フィレンツェに行ったら是非宿泊してみて欲しいホテル「Villa Cora(ヴィラコーラ)」

こんばんは。さすけです。

今回は家とは全く関係のない話題です^^

「いつまでもあると思うな親と金」ということで、先日10日間父を連れてイタリア旅行に行ってきました!

あ、ちなみに母は中学時代に亡くなっているので、母親を連れて行ってあげなかった分けではありません^^;

父は昔からイタリアに行ってみたいと話していました。ただ、父は英語は全くできませんので一人で海外に行ってきてというのもできないので、私も通訳兼ガイドとして同行しました!

本来は妻と子どもも一緒に連れてきたかったのですが、まだ子どもが小さいので長距離のフライトは難しいこともありあきらめていたのですが、妻の勧めがあって今回の旅行をプレゼントすることになりました^^妻には本当に感謝です。

イタリア旅行は、ブリュッセル経由でローマから入って、フィレンツェ、そしてナポリという、かなり王道ルートを通っての観光になりました。

イタリア旅行記を書いたら大変な長さになってしまいますし、イタリアは観光立国ということもあって、私よりもずっと詳しい方がたくさん情報をアップされていますので、観光地の情報をなどについてはそちらをご覧下さい\(^o^)/

今回、ローマから移動して入ったフィレンツェは町も素晴らしかったですが、3泊宿泊したVilla Cora(ヴィラ・コーラ)が非常に良かったのでご紹介したいと思います!


ルネサンス文化の中心地フィレンツェ

ホテルの情報に入る前にフィレンツェのご紹介です^^

フィレンツェは14世紀当時に3万人もの労働者を抱える大財閥メディチ家が統治した町になります。14世紀当時のメディチ家はフィレンツェだけではなく周辺のトスカーナ地方全体を支配するほどの勢力を誇っており、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ボッティチェリ、そしてミケランジェロなど多くの芸術家のパトロンとして支援することでルネサンス芸術を開花させたことでも知られています。

フィレンツェの街はフィレンツェ歴史地区としてユネスコ世界遺産に登録されています。

ツアーなどで行くと日帰り、または1泊程度で見学することが多い様ですが、治安も比較的良く(バスにはスリがいましたが。。。)また、主な観光地が集まっているフィレンツェ中心部は端から端まで歩いても1時間程度と町歩きをするにもローマほど広すぎず、かといって歩くたびに新しい発見もあって楽しく町歩きができるサイズと思います。

絵画や芸術に関心がある方はご存じと思いますが、メディチ家が蒐集したルネサンス芸術を展示したウフィッツィ美術館があり、ボッティチェリのビーナスの誕生、

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そしてレオナルド・ダ・ヴィンチの受胎告知など、多数の絵画を実際に見ることができます。

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フィレンツェにはウフィッツィ美術館以外にも多数の美術館があり、例えばウフィッツィ美術館からも十分に歩いて行けるアカデミア美術館に行けばミケランジェロのダヴィデ像なども見ることができます。

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美術館巡りや町歩きなどをすると、1日では到底見切れません。世界的な観光地ですから値段の安いホテルからかなり高級なホテルまで多数のホテルがあります。

今回は父親の喜寿のお祝いということもあり、ちょっと奮発して19世紀に建てられた貴族の館を改装したヴィラコーラというホテルに宿泊しました。

ホテル ヴィラ・コーラ

貴族の館を改築した小さなホテル

今回宿泊したホテル ヴィラコーラのコンシェルジュの方に聞いたところではもともとは19世紀にドイツ人の男爵が住まいとして建てた邸宅をホテルに改築して使用しています。ホテルとしての歴史も古く、うまく聞き取れませんでしたが70年ほどとのことだったと思います。

あと、昭和天皇や秋篠宮も宿泊されたことがあるとのことでした(゜д゜)

おそらくは、町から少し離れていることからセキュリティを維持しやすいことも理由と思います??

