その家電の電気代いくらですか?消費電力まめ知識:消費電力1Wの電気代

こんばんは。さすけです。

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本日の本題に入ります^^

家を購入する際には家電も一緒に買い換える方が多いように思います。みなさん家電を購入する際に消費電力って気になりますよね。

ただ、最近は電気料金も値上げが続いていますから、電気代はできる限り安く抑えたいと思います。

一方で、消費電力が少ないいわゆる省エネ家電は、旧式の消費電力の大きな家電よりも割高だったりします。いったいどっちを購入した方がお得なのか良くわからない事ってありませんか??

また、冷蔵庫のように「1年間の電気代はいくら!」と書かれている家電も増えてきましたが、書かれていないことも多くあります。

そのような場合は、定格消費電力やら、年間消費電力、といった情報から電気代を考えなくてはいけなくなります。。。でも、よく分からないですよね。。。

しかし、何も考えていないと、加湿器1台で1ヶ月1万円の電気代を使ってしまったなんて事が起こってしまいます。。。

ということで、家電の消費電力と電気代の関係を簡単に計算する方法をまとめて見ることにしました^^

定格消費電力、最大消費電力、平均消費電力、待機時消費電力って何?

家電製品を購入する際、よく見かけることばに「定格消費電力」があります。

その他にも「最大消費電力」や「平均消費電力」、「待機時消費電力」なんていうものもあります。定格以外は比較的わかりやすいですよね。でも、一番多く見かけるのは、一番わかりにくい「定格消費電力」だったりします^^;

この定格消費電力は、良く誤解されるのですが「通常運転をしている場合の消費電力」ではありません。「定格消費電力」とは、家電の機能を最大限に使用した場合の消費電力のことを指しているのです!

ですから、例えば扇風機の定格消費電力というのは、「強風運転」の際の消費電力の事ですし、エアコンの定格消費電力であれば、強風運転時の消費電力を指しています。

ですから、例えばこちらにあるパナソニックの冷蔵庫の「定格消費電力」は102Wとなっていますが、年間消費電力量は270kWhとなっています。

仮に24時間365日、定格消費電力で冷蔵庫が稼働していたとしたら

102×24時間×365日÷1000=893.5kWh

の年間消費電力量になるはずですが、冷蔵庫が1回冷えてしまえば、フルパワーで動作する必要は無いため、実際には定格消費電力の3ぶんの1にあたる270kWh程度の電力しか消費しないと言うことになります^^

消費電力1Wの家電を24時間付けっぱなしにしたら電気代はいくら?

最も単純な例を考えます。消費電力1Wの家電があったとします。1Wというと待機電力など本当に僅かな消費電力のイメージです。

このような家電を1ヶ月付けっぱなしにした場合の消費電力量は

1W×24時間×30日(1ヶ月)=720Wh=0.7kWh

になります。1年ならば

1W×24時間×365日(1年)=8760Wh=8.76kWh

ということになります。

1時間当たりの電気代は、オール電化の場合時間帯電気料金になっていますが、1時間平均にならすと概ね25円/kWhとなります。よって、1Wの家電を1ヶ月付けっぱなしにした場合の電気代は

0.7kWh×25円=17.5円/月

となります。1年間ならば

8.76kWh×25円=219円/年

となります。消費電力1Wの電気代は月に20円、年間で200円程度という風に憶えておけば良いと思います。

あとは、実際の消費電力を上記の金額にかけ算をするだけで計算することができます^^

LED電球の電気代

簡易な例を考えてみます。現在は一条工務店がLED照明のキャンペーンをしているので、ダウンライト照明を採用される方が多いと思いマス。

例えば、60W相当のLEDダウンライトの消費電力は概ね7W程度と思います。

仮にこの電球を白熱電球で設置すれば60Wが消費されますから1ヶ月付けっぱなしにすると

60W×17.5円/月=1050円

となります。照明を24時間付けっぱなしにすることは無いと思いますので、例えば1日6時間程度使うとすると6時間÷24時間=0.25、すなわち4分の1の電気代と言うことになります。よって、1個の白熱電球の月の電気代は250円と計算できます。

我が家の場合、LEDダウンライト照明がリビングだけで10個付いているので、仮に白熱電球でダウンライト照明をするとそれだけで月の電気代は2500円となってしまいます(゜д゜)

これがLED照明だと24時間付けっぱなしでも

7W×17.5円/月=122.5円/月

となり、実際の使用時間を6時間とすると122.5÷4≒31円/月・1カ所、となります。よって10個のLED照明の電気代は10カ所分で1月310円程度になっていることがわかります。

ちなみに、蛍光灯タイプだと、消費電力は11W程度ですから

11W×17.5円/月=192.5円/月

となります。6時間使用の場合だと192.5÷4≒48円/月・1カ所、となります。1カ所当たり1ヶ月で約17円安くなっています。

10カ所のLED照明だと170円/月お得と言うことになります。1年だと約2000円となり、LED照明が寿命を迎えるとされる10年で約2万円お得となります。

蛍光灯照明の寿命は約6000時間程度とされていますが、実際には徐々に暗くなってきたりすることを考えて、500日に1回交換すると考えると、10年間の間に6回の交換が必要になります。1個の値段が800円程度とすると

