地震保険は知らないことだらけ&少し愚痴

こんばんは。さすけです。

先日、東京海上日動から保険の見積もりが送られてきました。
ということで、本日は保険について書きたいと思います\(^o^)/

本来なら、火災保険について詳しく書きたいと思うのですが、諸事情によりまだ理解が十分ではなく、書くことができません。本日は、比較的すっきりした地震保険について書こうと思います。

東京海上日動からかなり前に見積が送られてきていて、先日東京海上日動の担当者の方から電話をいただきました。で、保険の仕組みを聞いていて、ぶっちゃけ、地震保険の仕組みって聞くまで、もの凄く適当にしか理解できていなかったのだと思いました。

なんとなく、去年の津波被害などを見ていて地震保険には入らなくちゃだめだな~なんて思っていたわけですが、今回得た理解として「地震保険は損害を復旧する為の保険ではない」ということが一番大きな収穫でした。(常識ですか?)

最後に、すこ~し愚痴が入りますがその点はご容赦下さい^^;

注意:以下の理解は私が東京海上日動の担当者の方から聞いたお話を元に私の理解で書いています。正しい情報は直接東京海上日動にお問い合わせ下さい。

* 地震保険と火災保険の違い:保険金額が半額
これはご存じの方も多いと思いますが、地震保険は評価額の半額までしか保険をかけることができません。
我が家の場合評価額が3600万円なので、半額の1800万円が地震保険をかけることができる上限となります。また、保険金額の上限も5000万円までに制限されています。

評価額の半額までしかかけられない理由は、通常の火災であれば同時に多数の火災が発生することはほとんどありませんが、地震の場合はその被害が甚大で、昨年の東日本大震災のケースでは1兆2000億円を超えるようなケースも出てくるため、保険支払い額を抑えるためにこのような仕組みとなっています。この規模の金額になると、一企業に過ぎない保険会社が責任を負えなくなるケースが発生するため、国が最終的な責任を負う「再保険」という仕組みを使って、仮に被害が甚大で保険会社が倒産した場合でも保証される仕組みを取っています。

で、私が知らなかったこととして、一般的な火災で家が焼失した場合は3600万円を上限として、「その時点における復元費用」が支払われるとのことでしたが、地震に伴う火災で家が焼失した場合は「住宅の状態に応じて、時価評価から計算された「見舞金」が支払われる」とのことでした。

意味分かりますか?我が家を建設するには3600万円の費用がかかりますが、一般的な火災で全てが消失した場合、「同程度の家を建てるのに必要な費用」が3600万円を上限として支払われるのです。

対して、地震に伴う火災で家が焼失した場合は、地震保険の支払い上限である1800万円の見舞金が支払われるのです。

これは、火災保険と地震保険の目的の違いによると考えられます。火災保険は「家がなくなった場合に元通りに復元するのに要する費用」を保証してもらうことを目的としています。対して、地震保険は、「地震で家がなくなってしまった後の生活の安定を保つ為の資金を得ること」を保証してもらうことを目的にしているのです。よって、その性格が全く異なっているのです。

* 全損、半損、一部損
ここで重要なことは、一般的な火災であれば、引き渡しの翌日に火災で全焼しても、35年後に火災で全焼しても、住宅の時価評価額に関係なく「同程度の家」を立て替えるのに必要な費用が支払われるのです。同程度の定義については後ほど。

対して、地震保険で支払われのは1800万円を上限とした「見舞金」なのです。
見舞金の金額は、住宅の時価額を基準として計算されます。すなわち、火災保険では「同程度の家」を立て替えるのに3600万円かかるならば、築年数にかかわらず3600万円が支払われます。このとき、家の時価は関係なく復元にかかる費用が支払われるのです。

対して地震保険は、減価償却率1.5%/年で計算される時価額に基づいて計算された家の時価に基づいて判定が行われます。要するに3600万円の家の価値は1年経過すると3600万円×98.5%=3546万円の価値に目減りしているとして評価されるのです。