外観は下の写真の様に「館」という感じです。ほぼ正方形の形をしていて、それほど大きいわけではありません。

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まずは気になる宿泊費:1泊おおよそ6万円

ホテルの詳細を書く前にやっぱり宿泊費が気になるかと思います!

今回宿泊したVilla Coraの宿泊費は、今回私と父が宿泊した最も安いクラシックルームと呼ばれる部屋で、10月の価格は通常価格400ユーロ(約52000円)、前払いでキャンセル不可の予約の場合10%引きになって、360ユーロ(約4万7千円)となっています。また、ヴィラコーラでは部屋料金に朝食料金は含まれていないため、別途朝食代1人35ユーロがかかります。朝食代が高い!と思われるかも知れませんが、これは後で書きますが、是非付けることをお勧めします!この他に10%の税金がかかるので、2人で1拍朝食付きの場合、通常料金で1泊517ユーロ(約6万7千円)となります。キャンセル不可の予約の場合で473ユーロ(約6万1000円)となります。

今回はクレジットカードの特典で朝食料金は無料になったので、1泊の宿泊料金は朝食込みで2人で440ユーロ(5万7千円)となりました。

Expediaなど海外ホテルの予約サイトで予約した場合は、私と同じ時期に宿泊した場合で1泊朝食なし税込み62000円となっていたの朝食代35ユーロ×2(税込み約1万円)を考えると、Villa Coraの場合はホテルに直接予約した方が割安かな?と思います。

これは春・秋の料金で、観光ピークシーズンの料金は1泊+1万円程度、逆に10月後半から4月までのオフシーズン料金だと1泊の通常価格が350ユーロ、キャンセルなしの場合で315ユーロとなります。朝食や税金込みで通常価格462ユーロ、キャンセル無しで423ユーロ(約5万5千円)と少し安くなります。

う~ん。。。改めて計算して見るとなかなか高いですね^^;

新婚旅行や何かの記念日などに使うと良いかと思います^^

今回宿泊していた他の宿泊者とバスで同乗した際に話していたのですが、アメリカから来た夫婦2組とドイツから来られた夫婦は、みなさん新婚旅行、結婚10年目の記念、退職のお祝いといったように記念日に宿泊しているようでした。

見学者も来るロビーの装飾

このホテルに宿泊したら、まず驚かされるのがその内装と思います。

入り口から入ると奥に広がるバロック様式特有の重厚な装飾に圧倒されること間違い無しです!

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まるで美術館の中にあるホテルのようです。また、ホールや部屋に置かれている調度品の多くが貴族の館であった19世紀当時のものをそのまま利用しているとのことでした!

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これぞヨーロッパ!と言う感じのきらびやかな装飾です。一歩間違うとかなり金ぴかにも見えてきます^^;

メインホールの隣には「カードルーム」と呼ばれる部屋もありますが、下のように紫のソファーが配置されていて、

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そして、上を見上げると天井にはフレスコ画が描かれています。

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ツアーなどで見学が来ることもあるようです。

これらのホールにはそれぞれソファーが配置されていて、ホールの入り口には下の写真のように屋台のようにコーヒーとお水が置かれていて、好きなときに自分で入れてホールのソファーで飲むことができます。

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まさに豪華絢爛という言葉がぴったりくるような内装です!

屋外にはプールもあります。コンシェルジュの方いわく、27℃に温められた温水プールだから今の時期(外気温18℃)でも入れます、ということを言っていましたが、絶対寒いと思います。入っている方もいましたが^^;

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プールの脇にはこのホテルのメインダイニングとなるレストランが併設されています。

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ヴィラコーラは庭の草木もよく手入れされていて、歩道にはゴミはもちろん、枯れ葉もほとんど落ちていませんでした。

散歩、と言うほど広い庭ではありませんが、天気が良ければ先ほどのコーヒーを持って一休みにはちょうど良いサイズです。

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部屋には天蓋付きのベッド・・・これは父親と泊まるホテルじゃない(´Д`)

