宣伝に騙されない!役立たずの防犯ガラス!?戸建住宅の侵入犯罪は集合住宅の2倍!

こんばんは。さすけです。

新築の際、できれば空き巣などに遭わない防犯に優れた住宅を希望される方は多いかと思います。

特に戸建住宅においては空き巣対策は重要になってきます。なぜなら、戸建住宅はマンション等の集合住宅に比べて2倍近くも空き巣に遭いやすくなっています。

防犯対策はやり出せば、それこそ防犯カメラや赤外線侵入センサーなどやり出せば切りがありませんが、少なくとも空き巣に遭わない程度の対策は採っておきたいと考えているかと思います。

では、具体的にどのような対策があるか考えてみて下さい。おそらく

  • 防犯ガラスの採用
  • ピッキング防止錠の採用

の2つが大半の方が想像される対策だと思います。でも、、、これらの対策は半分の空き巣には有効に働きますが半数の空き巣には全く「無効」です。

どのように強固な防犯ガラスを採用しても、世界中の誰も解錠できないピッキング対策がされた鍵を採用しても、半数の空き巣は容易に住宅に侵入してくるのです

理由は簡単で、戸建住宅に侵入する「空き巣」の約半数は無施錠の玄関や窓から侵入してくるからです。

空き巣が無施錠の玄関や窓から侵入してくると聞いて、な~んだ、と思われた方も多いかと思います。。。そんなこと「毎日きちんと施錠しているし絶対にない。」と考えられがちです。そもそも、それは、住んでいる人の防犯意識の問題だと思うかも知れません。

そう考えると、この記事のタイトルの「役立たずの防犯ガラス」というタイトルが大げさのように感じられる方も多いと思います。

でも、、、おそらく皆さん、騙されている、というと言い過ぎですが、様々な宣伝に接する中で、いつの間にか「防犯対策=防犯ガラス・ピッキング対策」と思い込むようにコントロールされてしまっています

防犯対策をきちんと考えるためには、まず先入観を捨てて、白紙の状態で防犯を考えることが必要です。

この記事では、多くの方の先入観が培われてきてしまった背景を考察し、その上で、本当に重要な対策が行える防犯対策について考えてみたいと思っています\(^o^)/

戸建住宅は集合住宅に比べて2倍も空き巣犯罪に遭いやすい

泥棒に狙われやすい一戸建て住宅

一般に集合住宅に比べて戸建住宅は空き巣などの侵入犯罪に狙われやすいです。そして、その侵入犯罪の4割以上が「無施錠」によって侵入されています

2015年に警察庁がまとめた侵入犯罪の認知件数は86,373件で、このうち41.6%が戸建住宅への侵入となっています。

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空き巣被害に遭ったお宅のうち、戸建住宅への侵入の割合は17.5%であるのに対して、一戸建て住宅への侵入の割合は41.6%と明らかに多くなっています。ただ、戸建住宅に比べて集合住宅に住む世帯数は、相対的に少ないため、17.5%、41.6%という数値だけで、戸建住宅が空き巣に遭いやすいとは言えません。

総務省の統計によると、2013年時点で日本国内には戸建住宅が2860万戸、集合住宅は2209万戸となっています。集合住宅に住む世帯に比べて、戸建住宅に住む世帯は約1.3倍多くなっています。集合住宅と戸建住宅の割合を踏まえて計算をしなおすと、戸建住宅は集合住宅に比べて1.84倍侵入犯罪に遭う可能性が高いことがわかります。

ざっくり、集合住宅に比べて戸建住宅が犯罪者に侵入されるリスクは2倍高いと言えます

なぜ戸建住宅は空き巣に狙われやすいのか?

泥棒が最も怖いこと、、、それは「逮捕されること」です。そして、逮捕されるということは「見つかる」ということに他なりません。

泥棒の心理を考えれば、人に会いやすい集合住宅よりも、人に遭遇する可能性の低い一戸建て住宅を狙うことは容易に想像がつきます。その結果が統計としてあらわれて、マンションなどの集合住宅に比べて戸建住宅が2倍近くも空き巣に狙われやすくなっていると思われます。

大半の空き巣犯は玄関や窓から堂々と入ってくる

戸建住宅が空き巣に狙われやすいことは分かりました。では、具体的に空き巣はどこから侵入してくるのでしょうか?

家を新築する際、防犯対策を意識して、防犯ガラスやピッキング対策された鍵を採用される方も多いかと思います。そもそも、多くのハウスメーカーでは、防犯ガラスもピッキング対策された鍵も標準で付いてくるケースが多くなっています。

しかし、実際にはこれらの対策では大半の空き巣は防ぐことができません。

どんなに強固な防犯ガラスを設置しても、ピッキングされない強力な玄関錠を供えていても、大半の空き巣犯は容易に家に侵入してきてしまうのです。。。。

どこから侵入するかっって??

