家を建てるには予算はいくらにすれば良い?~47都道府県別建売住宅の価格相場~

こんばんは。さすけです\(^o^)/

家を買おうと思ったとき、悩ましいのが「お金」の問題です。

家そのものも本当にピンキリで、積水ハウスやダイワハウスのような高級路線住宅では、家本体だけで4千万円程度することもざらにあります。

一方で、タマホームに代表されるローコストメーカーも台頭してきており、タマホームを筆頭にアイダ設計などでは1000万円台前半の家を建てることもできます。

また、家を建てるには土地も必要になってきますが、土地の値段も千差万別です。

そのため家を建てよう!と思った時、いったいいくらぐらいのお金があれば家を建てることができるのか?というのが全く分からないように思います。

また、当然家は広ければ広いほど値段が高く、逆に狭くすれば狭くした分だけ値段は下がります。もちろん、お金がふんだんにあれば広い土地に大きな家を建てれば快適なせいかつが送れるかもしれませんが、実際は予算との兼ね合いもあって、広さにも限界があると思われます。

しかし、相場のない家の購入において、自分が住みたいと思っている地域の住宅価格の相場っていくら位なの?家の広さはどれぐらいにしておけばある程度快適に生活することができるの?家を建てるための土地の広さってどれぐらい必要なの?どれぐらいの土地を購入しておけば安心?といったように疑問は次から次へと沸いてきます。。。

そこで住宅展示場に行って、良さそうなハウスメーカーの展示場に入ると「うちのハウスメーカーが1番良い選択です!」と胸を張って主張する営業さんが待ち構えています^^;

予算について聞いてもこちらの負と頃具合よりも自社の住宅価格の相場が「一般的な予算」かのように説明をされます。営業職である以上は当然と思います。

ただ、実際の所はどうなのよ?ということはもの凄く気になります。

もしも、各都道府県で販売されている新築戸建て小売り住宅の平均的な面積や平均的な価格を知っていれば、ハウスメーカーの営業さんが説明する「住宅価格」や「必要予算」が適正なものであるのか、かなり高めに説明しているのかを把握する参考にできます。しかし、そういったデータってなかなかありません。個人的にはかなり興味があります。

そこで、今回、全国47都道県8万6649軒の新築建売住宅の平均価格と平均面積の一覧を作って見ることにしました\(^o^)/

本来であれあ、市区町村別や最寄り駅からの距離別、路線別など様々な形の分析も可能ではありますが、見づらくて仕方ないので「都道府県単位」という非常にざっくりした相場一覧となっています。

それでも、自分が住む都道府県ではどのぐらいの広さの家がどのぐらいの価格で手に入るのか?ということを知るには十分なデータとなっています。

SUUMOで公開されている新築一戸建て住宅データを取得(興味ない方は読み飛ばしてください)

新築戸建て建売住宅データの取得

先日、「機械学習を使って東京23区のお買い得賃貸物件を探してみた 〜スクレイピング編〜」という記事を読みました。

こちらのブログを読んで、新築一戸建てでも同じことができそうだな~と思い、SUMOのデータを分析してみることにしました。データ取得の方法等は上記のブログに記載されたものをちょこっと変えただけです。SUUMOのサイトに負荷をかけないよう10秒に1ページぐらいでデータを取得していきます。賃貸住宅に比べると新築戸建て建売住宅の情報はずっとすくないので、1晩で日本全国で現在販売されている9万軒ほどの新築戸建て建売住宅の情報が取得できました\(^o^)/

今回の分析は完全に私自身の好奇心を満たすためのものですので、SUUMOのサイトにある私的利用の範囲と思っていますが、もしもダメと怒られたら消すかも知れません。

取得したデータを眺めてみると結構な頻度で、タイプミス?と思われるデータが含まれていて、例えば延べ床面積10㎡の家、とか。。。そういったタイプミスが疑われるデータをクリーニングして、得られた新築戸建て建売住宅データの総数は、86649軒となりました。

最も値段の高い新築は5億円弱、中古物件最高は9億5千万円、築150年1億2千万円の家

ちなみに現在SUUMOで情報提供されている中で最も値段の高い、新築戸建て住宅は兵庫県宝塚市にある土地面積480㎡、延べ床面積419㎡、4億8千万円の大豪邸となっていました^^;