ヴィラコーラーには、大きくスイートルーム、デラックスルーム、クラシックルームの3種類があり、値段が最も高いのがスイート、そして安いのがクラシックルームとなっています。デラックスルームとクラシックルームは値段差が50ユーロほどありますが、部屋にテラスがあるため、デラックスルームにして欲しかったのですが、残念ながら満室とのことでした。

部屋はそれほど広くもなく、だからといって狭いというほどでもない感じでほどよい広さと言った感じでした。

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部屋の内装はホールに比べるとシンプルですが、一般にはかなり装飾が行われています。また、至る所に薔薇があしらわれていて、ベッドの天蓋にも薔薇があしらわれていました。。。これ父親と泊まるホテルじゃない^^;

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バストイレはシンプルで、バスタブ付きなのでお風呂に入ることができます\(^o^)/

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小さなウォークインクローゼットもあり、ここに衣類などを収納できます。

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部屋からはフィレンツェの町が見える

今回、宿泊予約の際にフィレンツェの町側の眺めの良い部屋をリクエストしておいたのですが、希望通りにフィレンツェの町側の部屋を手配してくれて、フィレンツェの町並みが見える部屋となっていました。今回宿泊したのは201という部屋で、日本で言う3階に当たる部屋であるため、目の前の木がやや視界を遮ってしまいますが、十分な見晴らしです。

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フィレンツェの町並みを一望できる屋上テラス

また、部屋からではありませんが5階には夏はバーとして使われるテラスがありここからはフィレンツェの町並みが一望できますので、是非宿泊されたら行ってみてください!

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昼間の風景も良いですが、海外だと治安などの不安もありなかなか見ることができない夜景もホテルの屋上ですからそういった心配なく一望できます。

夏場は屋上でお酒も飲めるので、フィレンツェの夜景を眺めながらゆっくりすることもできます。

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バーが開いていない時期でも、屋上テラスにもソファーなどがありますので防寒対策をして、少しフィレンツェの町を眺めるなども楽しいかも知れません。

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Villa Coraでは是非朝食を!

1人35ユーロは高いけど是非食べてみて

最初の宿泊料金の所で書いた様に、ヴィラコーラでは宿泊料金とは別に朝食料金が必要となります。

普段出張で泊まるビジネスホテルなら、ホテルの高い朝食なんていらない!と思うところなのですが、これは騙されたと思って是非付けてみて下さい!

ヴィラコーラでの朝食は、先ほど紹介したホール部分に隣接した部屋に準備されています。希望すればホールでも朝食を食べることができます。

基本はビュッフェスタイル

朝食は基本ビュッフェとなっています。下の写真がビュッフェの一部ですが、フィレンツェがあるトスカーナ地方のチーズやハム、そして野菜などが並んでいます。

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チーズの種類も豊富で下の写真のように大きなチーズから好きなだけ切り取って食べることができます。

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バターやヨーグルトのような冷たいものは下の写真の様に並んでいます。

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私は下の写真のチーズがおいしくて毎日食べていました。

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モッツァレラチーズも作りたてがそのままおいてあるので好きなだけ食べることができます。

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下の写真はデザートコーナーです。私はその前に食べきれなくなってしまいました^^;;

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食べきれないので、ちょっとずつ持ってきました。

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さらに温かいものや好みのものはオーダーで

ヴィラコーラーではビュッフェの他にホテルの人がメニューも持ってきてくれてここから好きなものを好きなだけ頼むことができます!好きなだけと言われてもそんなに食べられないのですが^^;

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メニューにあるものはどれを頼んでも料金が追加になることはありません^^

左のページにあるのはジュースで、上の方はオレンジジュースやグレープフルーツジュースと行った普通のジュースですが、これも絞りたてで非常においしかったです。

下の方には、モーニングローズ(朝の薔薇)や、エバーグリーン(常緑樹)、ウェークアップエクストラクター(目覚めの抽出?とでも訳すのでしょうか??)といった変わった名前の付いたオリジナルドリンクも選べます。

