太陽光の自立運転コンセント、皆さんどうしてますか?:災害に備える!

こんばんは。さすけです\(^o^)/

先日書いたONEエネルギーのリチウムイオン電池レンタルサービスの記事では非常に多くのアクセスをいただきありがとうございます\(^o^)/

で、ONEエネルギーのリチウムイオン蓄電池設置のことを書いていて、私自身が忘れていたことを思い出しました!

一条工務店で夢発電を採用すると、標準で1箇所の自立運転コンセントというのがついてきます

実はこの自立運転コンセント・・・増やすことができます!

我が家では6箇所ほどに自立運転用のコンセントを設置しています。

で、住んで見て気がついたこと、こうしておけば良かったと思ったことなどをご紹介したいと思います\(^o^)/

* 自立運転コンセントって何だ?
これは設計段階などで聞いている方も多いと思いますが、自立運転コンセントについて簡単に説明します。

通常、夢発電によって設置したソーラーパネルが発電した電力は余剰電力買取であれば、まずは住宅内で使用されている機器に供給され、余った分が電力会社に売電されます。全量買取の場合は住宅内での消費に関係なく、電力会社に売電されます。

これは平常時の運転方式です。しかし、地震等で停電になった場合はどうするかというと、手動で「自立運転」というモードに変更する必要があります。

全量、余剰に関係なく、自立運転モードにするとソーラーパネルが発電した電力は住宅内に設置された自立運転コンセントのみに提供されるようになります。

自立運転に切り替えることで、仮に停電していたとしても、日中、太陽が出ている時間帯はこの自立運転コンセントから電気を使用することができるようになります。

自立運転ではソーラーパネルが1.5kW以上発電していれば、1.5kW、すなわち1500Wを上限として供給されます。

* 1500Wで何ができる?

1500Wって言われてもいまいちピンと来ません。具体的に考えてみます。
まずは、携帯電話の充電に必要な電力は数ワットですから、家族全員の携帯電話を一度に充電するのは余裕です。

iPadなどのタブレットで、充電時の電力消費は約10Wですから全く問題ありません。

ノートパソコンの充電は約50W程度ですから、これも問題ありません。

デスクトップ型のパソコンを起動するのにかかる電力は我が家のもので約250Wです。ですから1500Wの電力があればパソコンを立ち上げることも出来ます

このあたりは想定の範囲内だと思います。というか、地震で停電しているときにパソコン使う人も少ないでしょうからあまり役に建たない情報ですね^^;;

非常時を想定して何が出来るかを考えてみると、やっぱり「お米を炊く」というのが重要なことだとおもいます。お米の備蓄があってもお米を炊くことが難しければ困ってしまいますから^^;;

炊飯器の機種によりますが、炊飯時の消費電力は概ね1000W程度です。最新の機種などで炊飯時の消費電力は1300W程度ですから、自立コンセントがあればお米を炊くことが出来ます。

注意すべき点は・・・・太陽が陰ってしまうと電力が足りなくなることがあります。ですから、停電した日が晴天またはお米を早炊きで炊飯するのに必要な時間は太陽が陰らないと思えるときに炊飯する必要がある事です^^;;こういうことを考えるとやっぱり非常時は蓄電池があると便利ですね^^;;(ただ、非常時用にカセットコンロを1個準備しておけばこの問題は解決できます)

電子レンジは使える?通常の100Vの電子レンジであれば使うことができます

あと、非常時に最も困るのが冷蔵庫と思います。冷蔵庫の消費電力はかなり少なくなってきていて、500L超の大きな冷蔵庫でも定格消費電力200W程度のものが多いです。さらに、運転中の消費電力はもっと少ないことが多いので、電子レンジを使う場合以外は自立コンセントに接続しておけば日中に冷蔵庫を冷やすこともできます^^

あと、非常時である事を考えるとやっぱり情報を得ることが重要になってきます。アンテナを設置している家であれば停電時でもテレビを見ることができます。我が家にある60型のテレビで消費電力は最大620Wですから、これも問題ないです

さらに、これは冬場のもの凄く寒い時期や暑い時期であれば重要になってきますが、エアコンの運転が上げられます。自立運転コンセントでは200Vの機器や特殊形状の100Vコンセントのエアコンは使用できませんが、通常の100Vタイプのエアコンは使用可能です。概ね消費電力は600Wから1000W程度ですから、日中に部屋だけを暖めておけば一条工務店の住宅性能であれば一晩程度であれば寒さを凌ぐこともできます。

というか、色々言ってきましたが、ぶっちゃけ一般の住宅にある設備で100Vのコンセントに接続して使っている機器は単体であれば全て使うことができると思って良いです。というのも、通常の電気ケーブルは最大の電力が1500Wを超えられないので、コンセントに挿して使う電気機器は全て使えます。

非常時である事を考えると1500Wの電力はとてもありがたいです^^
1500Wの電力というのは非常時にテレビで情報を見ながら、携帯電話を充電し、冷蔵庫を冷やすことが出来る程度の電力です。