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通常は4LDKなどと表記するところ、ダイニングやキッチンが複数ありすぎて、4LLDDKK+3Sという何が何やら分からない表記となっています^^;

さらにパニックルームもあるとのことで、、、こういう家に住む人は強盗に襲われることも考えなくちゃいけなくて大変なんだな~と思わされます。そして、何よりも「新築後未入居」5億円近い土地建物を入居することなく売らなければならなかった事情を想像すると。。。やっぱりお金持ちも大変だな~と。。。

ちなみに、田園調布とかにもっと高い家とかありそうなんじゃない?とか思われるかと思います。SUUMOの新築戸建て住宅に登録されているデータの中で最も高かったのは田園調布にある123坪の土地でした。お値段4億9800万円で、土地のみの価格でした( ̄^ ̄)ゞ

ここに豪邸を建てれば7億円や8億円にはなってしまいそうですね。。。誰が買うんだろう。。。

5億円の家じゃ安すぎると言う方で、自分で間取りを考えるのは面倒という方向けには中古住宅がお勧めです!

今回参考までに中古住宅についてもデータを取得したのですが、そういった方には、築20年と築年数は経っていますが、神宮前に9億5千万円の物件もありますよ\(^o^)/

ただ、個人的にはそういったお宅よりももっとお勧めのお宅を見つけてしまいました。

なんと建設されたのは1868年、築150年の石川県加賀市にあるお宅1200坪の土地に約700坪の家が建っています。データ入力ミスと思って確認したら本当に1868年建築だった(゜д゜)。

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今お買い上げの方には「登録文化財12点付き」です(゜д゜;)

お金持ちの方、別荘にいかがですか??

なんだか不思議な家を眺めているとついつい見入ってしまうのですが、目的が違うのでこのあたりで止めておきます。

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収集したデータはさくっとExcelに放り込んで、分析がしやすい形にクリーニングしておきます。

これでデータの準備できたので、ここからが本番です。取得したデータを分析してみたいと思います。分析は非常にシンプルに行っていますが、下記で「平均値」と書いているのは、基本的に「中央値」のことです。今回のデータ、特に住宅販売価格は対数正規分布の形状となっているため、平均値ではなく中央値を使用しました。また、標準偏差の計算も対数を取って標準偏差を計算した後expで元に戻しています。誰も興味ないかも知れませんが念のため。

これから家を建てるにあたって、どのぐらいの面積の家が良いか?

はじめに~このデータ分析はあくまで『遊び』と思って下さいm(_ _)m~

今回の試算はあくまで興味本位でこういうことができるということを示すことを目的としています。

SUUMOに登録されているのは「今」販売されている住宅にすぎませんので、その地域の住宅価格や住宅の面積の全国平均となっていることを保証することはできません。

また、住宅の実際の取得価格についてはSUUMOに掲載されている価格よりも値引きをされるのが一般的と思います。ここでは、値引きは考慮せずに計算をしています。

ただ、計算結果をご覧いただくとおわかりいただけると思いますが地域の特性などが良く表れているので、これから家を建てようと思っている方であれば、お住まいの都道府県の住宅取得に要する総額を把握するには十分なものかな?と思っています。

これから家を建てる方は住宅面積100㎡(30坪)以上の選択がお勧め!?

下のグラフ小さくてごちゃごちゃしているので、後ほど、地域毎に詳しく示すので、ざっと眺めていただくだけで結構です。

青い棒グラフが住宅の価格を示しており、オレンジ色の棒グラフは土地の面積、赤い折れ線が建物の延べ床面積を示しています。

 

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ここで、青い棒グラフがいくつか飛び出ているのは、東京都や神奈川県です。全国で最も土地付き戸建て新築の価格が高かったのは、東京都で平均値(中央値)で4580万円となっていました。

一方で、土地、建物の延べ床面積は東京都が全国で最も狭く97㎡の土地に92㎡の住宅が建っているという状況であることが分かります。東京の建売住宅は狭くて高い、ということになりそうです。。。

というか、土地の値段が高いため、他の道府県と同程度の土地を確保すると販売価格が高くなりすぎて購入できる人が少なくなってしまうため土地面積を極限まで削って多くの場合3階建てにするなどして、ギリギリまで家を建てる、と言う状況であることがわかります。