右ページは、焼きたてのパンやマフィンが並んでいて一番下にワッフルがあります。

次のページには卵料理やパルマ産の生ハムの盛り合わせ、そして定番のオムレツなどを選ぶことができます。

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とりあえず、ワッフルと生ハムをお願いしました。

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生ハムがてんこ盛りで来たので食べきるのが大変でした。。。

翌日は少し学習して、お勧めのハムとチーズを少なめでとお願いした結果、ちょっとずつてんこ盛りで来ました^^;

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ヴィラコーラーの朝食は種類の多さも十分ですし、どれも非常においしかったです。

ヴィラコーラの場所とフィレンツェ中心部の往復

ホテルのシャトルバスが運行

ヴィラコーラはフィレンツェ中心部から約4kmの場所に位置しています。下の地図にあるようにフィレンツェの中心部はアルノ川の北側に位置していますが、ヴィラコーラは南側の高台に位置しています。

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一度徒歩でも町からホテルまで歩きましたが、だいたい1時間程度かかります。タクシーで帰ると一方通行も多いため15ユーロ弱という感じかと思います。

ホテルと観光地を行き来するのに毎回タクシーを使うのもお金がかかってしまいイヤデス。何よりも、海外の場合タクシースタンドを探さないと流しのタクシーがないため、なかなかタクシーに乗ることも難しいことがあります。

ホテルヴィラコーラーでは、ホテルからフィレンツェ中心部にある、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂までシャトルバスで送ってもらうことができます。

実際のシャトルは下の写真のような大型のベンツのバンで助手席も含めて最大8人が乗ることができます。私たちが宿泊中は夜ご飯の時だけ、満席になったことがありましたが、それ以外は基本自分たちだけだったり、もう一組いたりという感じでした。

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シャトルバスというと時間が決まっていることが多いのですが、ヴィラコーラでは宿泊客数も少ないことから時間を決めてシャトルバスを出すのではなく、宿泊客が希望したときにシャトルバスを出してくれます。前の宿泊客を送りに出たばかりだったりすると20分ほど待つこともありますが、基本すぐに送ってくれます。

町の中心にある大聖堂の前で下ろしてくれます。

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また、大聖堂まで行ってしまうと行きすぎてしまう場合や、夜のディナーを外で食べたい場合などはルートからそれほど外れなければレストランの前で下ろしてくれます^^

コンシェルジュにどこのレストランに行きたいかを言えば、そこだったらシャトルで行くよ、とか言ってくれます。

帰りは電話でお迎え

町に行ったは良いけれど、帰りはタクシーだとやっぱり毎回疲れてしまいますが、ヴィラコーラに電話をすると事前に聞いていた待ち合わせポイントまでシャトルバスで迎えに来てくれます。

ヴィラコーラについての口コミサイトなどではシャトルバスに電話をしなければ迎えに来てくれない事に対して不満を書かれている方もいらっしゃいました。

確かにシャトルバスがいつでも迎えに来てくれるのは嬉しい反面、海外で、しかも英語で電話というのでちょっと面倒に感じる方もいらっしゃるかと思います。

私の場合はSkypeに1000円程度課金しておいて、海外でも電話をできるようにしています。海外でもSkypeであれば10円か20円で電話をすることができます。

待ち合わせ場所は「Cafe Gille(クリックするとGoogle Mapが開きます)」というフィレンツェ中心部にある広場のカフェの前になります。

下の写真のカフェが目印となっていました。

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このあたりで電話をすれば20分ほどで来てもらうことができます。

英語で問題ない場合は、到着の15分前くらいに電話をしておけばすぐにシャトルバスに乗れますが、英語があまり得意でない場合は上のGille Caffeの前で、

「 I’m (名前). My room number is 部屋番号. I’m in front of Gille Caffe, right now.Can you pick me up ?」

