お金の話、しちゃダメですか?見積を公開する意味

こんばんは。さすけです。

先日、私が見積をブログで紹介したのと前後してneronaさんかっちゃんさんあっちょさんも見積を公開していました\(^o^)/
かっちゃんさんは限定記事でしたので、まずいようでしたらおっしゃってください。

i-smart,i-cube,セゾンA、と色々なパターンの費用がわかるのって、建てた後でも、そこにそんなにかかるのか~と目から鱗なことが多いですね。

本日は、あまり興味ないかと思いますが、私が何故お金の話をするのか、それをすることが良いと思ってやっているのですが、なぜそう思うのかを書いてみたいと思います。

というのも、お金の話ってなかなか聞きづらいし、言っていいのか分からなくてちょっと不安になりますよね。私の所にも、見積額を公開してから特定の意見を持ったメッセージを複数いただくようになりました。それは、「見積を公開するなんて迷惑な行為はやめるべきだ」というものです。相手がお一人なのか、複数の方なのかはブログという匿名の向こう側の話なので私には分かりません。

ただ、おそらくそういう意見を持たれる方も多いであろうことは理解できます。それでも、やはり私はお金の話はできる限り細かく公開するという方針を変えるつもりはありません。

あ、それから私に批判を寄せていただくことは歓迎です。というか大歓迎です。批判を受けると言うことは、私が書いたものに反論をする価値があるのだと思えるからです。価値の無いものは批判もされず無視されるだけです。なので、厳しい批判であってもそれは大歓迎なのです\(^o^)/(←変態じゃ無いですよ^^;)

「嫌なら見るな」などというケチなことを私は言いません。オープンな場にブログをアップしているのは私ですし、ブログランキングに参加して多くの方の目にとまるようにしているのも私です。なので、私のブログは嫌な方も見て下さい\(^o^)/

ただ、できれば理由をあわせて批判して貰えると嬉しいです^^

話がそれました。本日は私がお金の話を今後も書きますよ、という宣言をするためのブログです。なので、大半の方には興味が無いと思うので、その場合は下をポチッとしていただいて他の方のブログを見ていただければ幸いです\(^o^)/

多くの方が見積などをブログで書かないのはいくつかの理由があると思っています。大抵は何となく、と言うことだと思いますが、その中身は、
・ 自分の財布の中身を知られるようで不安
・ ハウスメーカーや、営業の方の迷惑になってしまうのでは無いか?
と言ったところが大きな所と思います。

でも、私はそんなことは無いと思っています!!
私は家にかかった費用の話をすることは、これから家を建てられる方はもちろん、ハウスメーカー、営業の方、そして回り回って自分自身の為にも役立つものだと思っています。

なぜ私がそんなことを考えるのかを書いていきたいと思います。

* 見積額から自分の財布の中身を予想されてしまわないか?
1点目の家の価格から家計を予想できるかと言うことですが、予想できないと思います。見積額から見て取ることができるのはその人の価値観だと思います。

だって、住宅ローンが組めれば収入にかかわらずどのハウスメーカーの家でも大抵は建てられます。あとは、自分が「家」というものにいくら掛けたいと思うかだと思います。家にお金を掛けるよりも、毎年海外旅行に行った方が良いと考える人もいれば、毎日を過ごす家にお金を掛けて、その他は質素に生活するという価値観の人もいる、というだけのことのように思います。

ということで、別に見積をアップしたからと言って自分の収入を言うようなことにはならないと思います^^

* 営業の方、ハウスメーカーに迷惑にならないか?怒られてしまわないか?
続いて、「見積額をアップすると営業の方やハウスメーカーに迷惑がかかってしまいそう」ということについて考えてみたいと思います。

まず最初に、私はこの考え方に強い違和感を覚えます。だってですよ。金額が分かると売れなくなるものっておかしいと思いませんか?
金額が知られてしまうと売れないと言うことは、金額に見合う価値が無いと言うことを意味しています。少なくとも一条工務店の家は金額に見合った価値を持っていると私は思っています。そうじゃなければ、わざわざ高い家を買ったりしません。

だから、見積もりを公開しても一条工務店に迷惑がかかることはありえないと思っています。

いや、商習慣というものがあって~、とか、そうはいっても金額で見られてしまって~、というのもわかっています。それでも、やっぱりそんなのおかしいと思うのです。

で、金額に見合わない商品を販売すると言うのは、不必要に高く家を売るといったような詐欺的な意味ではなく、「相手の価値観を無視した販売を行う場合」が多く含まれていると思います。顧客の価値観は多様です。(ここで、欠陥住宅のような家は無視します。)
・ 有名なメーカーの家が欲しい
・ 斬新なデザインの家が欲しい
・ 温かい家が欲しい
・ 安い家が欲しい
・ 地震に強い家が欲しい
と様々なニーズがあると思います。それぞれ、金額が違ってくることは当然ですし、ハウスメーカーごと、工務店ごとに得意不得意があると思うのです。