全国各都道府県データを俯瞰的に見ていると、青棒グラフで示した住宅の価格と、オレンジ色の折れ線で示した土地面積は都道府県毎にかなりばらつきがある一方で、「家」そのものの延べ床面積は全国ほぼ一貫して100㎡前後となっていることがわかります。

厳密には、全国で販売されている戸建て建売住宅の平均延べ床面積は100.43㎡(30.38坪)となっており、現在販売されている戸建住宅の76%が90㎡(27.2坪)~110㎡(33.3)坪の範囲にあることがわかりました。

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あくまで新築戸建ての建売住宅の面積でしかありませんが、建売住宅は「買いやすさ=売りやすさ」が最も重要な要素となることは想像に難くありません。

建売住宅は建築会社等が自社のお金で家を建てて、家が売れてはじめてお金が入ってきます。万が一せっかく建てた家が売れなかったら、建築会社は大損をしてしまいます。そのため建売の場合「必ず売れる=売れやすい家=人気のある住宅タイプ」となっていると考えられます。

これは裏を返せば、多くの人が実際に購入してその家に住んで、満足をしているからこそ住宅の延べ床面積も「人気のある延べ床面積」に集約して言っていると考えられます。

実際、土地の値段が東京に比べてずっと安い茨城、群馬、栃木といった北関東においても住宅の延べ床面積は105㎡前後で、東京都の92㎡と比較しても13㎡弱しか上昇していません。

土地の値段は平均価格でも5倍以上は違いますから、土地の値段に寄らず建売住宅では土地の値段が高くても安くても100平米(30坪)前後を維持しようとしていることが伺えます。

このことから、多くの人が「住みやすい」と感じる住宅の延べ床面積として100平米前後が必要であると言えます。

100平米を大きく下回るとおそらくは相当な工夫や妥協をしなければ快適な家を建てることが難しくなり、結果的に「建売」としては不向きになり、注文住宅で細かな工夫をした家を建てる方が良いのだろうと思います。また、150平米以上の建売住宅というのもほとんどないのですが、150平米(約45坪)以上の家を購入するのであれば、住宅の延べ床面積をもう少し削って注文住宅で自分たちの家族構成などにぴったりの家を建てた方が快適になるのだろうと思います。

あくまで多様性を否定する意味ではなく、住宅の購入層としての多数派としての平均的家族構成、おそらくは30歳前後のご夫婦+子ども1~2人という家族構成のケースで「快適に暮らせそう」と思える住宅の延べ床面積が、100平米(30坪)なのだろうと思います。

このことから、これから家を購入される場合は100平米(30坪)以上の広さの家を検討すれば、大きな失敗となることはないと思われます。

全国都道府県別の建売住宅平均価格、平均延べ床、土地面積!

注目は平均敷地面積~地域によって敷地面積は異なる~

都道府県別に住宅の平均的延べ床面積、そして住宅の販売価格、土地面積を見ていきたいと思います。

特に注目していただきたいのは「土地面積」です。住宅が経つ敷地の面積は都道府県によって大きく変わってきます。これがなぜ重要かと言うと、その都道府県で平均的な敷地面積以外の土地を探そうと思うと以外と苦労する可能性があるためです。

例えば、私が住む茨城県における建売住宅の土地面積は、190平米(57.5坪)が平均となっています。一方で、東京都と大阪では敷地面積は97平米(29.3)が平均となっています。

例えば、茨城県で「30坪の住宅用地」というのはほとんど見つけることができないと思います。私が住んでいる場所も約60坪程度ですし、周辺を見回してもどこもかしこもだいたい55坪~65坪の間です。予算があまりないから30坪の土地に家を建てたいと思っても、そもそも30坪に分割して売ってくれる土地というのを見つけることが極めて難しいのです。

逆に東京23区内のような場所で60坪の土地を探したら、土地価格がトンデモないことになるというのもありますが、そもそもそのような住宅用の土地を見つけることが非常に難しくなってくると思います。

このように、住宅建築用の土地というのは地域によって、おおよその面積が決まっています。今回のデータに示している土地の平均面積は、各都道府県において一般的に入手が容易な土地面積を示していると思って良いかと思います。