と言えば、パーフェクトか何か言って、どれぐらいの時間がかかるかを言って迎えに来てくれます。電話で相手の言っていることを聞き取ることはちょっと大変ですが、相手の言っていることが分からなくても待っていれば来てくれます^^;ただし、何やら申し訳なさそうに長く話している場合は来れない理由を説明している可能性があるので要注意です^^;

コンシェルジュの方達は慣れていますから、かなりめちゃくちゃな英語でも理解してくれます。。。私の英語が酷いわけですが^^;;;

なんだったら、部屋番号と名前さえ言えば、「ナウ、ジルカフェ,シャトルバスプリーズ」と言えば迎えに来てくれると思います。

英語の電話って本当に緊張しますよね。。。。私だけ??

シャトルバスの運行時間

これはいつもそうであるのかは分かりませんが、私が宿泊した時はシャトルバスは朝9時~11時、夕方は15時~21時まで運行しているとのことでした。

イタリアのレストランは早くても夜7時から、遅い場合は夜8時からということも多いので、帰りはレストランに行ってタクシーで帰ることになってしまいます。

シャトルバスでのチップ

こうした個人で送迎してくれるようなシャトルバスの場合気になるのはチップと思います。

チップについては必要か不要かと言われれば、特に必要ではないようでした。私もチップは良く分からないので、海外に行ったときは周りに合わせるようにしています。

シャトルバスを使っている際に、チップに慣れ親しんだアメリカ人でも渡している人もいれば渡してない人もいて、必要でもないけれど渡せば受けとってくれるという感じのようです。

渡している場合は、1ユーロか2ユーロ程度渡しているようでした。

ちなみに、ホテルに到着しするとコンシェルジュの方がホテル細かく案内してくれて部屋に来てくれて、この部屋で良いかどうかを確認するなどしてくれたのでその場合は、なんとなく5ユーロ札、荷物を部屋に運んでもらったら大きなバッグ1つで1ユーロとして2ユーロを渡しました。これが正解かは分かりません。。。。

イタリアのイメージはそんなにチップにうるさくない国という印象です。正しいイメージ化は不明です。

アメリカだとチップを払わないでお店を出ようものなら追いかけられます^^;;;

それがスマートかはわかりませんが、レストランの場合は「サービス料は入っていますか?」と聞いてしまいます。アメリカなどだと日本人とみると「この会計にはサービス料は入っていません!!!入っていませんからね!!!」とめちゃくちゃ言われます^^;が、イタリアではどこでも何も言われませんでした。聞いても、サービス料が含まれています、という感じで特にチップが必要という感じではありませんでした。

チップが必要な場面では必ず、相手が何かアイコンタクトをして来ますので、その場合は「おっと忘れてた!」みたいな雰囲気でチップを渡せばにっこりと笑ってくれます(毎回スマイルは有料と思ってしまいます^^;)。

ヴィラコーラのメインダイニング

プールサイドにあるバーはおいしいけど食べ過ぎ注意。。。

ヴィラコーラのメインダイニングはプール脇にあります。プールは青くライトアップされて幻想的な雰囲気が出ており、また、高級感もあって高級ホテルのメインダイニングといった感じで雰囲気は非常に良いです。

7時半に開店ということなので、7時半に予約していましたが、レストランに行ってもまだ誰もお客さんが来ていませんでした。

スタッフの方もいて、まだ準備しているので、バーの方でお待ちくださいということでバーで待っていました。何か飲んで待っていてもらっても良いし、お待ちいただくだけでも構いませんという説明をしてくれました。

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メニューもあるようでしたが、ちょっと食前酒だけ飲むつもりでとりあえず1杯だけ何か飲もうという思って食前酒にスパークリングワインと父にキールを頼みました。金額分からないで頼むの怖いです^^;この辺は日本の高いホテルで飲んだ場合と同じぐらいで多分1杯2千円ぐらいだろうと踏んで頼みました(゚д゚)お会計を見たら見事スパークリングワイン15ユーロでした!ただ、キールの方が高くて20ユーロしたのは予想外でした。。。