玄関や窓からです。

いやいや、玄関にはピッキング対策した鍵を設置して、窓は防犯ガラス、そこからたやすく入る事なんてできるわけがない!と思われるかも知れません。

でも、鍵がかかってなければピッキング対策した鍵も、防犯ガラスも全く無意味です。

実際、警察庁の資料によれば、一戸建て住宅への侵入窃盗犯の侵入手段は、無施錠の玄関や窓からの侵入が46.5%と半数近くを占めているのです

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ものすごく当たり前ですが、ピッキング対策した鍵があっても、どんなに一条工務店の家のようにすべての窓が強固な防犯ガラスがあっても、鍵が開いていればそれらの防犯対策は全く意味をなしません。。。

ちょっと待った!そもそもデータが間違えてない?

一条工務店は「大半の泥棒はガラスを破って窓から入ってくる」と言っていた!

ここまで読まれて、一条工務店で家を建てられた方の中にはなんだか一条工務店から受けた説明と違っている、ということに気が付かれた方もいらっしゃるかもしれません。

一条工務店の営業さんの多くが、一条工務店の家の「防犯性能の高さ」をアピールする際に「防犯ガラスが標準になっている」ということをアピールされます。そして、その説明では「空き巣の多くは窓からガラスを割って侵入してくる」と説明を受けた方も多いと思います。実際、一条工務店のホームページ上でも、防犯性能をアピールするページが存在しています。

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この一条工務店のページによれば、空き巣などの住宅侵入犯罪のうち、ガラス破りが65.5%と大半を占めていて、侵入経路としては63.6%が窓からの侵入である事がアピールされています。対して、無施錠は26.8%と少ない割合になっています。

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一条工務店のデータが正しいならば、無施錠対策よりも、やはりガラスへの侵入対策が一番重要ということになります。しかし、先ほど私が統計資料としてあげた「無施錠46.5%、ガラス破り36.9%」とは大きく異なる数値です。こちらの数値が正しいならば、ガラス破りよりも無施錠対策の方が重要であって、無施錠対策をした後にガラス破り対策が来ることになります。

なぜデータが全く違うのか?どちらが正しいのか?

結論から言えば、一条工務店のデータは別に間違っていたり、データを改ざんしたものではありません

警視庁のホームページに掲載された、2016年の最新データによれば、一戸建て住宅への侵入経路として最も多いのは「ガラス破り」で60.9%となっており、対して無施錠は30.1%となっています。一条工務店のホームページのデータは2014年のものですから、数値に若干の違いはありますが、一条工務店のホームページに掲載されているデータと大きな違いはありません。

え!じゃあ、さっき私が示した「無施錠による侵入が46.5%」という数値が間違っているの?と思われるかも知れませんが、これも正しい数値です。

一条工務店が使っているデータは「警視庁」の統計データを引用しています。一方、私が引用したのは「警察庁」のデータを引用しました。

警視庁データと警察庁データの違い

警視庁は「東京都」のみを管轄する警察組織です。それに対して、警察庁は「東京都以外の全ての道府県」を管轄する警察組織です。

一条工務店が引用しているのは「東京都」のデータです。それに対して、私が引用したのは「東京都以外の道府県のデータ」です。

一条工務店が引用した警視庁のデータは「東京都の空き巣被害」を示したデータです。一方、私が示したのは「東京都以外の全国の空き巣被害のデータ」を示しています。

これらのことから現実としては

  • 東京都では空き巣犯の多くがガラス破りをして窓から侵入してくる
  • 東京都以外の道府県では空き巣の多くは「無施錠」を狙って侵入してくる

と言えそうです。さらに調べてみると、東京都、神奈川県、埼玉県、京都府では、空き巣の侵入経路として最も多いのは「ガラス破り」となっています。一方で、それ以外の地域ではざっと探した限り、全ての道県で、ガラス破りよりも無施錠からの侵入が多くなっていました(大阪府はネット上で資料が確認できませんでしたがおそらく無施錠よりもガラス破りが多いと思います)。

例えば、神奈川県警の資料によれば、神奈川県では空き巣の侵入経路の6割がガラス破りとなっています。

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同様に埼玉県警の資料でも、ガラス破りが約5割と最多となっています。

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しかし、それ以外の地域については、名古屋を有する愛知県であっても、侵入経路の6割は無施錠の窓や玄関からの侵入となっています。