これから家を建てようと思っている方で、どれぐらいのサイズの土地を探せば良いのかな~と考えている方は、ここで示す各都道府県の平均土地面積と同程度のサイズの土地を探すと比較的容易に見つけることができるかと思います

逆に平均から大きく外れたサイズの敷地を探す際には時間と予算に余裕を見ておくと良いかと思います。

全国の建売住宅敷地面積一覧

まず、都道府県別の建売住宅敷地面積の平均値(中央値)のグラフを示します。

上で書いた様に、敷地面積は都道府県で大きくばらつき、また、その土地土地でおおよその区画サイズは決まっているため、下記の平均値から大きく乖離した面積の敷地を探そうとすると苦労するかも知れません。そのため、これから家を建てようと思っている方で、敷地サイズなどをどれぐらいにすれば良いのか検討が付かないという方は、ご自身が建築を予定されている都道府県の下記敷地面積±10坪(30平米)の範囲で敷地を探すことでスムーズに希望の土地を見つけることができるかも知れません^^

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北海道・東北地方の建売住宅価格・延べ床面積・敷地面積

北海道と東北地方の6県(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山梨県、福島県)の建売住宅価格の相場を見ていきます。

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北海道と宮城県の建売住宅価格が2900万円台と他に比べて高くなっていることことが分かります。これは、札幌市と仙台市の土地が高いことが一因としてあげられます。逆に土地付き戸建て住宅の価格は青森県が2188万円と安く、それとほぼ同程度に秋田県、山形県も2200万円台で戸建住宅を購入できそうです。

敷地面積(土地面積)としては、北海道・青森県・福島県では160~175平米(50坪前後)、岩手県と秋田県が180平米(約54坪)、宮城県が155平米(45坪前後)、山形県では200平米(60坪)前後の住宅が多いようです。

関東地方の建売住宅価格・延べ床面積・敷地面積

続いて私が住む茨城県を含めた関東地方の建売住宅価格と面積については下記のようになりました。

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このグラフを見て分かることは、、、、関東地方には南北にはっきりとした格差があると言う事です(´д`)

茨城、栃木、群馬の北関東3県では土地付き戸建て住宅の販売価格は2200万円前後で、敷地面積190平米(57坪)前後の比較的広い敷地に105平米(約32坪)の建売の家が購入できることがわかります。

これだと、敷地にかなり広い庭と車2台から3台分の駐車場を造ることもできますし、平屋にしても平均的な庭と駐車場は確保できます。お買い得です\(^o^)/田舎ですけどね。。。くるまなかったら家に帰れませんし、飲み会の帰りは代行で帰るしかないし、お金かかるけど、、、でも土地と住宅の価格は安いです!

一方で、関東地方の南側に位置する埼玉、千葉、東京、神奈川では北関東とは状況が一変します。

住宅の価格は埼玉、千葉(千葉県は広いのでばらつきがあります)では建売住宅の延べ床面積こそ100平米(30坪)ですが、土地の面積が北関東勢よりもぐっと狭くなって埼玉で115平米(35坪)、千葉で130平米前後となります。一方で、値段は北関東勢の3割増しの2000万円台後半が必要になってきます。

そして、南関東の雄?神奈川県では、建売住宅の相場は北関東の2倍近くにまで達する3980万円となり、敷地面積109平米(33坪)、延べ床面積98平米(29.6坪)となります。

東京は国内最高値の、平均建売住宅価格が4580万円となり、土地・延べ床面積全都道府県中最も狭い97.7平米(29.5坪)の土地に92平米(27.8坪)の家が建っているという状況になります。その多くは3階建てになっています。

つくばエクスプレスができたことによって、東京への通勤圏となったつくば周辺は土地価格も急騰していますが、それでも都内に家を買うよりはずっと安く買えると思います。。。

北陸・中部地方の建売住宅価格・延べ床面積・敷地面積

北陸・中部地方の建売住宅の情報を分析した結果が下記になります。

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福井県の住宅価格が2190万円、富山県が2340万、岐阜が2380万円とやや安く、新潟、石川、静岡県が2500万円前後の価格のようです。