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お酒を1杯だけ飲むつもりだったのですが、お通し?として下の写真のようなおつまみがたくさん出てきました。

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このお通しがなにげにおいしくて、マカロンも甘くなくて塩味の効いたものでした(゜д゜)

一口サイズのお菓子はチーズをあげたものなどで、ちょっとお腹がすいてるときにスパークリングワインと一緒に食べるとこれまた最高ということで、ほとんど全部を食べてしまいました。。。

そして、ちょっと不安なことが。。。結構お腹に貯まってしまいました。。。このままもう何品かおつまみを頼めばお腹いっぱいになってしまいそうな感じです。。。

それほどお腹がすいていないようであればこのプールサイドのバーでお酒を何杯か飲んで軽食をつまんで夜ご飯にしてしまうなどと言うのもありと思います。

酒を飲んで8時を過ぎた頃、レストランの方に移りました。

メインダイニングは雰囲気が最高

父はお酒をあまり飲めないので、あとはお水にして私はワインを飲むことにしました。誰のお祝いだったっけ??^^:

宿泊体験記とか書くならきちんとワインリストの写真とか撮ったりどんなワインがあったとか書きたいところですが、ワインのことは全くわからないので、ワインリストは毎回目を通して2千ユーロのワインとかを見ながら、高っ!と思いつつ、グラスワインをお願いします^^;

グラスワインも何種類かあるようでしたが、分からないのでトスカーナ地方のワインで、スタッフの方にお勧めを聞いてそれをもらいました!全然参考にならない(゜д゜;)

とりあえず、レストランの雰囲気は良いです!夫婦などで来れば^^;

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お腹(と懐?)に余裕があれば、ヴィラコーラのメインダイニングには5皿のセットメニュー(テイスティング)があります。こちらは1人110ユーロとなります。

今回は、食前酒と一緒に出てきたおつまみを食べ過ぎてしまいイタリアサイズの5皿のセットメニューは到底食べきれる気がしなかったのでパスしてアラカルトで注文しました。

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スープとパスタ、そしてメインにしました。パスタは1皿を注文して父とシェアでお願いしました。

最初にシェフからということで、小さなリゾットがサービスされました。お通しの様なものですね(お酒を飲んで理解が雑になってます^^;)

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続いてミネストローネです。

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運んで来るスタッフが途中でつまずいてお皿の縁にこぼしてしまいました。あまり気にしないから良いよ~ということでそのままサーブしてもらいました。

で、何よりもビックリしたのが、色が緑色なんです!!!思わず、これミネストローネ?と聞いてしまいました。ミネストローネと言ったら赤のイメージしかないのですが、見た目は完全に緑です。

スタッフの方に、ミネストローネと言ったら赤いものと思っていた!と言ったら、何を言っているんだい??これがミネストローネじゃなくて何がミネストローネなんだ??という感じのことを言われました^^;笑顔出ですよ。

味は思っているミネストローネとは全く違いますが、野菜のごった煮といった感じ^^;で可もなく不可もなく、ただしちょっとしょっぱいという感じでした。父には塩辛すぎたようです。

お腹が結構膨れている身にとってはかなり食べ応えがありました。これもシェアしておけば良かったかな?と思っています。

続いて、パスタです。パスタはトマト系のパスタが食べたいということで、何ができるか聞いたところイノシシ肉のボロネーゼがトスカーナ地方の料理だからどうか?(そうなの?)ということでそれをシェアでお願いした。

下の写真のようにチーズをおろしてもらって完成です。

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下の写真のパスタで半人前です!シェアにしておいて良かった!!周りの人たちは1人前ずつ食べていますが、この2倍を一人で食べるのは無理、というか、前菜としてのパスタならこの半分でも十分かも^^;;

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味はやっぱり塩味がちょっときついけれど、イノシシの臭みも少なくておいしかったです。