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私が住む茨城県についてもやはり無施錠からの空き巣の侵入が5割となっており、いずれも無施錠からの侵入が最多となっています。

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もちろん、一条工務店の家は東京都にもあります。ですから、別にデータで嘘をついているとまでは言いません。しかし、結果的にミスリードをしているように思っています。

警視庁データを採用する理由は「宣伝しやすいから」

一条工務店は「郊外型住宅」を得意とするハウスメーカーです。事実、i-smartやi-cubeは住宅建築に3m以上の道路に接している必要があります。価格設定についても、一条工務店の家は30坪未満では坪単価がかなり割高に設定されています。一方で、平屋の価格設定は他のハウスメーカーよりもかなり割安に設定されています。このことからも一条工務店自信が自分たちは狭小地における住宅建築よりも、郊外の広めの敷地に住宅を建てる方が得意であると言っている様なものです。

そう考えていくと、一条工務店の住宅の防犯、を考えるならば警視庁のデータではなく、警察庁のデータを用いる方が適切です。

しかし、あえて「警視庁」のデータを使っている理由は、警察庁のデータでは「窓ガラスの防犯の重要性」をアピールしきれないからに他ならないように思います。

警察庁のデータを参照してしまうと、空き巣犯が最も侵入しやすい経路は「無施錠の玄関や窓」ということになります。これだと、「防犯ガラスも標準!」ということをアピールしきれません。しかし、自分たちがあまり得意としない都市部を中心として取りまとめられた「警視庁」のデータを用いることで嘘をつかずに「防犯ガラスが最も重要!」と言い切れるようになります。

一条工務店が無知であるが故に、本来用いるべきデータである警察庁のデータではなく、警視庁のデータを参照していたならば、それは大企業としてどうなのよ?という不安は感じますが、訂正すれば良いだけのことで、ある程度仕方ないこととも思えます。でも、絶対にそんなはずはないと思っています。一条工務店はあえて、警察庁のデータではなく、警視庁のデータを引用しているはずです。警察庁のデータと警視庁のデータを見比べて、「顧客訴求力が高いデータはどちらか?」ということを考えた結果として、警視庁のデータを引用しているはずです。

目くじらを立てることじゃない?でも、他のハウスメーカーはやってませんよ。

積水ハウスだけは「警察庁」データで「無施錠」への注意喚起

一条工務店が、本来警察庁のデータを示すべき所を自社の商品のアピールをするためにあえて警視庁のデータを使うという、あるいみちょっと姑息なことをしていたとしても、その程度のことは目くじらを立てるようなことではないのではないか?と思われるかも知れません。

年間施工棟数が5千棟を超える大手ハウスメーカーの中で、「警視庁」のデータを使って、宣伝をしていたのは一条工務店と大和ハウスの2社だけでした。

大和ハウスもやっているならいいじゃないか?と思うかも知れませんが、大和ハウスは鉄骨建築を基本としていて、狭小地でも大空間を実現したり、3階建て以上の戸建住宅も手がけるなど、明らかに都市型ハウスメーカーです。個人的にはセコいな~と思いますが、百歩譲って、大多数のお客さんに示すデータとして、都市部を代表する警視庁データを使ったという言い訳ができないことはありません(全国展開しておいてそれはないと思いますが。。。)

それ以外の、住友林業、ヘーベルハウス、セキスイハイム、ミサワホームなは、このような「不適切な引用」をしていませんでした

そして、最大手ハウスメーカーである積水ハウスだけは、真っ向から警察庁のデータを引用して、無施錠への対策を促していました。積水ハウスでは、「『泥棒に狙われにくい住まい』~我が家を守る独自の秘訣~」というレポートを作り、警察庁のデータを引用した上で、「ガラス破りと並んで無施錠対策」を促しています。

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別に一条工務店に嫌みを言うわけではないですが(こういうときは大抵嫌みです)、木造戸建建築棟数で積水ハウスに追いついた追いつかない、という話が出るようですが、

【閲覧注意】誰にでも起こる!一条工務店の家にネズミやコウモリ侵入し放題の欠陥?クレームですか?仕様です。。。

2016.06.11

の時にも思ったことですが、細やかな配慮、という点では一条工務店と積水ハウスの間に大きな開きがあるように思えてなりません

一条工務店が警視庁データを引用するのは、防犯ガラス標準をアピールしたいから、に過ぎないと思います。

本当に自社の住宅を購入してくれるお客さんのことを考えたら、警視庁のデータと警察庁のデータ、どちらを使って宣伝を行うべきかは明らかだと思います。。。

防犯ガラスが本当に実力を発揮するために必要なこと

防犯ガラスがあるが故に無施錠が起こってしまう?