ここで、石川県と長野県の建売住宅がやや高くなっていることに気が付かれた方もいらっしゃるかもしれません。

石川県については、ざっと眺めた限り北陸新幹線開業に伴う駅周辺土地開発が行われており、駅近の建売の価格が高くなっていることが原因のようです。また、石川県はなぜかもの凄い広い面積で、1億円オーバーの戸建住宅が多数販売されており、そういった影響もあるように思います。

長野県については、軽井沢に別荘用の住宅が含まれているため、値段が高くなる傾向にあります。景気が良いので、別荘買う人が増えているんでしょうね。。。

静岡県は敷地面積154平米、46.5坪程度の住宅が一般的なようです。

愛知県については、日本の中核都市の一つだけあって、2990万円と高くなっています。一方で、愛知県の平均敷地面積は133.7平米(40.4坪)前後に101平米(30.6坪)を建てて販売されているようです。

愛知県であれば、40坪の土地に30坪の家を建てるのに必要な予算としては3000万円以上の予算は確保しておくことが必要なようです。

関西・近畿圏の建売住宅価格・延べ床面積・敷地面積

関西・近畿地方の建売住宅の価格情報は下記の通りです。和歌山県については評価対象住戸数が20軒未満であったため参考値となります。

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和歌山県の1990万円が突出して安いですが評価データ数が20軒未満とすくないため参考程度に留めて下さい。滋賀県、兵庫県は2500万円前後、三重県と京都が2900万円前後、大阪、兵庫は3000万円と言った形です。

大阪については東京や神奈川のように4000万円前後になることはなく、3000万円程度で30坪程度の家を買えるようでした。

ここで、特に面白いな~と思ったのが、三重県と京都の関係です。

おそらくですが、関西圏で仕事をされている方の多くは大阪周辺に仕事に行かれるのだと思いますが、その場合、神戸、京都あたりから仕事に行かれる方が多いのだろうと思います。さらに通勤時間をかけられる方は滋賀になるといった具合です。

関西は旧来から開発が進んでいたので、距離に応じて住宅の価格が安くなっていく傾向が見てて取れます。

一方で、三重県は価格は2890万円と京都大阪と同程度の価格帯ですが、敷地面積は171平米(52坪)と広めで、これは勝手な推測ですがトヨタ自動車などの愛知県に仕事を持たれている方で値段は愛知県に家を買うのと同じぐらい出して良いけど「子どものためにも庭が欲しい」といったニーズが強いのかな~と思います。

他の都道府県を見ても、47都道府県中2900万円以上の販売価格となっているのは10都府県(長崎県は除外)あるのですが、この中で、敷地面積が最大となっているのが三重県です。2位は宮城県の155平米でがありますが、それ以降は全て120平米未満と国内でも敷地面積が最も狭いグループとなっています。

このことからも三重県は他の地域とは大きく異なる住宅の傾向がありそうだということが分かります。他の都府県では、値段が3000万円に近づいてくると敷地面積を減らして住宅の販売価格を抑えるようにする傾向が見られますが、三重県だけが例外的になっています。

中国・四国地方の建売住宅価格・延べ床面積・敷地面積

中国四国地方の住宅価格や面積は下記の通りとなりました。

ここで、島根県と鳥取県は評価対象となった住宅数が20軒未満だったため、参考値として下さい。

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鳥取と島根を除くと、広島県が3000万円弱と高めなのは分かるのですが高知県が以外と値段が高いように感じました。他の岡山県、山口、徳島、香川

愛媛については2200万円~2500万円の範囲にあり、敷地面積も概ね160平米(50坪)前後となっているようです。

全体的に他の都道府県とほぼ同様の傾向を示しているように思います。

九州・沖縄地方の建売住宅価格・延べ床面積・敷地面積

九州・沖縄地方については、長崎県が評価対象軒数20軒未満のため参考値となります。

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九州・沖縄地方については住宅価格のばらつきは若干あるものの、敷地面積や住宅面積は都市部と郊外部でそれほど大きな違いは見られないように思います。

おそらくは九州などにおいては、博多は例外ですが、他は中心となる町が1つだけあって、その周辺に人がたくさん住んでいるという形ではなく複数の中核市があって、職場が分散しているなどの影響があるのかも知れません。

意外だったのは沖縄で、これは沖縄県宜野湾市に新規の分譲が行われており、4000万円台の価格がかなりを占めていることが背景としてありますが、なぜこれほど高いのかは良く分かりません。可能性があるとすると建売住宅であっても、台風対策として鉄筋コンクリート造であるため建物本体価格が高くなっている可能性とかがあるのかな?と思います。

家を建てよう!そう思ったときに予算はどれぐらいにすれば良い??