800円×6回×10カ所=48000円

が電球の交換に要する費用です。これに電気代の差額2万円を加えて約7万円程度お得になります。10カ所で7万円、1カ所に月7000円だけ、LED照明のほうが安くなる計算です。

LEDダウンライトと蛍光灯ダウンライト本体価格の差額は、多分7000円では聞かないので、ぶっちゃけ電気代や運用コストを考えてもまだまだLED照明は割高だということがわかると思います。。。

我が家で採用したパナソニックせいで言えば、LEDダウンライトは大体1か所15000円程度、対して蛍光灯型のダウンライトであれば1か所電球込みで4000円程度と思います。差額は1万円以上となりますから、10年ではもとは取れそうにもありませんね^^;

ただ、頻繁な電球交換が不要であったり、暗くなっていく速度が遅いのでまあ良いかな〜と思っています^^;

と、ここでは照明の話ではなく、電気代の話がしたいので、ここまでにします。

このような形で1Wの電気代が分かればおおよその電気代の目星がつけられるようになります\(^o^)/

待機電力、最近は気にする必要ないです

こういう計算に一番なじみやすいのが、待機電力の話です。

一昔前のテレビやエアコンの待機電力は大体10W程度ありました。そういったテレビやエアコンの場合、1か月で17.5円×10W=175円の電気代がかかっていたということになります。

エアコンなんて、使う時期は限られているのに無駄に電気を消費してもったいないから、電源コンセントを抜きましょう、なんていう話もありました。さらにはテレビのコンセントを毎日抜くという人もいたかと思います。

しかし、最近の家電は待機電力をほとんど消費しないようになってきています。

たとえば、ダイキンのエアコンの場合は待機消費電力は0.1W以下とされています。また、シャープの液晶テレビの待機電力0.1Wです。

待機電力0.1Wということは、17.5円×0.1W≒2円/月、となります。

年間でも20円程度ですから、コンセントを抜き差しする労力を2円で買うと思えば、高くはないように思います^^;

意外と注意が必要な加湿器

床暖房を使い始めると、室内がどうしても乾燥してしまいます。

そこで、加湿器を使われる方が多いかと思います。この加湿器は種類によって意外と消費電力が大きいです。

加湿器は基本的に24時間稼働させることになると思いますので、上記の計算にもなじみやすいのでご紹介します。

最近の加湿器は「ハイブリッド式」と呼ばれるものが多くなっており、温風によって水蒸気を作る方式(温風方式)と単なる風によって水を気化させる気化式の2種類の方式を1台の加湿器で対応できるようにしているのがハイブリッド式です。

ここで問題は「温風運転」、多くの加湿器では「標準」または「パワフル」といったモードではこの温風運転が使われます。

通常、「標準モード」では室内の湿度が40%や50%といった設定湿度を超えると温風運転から気化運転に変わるのですが、床暖房で吹抜のあるような大きな空間ですとず~っと温風運転をし続けてしまうようなことがあります。

で、ハイブリッド加湿器の消費電力というのは、我が家で使用していた

のようなもので、温風宇運転を主体とする「標準モード」で使っていると470Wの消費電力になります。

これが、「ecoモード」を選択して強制的に気化式で運転させると14Wの消費電力ですみます。

そのため、仮に標準モードで運転した場合、1月の電気代は、470W×17.5円=8225円にも達してしまうのです!!

加湿器の電気代が月に8千円って。。。。とんでもない額ですよね。。。

しかし、ecoモードを選択していれば14W×17.5円=245円となります。

加湿器を24時間フル稼働させるかどうかなどは別として、こんな風に消費電力さえわかれば、月の電気代の目安を立てることができて、使い方をうまくコントロールすることができるようになります^^

ちなみに、我が家ではタンクの水をもっと長持ちさせたいこともあって

こちらに買い換えをおこないました。パナソニックのこちらの加湿器は完全気化式なので、弱運転で気化量が750ml/時と、それ以前まで使っていたダイニチの加湿器(標準モードで860ml/時)とほぼ同等の性能ながら、消費電力が12Wの機種に買い換えを行いました!本体価格は高いですが数ヶ月で電気代の元が取れる計算です^^

ダイニチの加湿器は寝室でecoモード限定で使うことにしました。

こんな風に、意外なところにとんでもない電気代がかかっていることもあるので、電気代の計算が簡単に行えるようになっておくと便利です^^

 

まとめ

ということで、消費電力1Wの電気代は24時間付けっぱなしで約20円、年間で約200円と思っておけば良いと思います^^

もしも、家電を買う際に省エネタイプの方が少しだけ割高だったりした場合は、この計算で家電の使用頻度なども考えて計算してみるのも良いかと思います^^

ここでは、計算を簡単にするために日中電力や深夜電力の計算はせず、あくまでざっくりの計算である事には注意をして下さい。