見舞金は3600万円の評価額の我が家の場合
・ 全損の場合:100%(1800万円が上限)
・ 半損の場合:50%(900万円が上限)
・ 一部損壊の場合:5%(180万円が上限)
が支払われるとのことでした。支払いパターンはこの3パターンだけなのです。一部損壊よりも被害が大きいから基準の10%(360万円)の保険金が支払われると言うことは無いとのことでした。地震の被害を細かく算定することは非常に困難なため評価を簡素化していると理解できます。

* 全損とは何か?
地震保険ではしばしば言われる都市伝説として、地震に伴う火災で家が焼失したけれど、柱が1本残っていたために半損判定がなされ、保険金が半額しか支払われなかった等という話しがあります。

地震保険における全損の基準とは何かについても確認しました。
i-smartを例にすると全損、半損、一部損の基準は、「地震損害認定基準表」というものに記載された「枠組み壁工法損害認定基準表」に従って、判断されるとのことでした。

損壊基準には2種類あり
家財の損害額が時価の80%以上の場合 
が全損と見なされる条件となります。

時価額の計算は、減価償却率1.5%/年で計算すれば良いとのことだったので、仮に35年後であれば
3600万円×0.59=2124万年
となり、全損と判定されるためには時価額で1700万円以上の損害が生じた場合に全損と見なされます。新築後すぐに地震が発生して3600万円×0.8=2880万円以上の損害で全損と判定されます。

もう一つ、時価額を用いない基準として
・ 外壁が25%を超える損壊
・ 内壁が15%を超える損壊
・ 基礎が35%を超える損壊
・ 屋根が55%を超える損壊
の場合に全損と認定されるとなっています。

ようするに、外壁が25%崩壊して、内壁が15%崩れ、基礎が35%消失して、屋根が55%崩落した家は半損判定となることになります。
少なくとも、柱一本残っていたから半損と言うことはないようですが、少なくとも到底人が住めない家も半損と判定されることはあるようです。

ちなみにi-smartのような枠組み工法は修理が大変なため、比較的甘い判定基準になっているように思います。軸組工法の場合などは、「基礎が半分損壊して、屋根が半分崩れ落ちて、外壁が70%無い状態」であっても半損判定です。

なんというか、「全」とか「半」とか言う名前はやめた方が良いと思いました。。。
で、この基準については全ての保険会社で同一の基準となっているとのことで東京海上だけが極端にひどいと言うことは無いようでした。

地震は保険会社にとって一番のリスク要因ですから、まあ仕方ないのかも知れません。

こうして、全損、半損、一部損の判定を受けた後、被害に応じた「見舞金」が支払われる仕組みになっているとのことでした。

* どこからどこまでが地震の被害?
では、どのような条件であれば火災保険の対象であって、どのようなケースでは地震保険になってしまうのでしょうか?

例として、我が家の近くで震度6強クラスの大地震があったとします。幸い我が家は無傷で住みました。しかし、道路に埋設されたガス管等のライフラインはぼろぼろです。
ケース1:震災当日に破壊されたガス管からガス漏れが発生し、そこに引火、我が家も全焼
ケース2:震災から1ヶ月経過したとき、地震際にできたガス管の亀裂が開き、ガス漏れに引火、我が家が全焼してしまいました。

ケース1は、火災保険ではなく地震保険のカバー範囲になることは理解できます。ではケース2はどうなのでしょうか?1ヶ月後だとどうなのでしょう?