家を買おうと思ったときに最初に悩む「予算」について

住宅展示場などに行って、さすがに最近は聞く営業さんも少ないとは思いますが、「ご予算は?」と聞かれることもあります。単刀直入に聞かないまでも「月々にどれぐらいのお支払いを想定していますか?」などと聞いてくるケースは多いように思います。

私自身そうでしたが、家を買おう!と思った時、最初に悩んだのが、一体いくらくらいの予算を想定すれば良いのか?ということになります。

ぶっちゃけ聞かれてもわからないので、「今払っている家賃ぐらい」と答える方が多いのだろうと思います。そして、それはハウスメーカーの営業さんの作戦通りの答えでもあります。

月々の家賃を8万円と答えたら、「今なら銀行金利が0.6%ですし、お客様はお若いので35年ローンを組めば3000万円を借り入れても月々の支払は8万円で済みます。お子さんも大きくなったら自分の部屋を持ちたいと言うでしょうし私どもであればうまく節約すれば月々の支払を現在の家賃よりも安くできるかも知れません。自由設計の私どもでご検討いただければと思います~」とかなんとか言われることは目に見えています^^;

でも、これってやっぱりちょっとおかしいと思うのです。

人生最大の買い物の価格を「支払える額=購入する家の額」とするのではなくて、自分が本当にほしいものに、それに見合った価格を支払うのが本来と思います。

そっこで、重要になってくるのが「相場観」と思います。

この周辺で、平均的な家(茨城県であれば敷地面積60坪で住宅延べ床面積33坪程度)の家を買った場合、いくらぐらいが最低必要なのか?ということを知っていれば、そのハウスメーカーの営業さんが言う「お得」というのはどの程度お得なのか、それとも実はかなり高いのかが分かってきます。

都道府県別、家を買うのに最低限必要な予算は?

ここではSUUMOの土地付き建売住宅の販売価格を元に集計を行っています。一般に建売住宅と注文住宅を比べると、建売住宅の方が割安です。

そのため、各都道府県で平均的な建売住宅と同程度の土地、延べ床面積の住宅を買うのに「最低限」いくらくらいの予算を準備する必要があるのかについて示しているグラフと考えて下さい。

注文住宅で家を建てたいと思った場合は、値段は何割かアップします。逆にローコストハウスメーカーであれば、建売とそれほど変わらない価格帯で家を建てられます。

結果は下のグラフです。

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このグラフの見方ですが、下に北海道の例を示します。

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まず、オレンジ色のグラフの下端は建売住宅の中でも比較的安めの建売住宅の価格です。北海道の場合おおよそ2300万円程度となっています。次に真ん中の青い点が新築戸建て建売住宅の平均価格(中央値)を示しています。北海道の場合、2900万円となっています。最後にグレーで示した棒の上端が建売の中でも比較的高めの建売住宅の価格となっています。北海道の場合は3600万円程度となります。ここで、高め、安めとは、販売価格が対数正規分布に従うと仮定した時の標準偏差となります。

そのため、安め~高めの範囲の予算があれば現在SUUMOで公開されている新築戸建て建売住宅の約7割が入っていると言えます。

北海道で家を買いたいと思った場合は、最低ラインとしては、「安めの建売戸建て価格」である2300万円がないと、家を買うことは難しいと考えて良いかと思います。

もちろん、もっと安い値段の建売もあるので、探せば見つけることはできますが、選択肢はかなり狭くなってしまうと思って間違いありません。

逆に、「高め」である3600万円の予算であれば、建売住宅であれば7割以上の家は購入可能ですので、建売だけではなく注文住宅なども考えて良いかと思います。

平均的な建売戸建て住宅の価格を予算とした場合は、建売については半分程度は「予算内」となります。そのため、値段が高めのハウスメーカーで注文住宅を建てたいと思った場合は、土地を小さくするか、建物の延べ床面積をやや小さめにするといった節約が必要になってくるかと思います。

