと同様ヒートポンプ式と呼ばれる方式でお湯を沸かしています。

このヒートポンプというのは、欲しい温度と外気の温度の温度差が少ないほど効率が高く、温度差が大きくなると効率が悪化するという特徴を持っています。

温度差が少ないほどヒートポンプの効率を示すCOPが高くなります。

冬の方が外気温が低くなるため、沸かしたい90℃との温度差は大きくなり、第二の理由で示したお湯の温度差に加えてヒートポンプの効率の悪化も加わって冬の方がより多くの電力を消費することになってしまいます。

 

毎日お風呂を沸かすと電気代はどれぐらい上がるの?:魔法びん浴槽の効果

エコキュートの電気代はなんとなくわかってきました。では具体的にどのような生活をするとエコキュートの電気代をどのぐらい下げることができるかについて考えてみたいと思います。

ここで面白いデータがあります。

我が家は8月に子どもが生まれました。それまでは毎日お風呂を沸かしてはいたのですが、お湯を入れ替えるのは1日おきで、水を入れ替えた翌日は沸かし直しでお風呂に入っていました。しかし、子どもが生まれてからは毎日お湯を入れ替えるようになり、沸かしなおしでお風呂に入ることがなくなりました。

そのため、偶然ではあるのですが「お風呂を毎日沸かした場合と沸かしなおした場合とでどの程度電気代を節約できるのか?」というのを調べることができました。

下記のグラフをご覧下さい。

 

 

5月~7月までは前年の同月比でエコキュートの電気代は減少傾向にありました。

しかし、8月に子どもが生まれてから、前年同月比1.4倍で推移するようになりました。

2014年と2013年でエコキュートの使い方の大きな違いは、やはり毎日お風呂の水を入れ替えるようになったことが大きいと思います。

もちろん、妻や子どもが1日家に居るようになったことも影響はあると思いますが、お湯の使用量には影響しないため、お風呂の入れ直しの影響とみて良いと思います。

よって、毎日お風呂を沸かした場合、1日おきに沸かしなおしてお風呂に入る場合に比べてエコキュートの電気代は1.4倍上昇すると言えそうです。

裏を返せば、毎日お風呂の水を捨てるのではなく、1日おきにお風呂の水を入れ替えるようにすることで、エコキュートの電気代を約三割節約することができます。

冬場のエコキュートの電気代は約5千円ですから、お風呂の水を1日おきに入れ替えるようにすることで月に1500円の節約ができることになります。

夏場はみんな汗をかいたりして若し直しのお湯は嫌だな~と思われるようであれば、夏はお湯を毎日入れ替えても全く問題ありません。夏場は、そもそもエコキュートの電気代が500円と安いため、節約できる料金は月にたったの150円にしかならないのです。もちろん、節水には効果がありますが、電気代の節約にはなりませんから、夏は水を入れ替えて問題ありません。

魔法びん浴槽あっての効果

ここで、お風呂の水を入れ替えた場合と、沸かし直しにした場合でなんで月に三割もエコキュートの電気代が変わってくるのか不思議に感じられる方もいらっしゃるかも知れません。

上記のお湯を1日おきに入れ替えることで三割の電気代節約ができるのは浴槽が保温性の高い「魔法瓶浴槽」の場合のみです。

というのも、通常の浴槽の場合、お風呂のお湯の温度は翌日の夜までに水道水の温度と同程度に下がってしまいます。そうなってしまえば、水道水からお湯を沸かしても、お風呂を沸かし治しても使用するエネルギーは同程度になるはずで、お湯を沸かし治すことで電気料金の節約はほとんどできないのです。この場合、5~10℃程度の水温から42℃まで水温を上げる必要が出てきます。よって、30℃程度水温を上げないとお風呂に入れないのです。

しかし、保温性の高い、いわゆる魔法瓶浴槽の場合、そして高断熱高気密住宅の場合、室温も高いため一旦沸かしたお湯は翌日でも概ね35℃程度になっており、沸かし直しをする場合は35℃から42℃程度の7℃程度水温を上げるだけでお風呂の適温にすることができるのです。

その結果、お湯の沸かし直しによってエコキュートの電気代を節約できるようになるのです。

まとめ

エコキュートの電気代を我が家のHEMS(自作)の結果から確認してみました。

結果として、エコキュートの電気代はダイキンなどが宣伝するほどには安くないことが確認できました。特に冬場は家の電気代のうち5千円近くをエコキュートの電気代が占めてしまうことがあることも確認できました。

ただし、先にも書いたように我が家は毎日お風呂の水を入れ替えていることによる影響も大きく、水を1日おきで入れ替えるようにすることで冬場のエコキュートの電気代を3千円程度に抑えることもできることがわかりました。

今回は月々の電気代ベースでエコキュートを見てきましたが、エコキュートの湯切れについて検証してみたいと思います\(^o^)/

(追記:この記事の続きとして「エコキュートの消費電力と電気代:湯切れが心配!」を新規記事として追加しました)

 

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