上で、一条工務店が防犯ガラスを販売するために、警視庁のデータを使ってお客さんに対して「ガラス破り」が最も空き巣として多い手口である、とアピールすることを批判してきました。個人的には、一条工務店のこのような宣伝方法は、住宅の防犯性能を向上させながら、結果的に住宅を空き巣の危険にさらす行為と思っており、それ故に批判してきました。

なぜならば、営業さんなどが、警視庁のデータを店ながら空き巣の大部分が「ガラス破り」によって侵入してくると言うことを強くアピールすることで、それを聞いたお客さんの側は、「防犯ガラスが標準」ということで安心をしてしまいます

大部分の空き巣が窓ガラスを破って侵入してきて、ピッキング対策もしてあって、防犯ベルも付いていて、防犯性能の高い家が手に入ったら安心しますよね。。。

でも、その安心が「自分の家は空き巣に遭うことは無い」という安心に繋がり、それ故に、ちょっとぐらい家を空けるのに鍵を閉めなくてもいいか、、、などという間違えた行動を招いてしまいます。もちろん、意識的に鍵を開けっぱなしにする人はほとんどいないと思います。多くの方は「自分の家は大丈夫」と安心してしまうことで、油断を生じ、結果として無意識に無施錠を招いてしまうだろうと思っています。

だからこそ、「防犯ガラスさえあれば安心」といった極端な宣伝は、顧客のミスリードに繋がると思うのです。

防犯ガラス、ピッキング対策錠、サムターン回し防止鍵、防犯警報装置どれも「鍵が閉まっていて」はじめて機能する防犯対策であることは当たり前です。ですから、本来は「無施錠」への対策を強調して、それをしてくれれば、あとは住宅の防犯性能でできる限りの防犯を提供するとするのが本来の姿だと思うのです。

空き巣の気持ちになれば防犯ガラスの重要性がわかる~東京で無施錠侵入が少ない理由~

ここで、誤解をされてはいけないこととして「防犯ガラス」は空き巣対策として極めて有効であることには違いがない、ということです。

このことを考えるためには、なぜ東京都や神奈川県、その他都市部では無施錠からの空き巣侵入が少ないのか?ということが分かってくるように思います。

これは推測に過ぎませんが、東京や神奈川、その他の都市部では空き巣侵入経路として「無施錠」の割合が少なくなっている理由は、そもそも「無施錠」の家が少ない、ということが理由だろうと思っています。

空き巣の気持ちになれば、できる限り素早く、そして、痕跡を残さずに家の中に侵入したいと考えているはずです。そう考えれば、ガラスを割るよりも「空いている鍵」を探すのが第一にすべき行動であることは明らかです。しかし、都市部では知らない近隣住民も多く、防犯意識も高いために結果として常に施錠が行われているのだろうと思います。

無施錠の家を探すことが難しい都市部では、空き巣としては「仕方なく」ガラスを割って住宅への不法侵入を行うケースが多く、それが無施錠侵入よりもガラス破りが多くなっている背景だろうと推測できます。

空き巣の心理に経てば、施錠がしてあるけどこの家を狙おうと思って、侵入を試みようとしたとき、目の前のガラスが防犯ガラスであった場合、そこであきらめて、次の住宅に移動する空き巣も相当数多いように思います。

そういう意味では、空き巣の認知件数には表れませんが、防犯ガラスは空き巣対策として極めて有効な手段と思います。ただし、あくまで「施錠がしてある」ことが大前提です。

「施錠を忘れない」は防犯対策ではない!

防犯で最も重要なことは鍵を掛けること、などと言うと、そんなことは言われなくても、分かっている、と言われてしまいそうです。

しかし、実際に施錠を忘れないようにすることはなかなか難しいことです。「鍵の掛け忘れがないようにしよう」と心がけることは重要ですが、対策にはなっていません。誰も、鍵をかけ忘れようと思ってかけ忘れるわけではなく、ついうっかり忘れてしまう方が大半と思います。

ですから「鍵をかけ忘れないようにする」というのは防犯対策ではないように思います

では、何をすれば鍵をかけわすれないか?と言われると、あまり対策がありません。

一つの鍵は見える化

鍵のかけ忘れないようにすることが防犯上最も重要である事は間違いないと分かっていても、人間はついうっかり何かを忘れてしまうことあり、これを防ぐのは非常に難しいことです。