必要となってくる予算は、都道府県によっても大きく異なります。例えば、東京都であれば、平均価格で4500万円を用意しなければなりません。最低価格でも3500万円弱の予算は必要となってきます。

東京・神奈川を除けばおおよそ3千万円あれば土地付き1戸建ては購入可能

非常にざっくりと言ってしまうと、東京都と神奈川県を除けば、3千万円あればほぼどこでもある程度自由に選択しながら戸建住宅の購入が可能である、と言えそうです。

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上のグラフの赤線が3千万円のラインですが、東京、神奈川では、最低ラインにも届きませんが、その他の都道府県(島根、長崎はデータ数が不足のため除外、沖縄も若干数値に不自然な点があるので除外)では、平均的な新築建売戸建て住宅の価格は満たせています。

東北地方と北関東などであれば、高めの設定ラインも上回っているので3千万円あれば建売住宅以外の注文住宅でも十分に検討が可能と思います。

3000万円の予算として、頭金500万円を入れると、2500万円をローンで借り入れることになります。

金利を最も安全なフラット35で借り入れると想定して、35年ローンで、月々返済額8万円であれば約2600万円の借り入れが可能です。

注文住宅で家を建てたいと思った場合は、ローコストハウスメーカーであれば、ちょうど「平均~高め」ラインで購入が可能となります。一条工務店の場合で、高めライン~高めライン+500万円、積水ハウスなどで高めライン+250万円~高めライン+750万円、といったイメージで良いかと思います。上記は33坪程度の住宅を想定した場合で、注文住宅を選ぶとついつい延べ床面積が広くなりがちですので実際にはもう少し余裕を見ておかないと行けないかも知れません。

このあたりは、今回のデータから詳しく分析しているので、後日改めて「ハウスメーカー施工の建売住宅価格」について書かせていただこうと思っています\(^o^)/

まとめ:相場観を持っておかないと足下を見られる?

住宅価格には「適正価格」というものがありません。

自動販売機のペットボトルの飲み物であれば、1本100円だったら「安いな」と感じますし、160円だったら「まあ仕方ない」、200円で売られていたら「なんか高くない?」となります。

100円のペットボトルドリンクは多くが無名ブランドだったりと言ったもので、160円のものは極々普通のキリンやサントリーといったブランドのドリンク、200円で売られているのはエナジードリンクや特保ドリンクと言ったように、他の飲み物にはない「何らかの付加価値」が付いていると思います。

逆に、何の付加価値もないのに200円で販売されているドリンクは誰も買ってくれないので、そんなものはありません。

しかし、ペットボトルのドリンクよりもずっと値段の高い、「家」ではそういったケースがまかり通ってしまう面があります。

通常、人生で1度か2度しか購入しないため、私達には住宅価格についての相場観がありません。そのため、「支払できる額」が適正価格であるかのように錯覚してしまう面があります。

幸いにして、大手と呼ばれるハウスメーカーで顧客を悪意によって騙すような販売を行っているハウスメーカーというものは聞いたことがないため、極端な「ぼったくり」のようなことになることはないと思います。しかし、「それが適正価格か?」少なくとも、相場に対してどの程度高値で、そのハウスメーカーが提供する付加価値は自分自身の感覚として相場よりも割高な額に見合う付加価値となっているか?ということは考えおいて損はないように思っています

例えば、一条工務店であれば、上記の建売住宅の相場の高めの額+数百万円程度にはなってしまうと思います。そして、一条工務店の全館床暖房やロスガードのような第1種換気システム、高断熱高気密住宅といった「付加価値」の支払に充てられることになります。そして、一条工務店を選んだ方が、この価格に満足かどうかは、その価値観によって大きく変わってくるでしょうが、少なくとも自分自身で数百万円のプラスが、自分自身で納得できるかどうかは判断ができるようになります。

今回のデータはSUUMOの新築建売戸建て住宅という限定された情報ではあるものの、9万軒近い住宅の価格データという容易に入手可能なデータとしては十分な量のデータから、住宅価格の「相場」を考えたものとなっています。

これから家を建てる方は是非、相場と比較してどうか、という点も踏まえて考えてみてはいかがかと思います\(^o^)/

その他ハウスメーカーごとの見積実例集については「ハウスメーカーベット住宅価格、坪単価、値引きの実際比較

にまとめてあります\(^o^)/

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