それぞれの得意なハウスメーカーが顧客のニーズを踏まえて家を売るのが両者にとって一番だと思うのです。で、あるならば最初から金額が分かっていた方がすっきりしていいと思うのです。

私の価値観にぴったり来る、自分が欲しいと思えるものを目の前にぶら下げられたら、私はがんばれるのです。でも、私が欲しくないものにはびた一文払いたくないのです。

で、私が頑張るためには目標が必要です。目標とは価格です。価格が分からないとどの程度がんばれば良いのか分からないのです。だからこそ、最初から金額を知りたいと思うのです。

ただ、ここまでの説明は「見積額を公開しても良い」とは言えても、「見積額を公開した方が良い」とまでは言えません。私が、なぜ価格をオープンにしてしまった方が良いと思っているのかを書いていきます。

* 世の中の変化
なんていうと大げさですが、おそらく、そう遠くない将来には家の価格はかなりオープンになると思っています。まず、企画住宅のようなものが増えているため、金額をオープンにしやすい環境になってきています。

そして、どこかの段階で住宅価格コムのようなビジネスが起こると思います。というか、現時点で存在しないことが不思議なくらいです。

そうなったら、完全なコスト競争に突入です。いやおうなしに住宅価格はすべてオープンになってしまうのです。で、そうなると、「安くて一定の安全性」
を確保したローコスト住宅
「高気密工断熱、スマートハウス」といった高性能住宅 の二極化が一気に進むと思っています。

前者はタマホームアイダ設計のような中堅以上のいわゆるローコストハウスメーカーがだけが生き残れると思います。で、もうひとつの生き残り戦略としては価格競争に巻き込まれないよう高性能住宅を販売する路線です。これには多くの研究開発費、特許維持費用などがかかるため値段は安くできないけれど、高性能な住宅を提供する路線です。

余談ですが、私の個人的な想像では、徹底した価格競争の中では小さな工務店などは生き残れないように思うのです。そして、高性能住宅路線も研究開発費をつぎ込めないため生き残る道がありません。 町の工務店が生き残れるとしたらこれらの下請けになるか、サービスに特化するしか無いのだろうと思っています。私達のまわりに町の電気屋さんが姿を消して久しいですが、住宅に着いてもそれと同じ現象が起こると思います。 残酷ではありますが、受け入れて対策をとらないと大変なことになってしまうのではないかと勝手に思っています。

そして、私が選んだ一条工務店に関して言えばどう考えても高性能住宅路線を取っているように思うのです。で、おそらくは高性能路線の中でコストパフォーマンスが良い、という路線なのだと思います。

で、このような市場の変化は遅かれ早かれ起こると思います。そのときになって初めて価格がオープンになったらどうでしょうか?多分遅すぎると思うのです。如何に早い段階で価格をオープンにするかが重要になってくると思います。早い段階で価格がわかりやすくて、「その程度の値段」の住宅メーカーと認知されていれば、後々はるかに安いハウスメーカーの価格がオープンになっても痛手はほとんどないと思います。

別に私が自分の家の価格をオープンに下からと言って何が変わると言うことはありません。でも、それがきっかけの一つにでもなって、多くの方が価格をオープンにし始めたら、どうでしょう?

営業の方にとっても、「ネットで書かれているとおり我が社で家を建てると~円くらいかかります、でも~という良い点があるからこそ受け入れられています」といった具合で、変に腹の探りあいがなくなって効率的になると思います。

私は自分が家を建てる前に色々な本を読みました。そして、それらの本の多くには「見積は柱一本単位で細かく出してもらいましょう」という記述を多く見かけました。最初は、確かにそれならば明朗会計だよね?と思ったこともありました。しかし、今は全く逆の意見です。そんなもの見せられても私にはさっぱり分かりません!!

そうではなくて、結局どういう家が総額いくらで建つのか?そこが重要なのだと思います。そういう意味でも着手承諾をしたあとの見積が役に立ててもらえるのでは無いかと思い公開してみました\(^o^)/

あんまり誰もやらなかったら、ちょっと楽しそうだからハウスメーカー別の公開済み見積を集めて記事にしてみようかな~面白そうじゃ無いですかね?