最後は子牛の煮込みです。

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こちらの料理は、、、、味は私の口にはあいませんでした。。。別に不味いわけではないんですが、赤ワインで煮込んだ子牛だけならおいしいのですが、それにホワイトソースがかかっていて、別別に食べた方がおいしいのでは?というちょっともったいない感じでした。あくまで個人の感想です。

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最後に記念撮影をしてもらったごちそうさまでした~^^

食後に父が何やらスマホを取り出して何かを一生懸命やっているな~と思っていたらおもむろにそのスマホをスタッフの方に渡すから何をしたのかと思ってビックリしていたところスタッフの方がにこやかにありがとうと言ってくれています。

父がありがとうということと今回の旅行が自分のお祝いなんだということを自動翻訳アプリを使ってスタッフの方に見せたとのことでした^^;

父は英語はもちろんイタリア語なんてしゃべれないので、感謝の気持ちを直接伝えたかったようです^^

お会計の際にシェフとスタッフの方が一緒に来てコーヒーは「彼の奢りだよ」とにこやかに言ってくれました^^

どのような形であっても、やっぱり感謝の気持ちをつたえられると嬉しいのはどこの国でも共通ですね^^

言いたいことが伝わったようで父も喜んでいました。

ヴィラコーラの素晴らしいスタッフ

高級ホテルならば当たり前なのかもしれませんが、スタッフの対応は非常に良かったです。

たまに高級ホテルだと、非常にフォーマルな対応で丁寧ではあるけれどちょっと冷たい対応を受けているような気持ちになることもあるのですが、ヴィラコーラのスタッフはそう言った対応ではなく気さくでいながら、丁寧な対応といった印象でした。

また、全員ではありませんが、メインエントランスに控えているコンシェルジュの方達は私たちの名前を覚えてくれて「ミスター~」という形で名前で呼んでくれていたのも、初めての場所であるにもかかわらず居心地の良さを感じさせてくれました。こういった対応は大型のホテルだと難しいので、ヴィラコーラのように小規模なホテルならではと思います。

シャトルを待っている間も話しかけてくれて、今日はどこに行くのか?美術館の予約券は持っているか?ということなどを気に掛けてくれていました。

また、こちらの英語が分かりにくくても相手が一生懸命聞いて理解してくれようとするので非常に話しやすかったです。海外ではこれは結構重要です!私の英語が下手くそなだけ(T_T)

最後に:ハネムーンなどには最高のホテル

一生に一度は泊まりたいホテル

ヴィラコーラはフィレンツェの中心部からは少し距離があり不便ですが、貴族の館に招かれた気分を味わえる貴重なホテルと思います。

フィレンツェという町自体、小さくてやや観光客が多くて常に行列という印象もありますが、それでも旧市街が広がっていてヨーロッパらしいヨーロッパとして観光地としては、パリやローマのように大きすぎず、その一方で見る場所はたくさんあるという観光地は珍しいように思います。

イタリアのブランド品が買いたいという方は、フィレンツェから少し離れた場所にある「The Mall」というブランド品のアウトレットモールに行ってみるのも良いと思います。

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広い敷地にグッチやらプラダやら色々なブランドショップが軒を連ねています。私はブランド品のことは全く分からないので、高いのか安いのか分からないのですが、口コミなどを見ていると安いそうです^^;家族へのお土産を買ったりするのには良いと思います。フィレンツェのターミナル駅からバスが出ていて1人13ユーロで往復できます。

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The Mallについては日本語のサイトもありますので興味がある方はどうぞ

フィレンツェは小さな町なので、宿泊しない場合は1泊程度で主要な観光地を回って過ぎてしまうことも多いかと思いますがゆっくり滞在しても楽しめる町と思います。

スイマセン話がそれました!