鍵の締め忘れが発生してしまいやすい背景としては「見た目では鍵が閉まっているかどうか」がわかりにくいと言う事が挙げられます。

個人的に鍵の締め忘れに極めて有効な方法が「リモコンキー」の採用と思います。

【Web内覧会】便利なだけじゃないリモコンキー、パッシブキーレビュー\(^o^)/

2013.03.02

で紹介させていただいた、リモコンキーは、下の写真のようにリビングなどに設置した本体から、鍵を開けたり閉めたりするためのオプションが取り付けられます。

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上の写真では鍵が開いていることが赤いランプによって示されており、室内に居ながらにして「鍵が開きっぱなし」であることが一目でわかります。

また、玄関ドアにも下の写真で緑のランプが光っているように鍵が開いているのか閉まっているのかが光で分かるようになっています。

緑色のランプであれば、鍵が締まっている状態、赤いランプであれば鍵が開いている状態を示しており、暗闇でも一目で鍵の施錠が確認できます。室外側にも同様のランプが付いており、室外側は鍵を開けり閉めたりした後、数秒だけランプが点灯しています。常にランプが付いていると空き巣にも鍵が開いていることが一目で分かってしまいますから^^;

このように施錠状態を「見える化」することで、単に忘れないようにしようとするよりも遥かに効果的に無施錠を防止することができます

リモコンキー自体が非常に便利なものでもありますが、それと同時に非常に効果的な防犯対策としても機能するように思っています。

窓の鍵については指さし確認

窓の鍵については、玄関のリモコンキーのような便利な見える化ツールはありません。そもそも、玄関ドアは通常一家に1個ですが、窓になると数が多くなりすぎて、見える化が困難になります。

もちろん、セコムなどの窓の開け忘れ防止のツールを導入する方法もありますが、かなりの金額がかかってしまいます。

そう考えると、対策としては「指さし確認」が現実的な解決策と思います。これについては何かツールでどうにかできれば良いのですが、私自身、これだ、と思えるものを知りませんm(_ _)m

おわりに

今回住宅の防犯対策において、言われるまでもなく当たり前と思いつつ、「防犯対策」としてはあまり見られていない「鍵を閉め忘れない対策」が防犯対策において最も重要である事を示しました。

一条工務店もそうであったように、多くのメディアなどでは「防犯ガラス」や「ピッキング対策」などお金になりやすく、対策方法が明確な防犯対策ばかりが宣伝されます。しかし、これらの防犯対策は「鍵が締まっていて」はじめて機能する防犯対策です。

そのような意味では鍵を閉め忘れないというのは、基本中の基本となる防犯対策であるにもかかわらず、決め手となる対策方法がないことから見過ごされてしまいがちです。

これから新築を予定されていて、防犯対策を考えられている場合には、是非「鍵の閉め忘れ対策」も重要な防犯対策として、鍵を如何に閉め忘れずに済むかを考えた家づくりを検討していただければと思います^^

  • Suzuki Atushi

    いつも、興味深く読ませて頂いてます。

    >警察庁は「東京都以外の全ての道府県」を管轄する警察組織です。

    警視庁は警察庁から独立はしておらず、警察庁との関係は他の道府県警察と同じですから、警察庁の統計には警視庁の統計も含まれているかと思います。
    また、各都道府県警察の統計を比較し、空き巣等の侵入窃盗犯罪認知件数が最も多いのが警視庁なのであれば、顧客に示すデータとして警視庁のデータを採用しても間違いではないかなと思います。
    殆どの空き巣の犯人は犯行前の下見をしており、ガラスの赤色シールを見た時、既に候補から外すと思われます。また、空き巣は郊外よりも住宅密集地で多く発生しており、その時に、侵入口が死角になっているなどの要因により侵入されるので、例え窓が施錠されていたとしても、破壊侵入されると考えらますから、やはり防犯窓ガラスは被害防止に最も有効だと思います。

    • こんにちは^^
      コメントありがとうございます^^そうなんです。間違えていないだけにややこしいように感じています。。。
      もちろん、防犯ガラスは空き巣対策として重要な対策と考えています。ただし、それはあくまで施錠されていれば、という限定付きになりますが。。。
      これがまたややこしいことに、警察庁の認知件数には警視庁の認知件数は含まれていますが、人口あたりの空き巣侵入件数になると、必ずしも東京都がトップというわけではないのも問題が難しいところと思います。
      本文中にも書いていますが、施錠さえされていれば、ご指摘のように防犯シールを見て、あきらめるケースが多く、これは認知されない防犯効果といえると思います。しかし、鍵が開いていれば、むしろラッキーと考えて侵入されてしまう可能性も高いように思っています。
      技術的な防犯対策は、防犯意識を持った上で施錠等、基本を行った上ではじめて効果を持つものであって、技術に依存してしまった結果として、無施錠が増えるというのはやはり最も注意すべき子とかな?と考えています^^