ただし、消費電力の多い、炊飯器と電子レンジには注意が必要で、炊飯しながら電子レンジで食品を温めると言ったことは出来ないです。

* 自立運転コンセントは1つで大丈夫?
自立運転コンセントは通常は1箇所が標準でついてくるので、多くの方は1箇所のみに設置していると思います。

非常時の生活を考えた場合、果たして1箇所で自立コンセントが足りるのか?という問題があります。

非常時に不可欠な電気機器として
1. 携帯電話(これが無いとかなり不安です。)
2. テレビ(非常時はやっぱり情報が必要ですから^^)
3. 冷蔵庫(備蓄があれば安心です^^)
4. 炊飯器(腹が減っては・・・)
5. 電子レンジ(冷凍食品等も食べられます!)
などが上げられると思います。携帯電話と炊飯器は容易に移動が可能ですから、家の中に1箇所しかない自立コンセントでも問題はありません。

しかし、冷蔵庫やテレビは・・・・非常時とは言え、自立コンセントのところまで動かすのは無理です。テレビは小型の物があれば何とかなるかもしれないですが、冷蔵庫はまず無理です。

これを解決する方法は自立コンセントから冷蔵庫とテレビまで延長可能な延長ケーブルを準備しておくというのも一つの方法です。

が、実は延長ケーブルでも対応できない可能性も高いです。というのも、テレビをアンテナ経由でご覧になっている場合は、多くのお宅でブースターという装置で電波を増幅しています。そのため、このブースターに電力を供給できなければテレビを見ることが出来ないのです。

ブースターがどこに設置されているかは家によって違ってくると思いますが、屋根裏だったり、ウォークインクローゼットの中だったり、サーバー収納^^;の中だったりしますが、少なくともリビングの中に設置している家は少ないと思います。我が家の場合は2FのWIC内に設置したサーバ収納内にブースターが設置されています。で、テレビは1Fのリビングと2Fの寝室にあります。

延長ケーブルの長さの問題が出てきます。

というか、自立運転コンセントが各器機の近く、少なくとも同一部屋の中に1箇所ずつあれば、あとは通常の延長ケーブルでどうにでもなります。

そんなことを考えたとき、私はこの自立コンセントって1箇所で足りるのか?という疑問がありました。そこで、我が家では自立コンセントを複数箇所にせっちしてもらいました\(^o^)/

具体的には
・ リビング
・ キッチン(リモコンニッチ内)
・ サーバ収納内部
・ 子供部屋
・ 寝室
・ 書斎

の合計6箇所に自立運転コンセントが設置してあります。

イメージとしては家電や電気設備が集中している場所を中心として、各部屋に1箇所ずつ自立コンセントを設置してあります!

使用できる容量は合計で1500Wということに代わりはありませんが、非常時に延長ケーブルを1Fから2Fに引き回さなくてはいけないようなことはなくなります。

また、2Fにあるテレビ用ブースターに電源を供給できるので、家の中のどのテレビでもテレビを見ることができるようになります。

その他にも非常時であっても動かす必要のある防犯設備への電力供給なども行うことができます(これは無停電電源がついているので停電でもなんとなるようにはなっていますが)。

ということで、個人的には自立コンセントは1箇所でもあれば非常に助かる設備である事には間違いないのですが、複数箇所に設置しておくことでテレビと冷蔵庫の同時運転といった使い方ができ、停電時でもかなり快適な生活を送ることができるようになると思います。

そういう意味で、現在設計中の方は是非自立コンセントの位置と、非常時に必要不可欠な電気機器の配置を見直して、必要に応じて複数箇所に自立コンセントを設置しておくのも良いと思います\(^o^)/

* さらにこれを発展させると・・・
非常時の備えという意味では、太陽光は限界もあります。というのも、上記で重要な設備に照明が入っていないことでお気づきのように、自立コンセントは日中しか使用することができません。。。

このあたりは、コストパフォーマンス等を考えて検討する必要はありますが、非常時の不安解消という点では、先日ご紹介したONEエネルギーのリチウムイオン蓄電池のような蓄電池は現時点では最強です。。。。

電気が必要になる時間帯というのは、通常は夜間が多いと思います。まずは照明があるかないかで不安感は全く異なってきます。そして、ONEエネルギーの蓄電池で個人的に良いと思ったのは、200V機器に対応している点です。一条工務店のRAYエアコンは200Vの電源が必要になります。すなわち、蓄電池があれば時間に限りはありますが、200Vの大きなエアコンで室内を暖めたり、冷やしたりすることが出来るのです。

ONEエネルギーが採用している蓄電池は充電と放電を同時に行うことができないため、日中の充電中は電気を使うことが出来なくなってしまいますが、冬であれば夜間に暖房を運転できて、照明が使用できるというのはかなり心強いように思います。

* 自立コンセント設置のちょっと残念ポイント?・・・
我が家では上記に書かせていただいたように、6箇所の自立コンセントを設置しています。
実際に生活するまではあまり考えなかったのですが、これにはちょっとした残念ポイントがあります^^;;

それは、

通常のコンセントと自立コンセントの見分けがつかない!

ということです。

これは今後施工をされる方には是非ともお勧めしたいのですが、自立コンセントはコンセントの色を変えておくことを強くお勧めします!

コンセントの色は通常は白ですが、医療現場用など特殊用途向けに、赤、緑、黒のコンセントが存在しています。↓

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本来は医療現場などで使われるコンセントですが、一般住宅内で使用するのであればこれらを使うことも問題はありません。

ということで、今後施工される方は自立コンセントの色を変えておくことを強くお勧めします!
自分の家で、「あれ、コンセントに挿しているのに動かない?」なんてことを回避することができます^^;;