ヴィラコーラの宿泊については、お勧めなのはやっぱり新婚旅行や結婚10年目、20年目といったお祝いの際の何かの記念日が良いと思います。

色々調べてみると、「一生に一度は泊まりたいホテル」のリストにも入っているようですので、値段はやや高いですがそういった記念日には是非泊まってみてはいかがかと思います。

また、ヴィラコーラーはホテルのサイズが小さいので、ツアーなどでは宿泊する機会が少ないホテルと思います。町中の便利なホテルも捨てがたいですが、個人旅行ならではの体験としてヴィラコーラのように貴族の館を改築したホテルなどちょっと変わったホテルに泊まってみるのも面白いと思います。

英語が話せなくて不安という方へ

ヴィラコーラは全く英語が話せない場合はちょっと泊まりづらいですが、スタッフの方達も丁寧ですし、中学英語で十分快適に過ごすことができると思います。というか私は旅行に行くときに中学で習った以上の英語を話すことはありません!(←自慢にはならない)

だって、海外旅行中に大学受験とかで習うような英語例えば「There is nothing either good or bad, but thinking makes it so.(物事に良いも悪いもない、考え方次第で良くも悪くもなる by シェイクスピア)」とか言ったりしないじゃないですか!

基本は「Please~(~をください)」「Can(May) I have~(~をもらえますか?)」、あとはHow(どのように)とWhen(いつ)があれば何とかなります!好奇心があればあとは「What is ~(これ何?)」があれば旅行は大抵充実します^^

あくまで私が接した人たちですが、イタリア人は非常に気さくであるため困っていれば下手くそな英語でも勇気を持って話しかければ答えてくれます。

私も今は仕事でも海外に行く機会もあるためさすがに少しは話せるようになっていますが(話せないで海外出張していると怒られちゃいます^^;)、大学生のころはじめて海外出て行ったころは英語なんてほとんど話せなくて不安で仕方がありませんでした。当時と比べて今の方が英語が分かっているかと言われると、多分当時の方が知っている単語数や文法などは多かったように思います。でも、今の方がずっと気楽に海外に行けるようになりました。

それは英語の語彙数ではなくて、単純に場数を踏んだから慣れたというだけのことのように思います。

ヴィラコーラのようなホテルは、ツアーなどでは泊まれないし英語が話せないと不安ということで忌避されてしまうことも多いと思います。ただ、海外に色々出てみて思うのは、海外に行って一番困るのは、英語が通じないために生じるのではなく「相手に聞いてもらえない」ということのつらさが大きいように思います。私が未だに苦手な渡航国はアメリカとイギリスです。。。この2つの国の人たちは「英語が話せない」ということを理解してくれないことがあるためです^^;;

相手がこちらの話をなんとか理解しようとしてくれていれば、英語は単語であっても通じます。まさにイッテQの出川哲朗さんのような感じでも大抵は何とかなってしまいます^^

でも、相手がこちらの話を理解する気が無ければそれこそネイティブの英語だってこちらの意思は通じません。これは一概に言えませんが、いわゆる高級ホテルは少なくともこちらが何を言いたいのかを理解しようとする姿勢を見せてくれます。これだけでかなり気が楽になります。ただ、大型のホテルだとスタッフも忙しくてこちらが話したいことを頭の中で整理しているうちに別の人と話しているなんてことも多々あります^^;

その点ヴィラコーラは宿泊客が少ない分、一人一人に丁寧な対応を受けられる印象を持ちました。そういった意味で、全く英語がわからない、中学英語は忘れてしまった、というとちょっと辛いですが、片言しか話せなくて辛いという方でしたら初めての個人旅行の方などにもお勧めできるように思いました!

ただし、上記はあくまで通常の旅行中の話であって、ものを盗まれてしまったり、また、病気になってしまった場合は深刻な事態になりますので、海外旅行保険だけは忘れずにかけておいて下さい!

家を建てている方の中には新婚の方も多い様に思います。もしまだ新婚旅行に行っていないということでしたら是非候補の一つにしてはいかがでしょうか\(^o^)/