そこで、どのような条件で地震の被害と言えるのかについて確認しました。
ここはあくまで仮定の話しで実際の基準とは異なる可能性があることには注意して下さい。
一応聞いた話しをもとに私の理解を書きます。

地震保険の対応になるケース
・ 地震当日にガス漏れ、家が全焼
・ 地震当日に甚大な被害を受けた地域で、隣の家が火災になり延焼して自分の家も全焼

たぶん地震保険になる可能性が高いケース
・ 甚大な被災地にあって、震災翌日から10日目までの間に、自宅のガス漏れに引火し、出火
メモ:
震災翌日から10日目までの被害は火災保険でカバーできない可能性が高いとのこと

たぶん火災保険の可能性が高いケース
・ 甚大な被災地にあって、震災から11日目以降に自宅のガス漏れに引火し、出火
・ 震災当日以降で、停電になり、ろうそくで明かりを採っていて寝てしまい出火
メモ:意外だったのは停電等間接的な要因による出火は火災保険になるらしいこと

火災保険になるケース
・ 甚大な被災地に位置していたが自宅は無事だった。しかし、震災当日にストーブを付けっぱなしにして出火
・ 甚大な被災地にあり、家が一部損壊したが、震災当日に家に泊まっていて寝たばこをして出火
メモ:被災地にあっても、地震と全く無関係な火災は火災保険でカバーされるとのこと、ただし地震との因果関係がないことを調査する必要がある。

以上が今回電話で聞いた地震保険の内容になります。

っていうか、上記のようなことって常識なのでしょうか。。。地震保険とかまじめに考えたことがなかったです。。。

* 以下は単なる愚痴です。
東京海上日動からは、合計3回電話をもらいました。
1回目の電話では、突然電話がかかってきて「地震保険のことで質問ありますか?」と聞かれたので、少し話しを聞いていました。で、気になったこととして、家の評価額3600万円となっていたので、なぜ3600万円と評価したのか聞いていたのです。そうこうするうちに、評価額をちょ~適当に決めている、というか、一条工務店から聞いた見積だけをもとに決めました!的なことを言い出しました。インテリア一条から購入したエアコンの金額は評価額に含まれていないけれど、保険でカバーできると言うのです???現時点では私自身もまだまだ理解できていなくてうまく伝えられないのですが、絶対におかしいのです。役所への申請費用って保険の対象範囲なのでしょうか??考えれば考える程意味が分からず、でも聞いても回答も得られずイライラしてしまいました。。。

後日電話をしてくれることになり、2回目の電話がかかってきました。
今回は前回とは違う男性の方からの電話でした。印象はしょっぱなから高圧的な印象です。
電話をして来て、すぐに 「お客様と私どもの担当者との電話でのやりとりの録音を確認させていただいたのですが」などと言われてしまいました。。。録音を聞いて回答してくれるなら良かったのですが、オマエの言っていることは録音を聞いても意味分からん、という対応をされてしまい益々イライラ。。。

最後は「うちは保険を受けるのが仕事で評価額とか分からないから一条保険サービスに聞いてくれ」と言われました。じゃあ連絡先を教えてと言ったら「一条工務店の営業に聞いてくれ」とか言われて匙を投げられて、、、と、益々おかしな方向になっていました。。。。

ごめんなさい。私は多分クレーマー判定されました。。。(>_<)

まあね。たまにあるんです。私は電話がどうも苦手です。特に、私がわからないことを教えてもらうための電話がとても苦手です。

私は、気になることがあると理解できるまで前に進めなくなってしまいます。なので、同じような質問を何度もして、結局どういうことなのかを理解しようとするのですが、短気なのかなんなのか分からないのですが、とても感じが悪い電話になります。自分でも分かっているんです。でも、分からないことがあるとイライラしてきてしまって、「理解できないです」を連発することになってしまうのです。。。

そうこうしているうちに、今回のように相手までイライラして来たりすると収集が付かなくなってしまうのです。で、匙を投げられる、と。

はい。愚痴は終了です。で、結局一条工務店にも問い合わせて、東京海上にも食い下がって、3回目の電話をもらいました。今回は説明をしてくれる姿勢を見せてくれて、1時間以上電話で質問しましたが私が分からないことに対して丁寧に質問に答えてくれました\(^o^)/
面倒な客でごめんなさい。でも、35年にわたる保険ですからこっちとしては十分理解して保険をかけたいのですよ。