一条工務店のブログは何故多いのか?

こんばんは。さすけです\(^o^)/

りちゃんさんのブログの記事「一条工務店のi-smartのステマは存在するの?」を読ませていただきコメントを書いていたら、楽しくなってきてしまったので私も便乗記事を書かせていただきます!勝手にマネさせていただきます。すみませんm(_ _)m

私も書かせていただいている一条工務店のブログですが、他のハウスメーカーに比べて確かに多いです。何故、一条工務店のブログは多いのだろう?と疑問に思い色々考えてみました。
確かに、もしやステルスマーケティング?なんて疑問もわいてくるのも当然かも知れません。

で、実際の所他のハウスメーカーよりどれくらい多いのか?そして、何故多いのかを考えてみました。

この手の記事を書くと荒れてしまうかな~と思いつつも楽しいのでよしとします!

一条工務店のステルスマーケティング、ちょっと楽しそうです。そもそも、りちゃんさんも指摘しているように、一条工務店のブログ数はブログ村登録数で2012年4月17日現在、
 一条工務店:268件
積水ハウス:137件(対一条比:0.51倍)
住友林業:189件(対一条比:0.7倍)

となっています。他のハウスメーカーの中でも突出して多くなっています。このブログ数の多さの意味をもう少し考えてみます。

各ハウスメーカーの新規着工件数はこちらの記事によると2010年度決算で
 一条工務店:6550戸
積水ハウス:20730戸(対一条比:3.1倍)
住友林業:9555戸(
 対一条比:1.4倍)
となっています。

ブログ村は、1回登録するとわざわざ削除しない限り、ブログ数が増え続けるので、現在のブログ数は3年間にの累積と仮定してみます。また、新規着工数は2010年の値を3倍して使ってみます。そして、住宅100戸あたりのブログ執筆数を計算してみると・・・

 一条工務店:1.3ブログ/100戸
積水ハウス:0.22ブログ/100戸
住友林業:0.66ブログ/100戸
となります。

正しいかは分かりませんが、ざっくり一条工務店は新規に100人のお客さんのうち、1人がブログを書き始める計算になります。対して、積水ハウスは0.2人、住友林業は0.7人となります。

一条工務店のブログ数は着工件数を考慮に入れると、積水ハウスに比べて約6倍以上多いと言えます。

統計計算をしたわけではありませんが、有意に多いと言えそうです。すなわち、偶然とは言えないのではないかと思われます。

* 理系が多いから?
これが何故なのかは、いくつか考えられますが、りちゃんさんが指摘されているように理系の人が多いから、というのが考えられそうです。かくいう私も理系です。

ざっくり、理系と文系の比率は感覚的に理系が2割程度と思います。と考えると、仮に一条工務店の全顧客が理系であったとして、積水ハウスは8:2の割合で理系が混じっているとしてもブログを始める人の割合は最大でも4-5倍程度に収まるはずです。確かに理系好みのハウスメーカーではありますが、それだけでブログ数の多さを説明するのは難しそうです。

* ブログ村の存在
ブログ村の存在はブログ数の多さに強い影響を与えていると思われます。
現在のブログ村の一条カテゴリはICHIさんが作られたそうですが、これができたことによって一条工務店で家を建てる人同士のコミュニケーションが取りやすい環境ができ、他の人のブログを見ていた人が自分もブログを始めようというきっかけになっていると思われます。
しかし、これでは大きなコミュニティーにさらに人が集まりやすくなることは説明できても、なぜ一条のコミュニティーだけが大きくなったのかを説明することはできません。また、この条件は積水ハウスも住友林業も同じです。

* ブログを書きやすいハウスメーカー
可能性として、ブログを書きやすいハウスメーカーであると言うのがあるかも知れません。
Q値やC値といった話題がその代表ですが、通常ですと自分の家をブログに使用と思うとどうしても写真を主体にした記事になってしまいます。しかし、自分の家を写真で紹介していくとなると手間がかかりますし、プライバシーの問題も出てきます。
対して、Q値やC値、太陽光の発電量、電気代と行った情報は文字にしやすいということと、自宅のQ値やC値を公表してもプライバシーに影響はありません。そのため、ブログを書きやすいというのがあるかも知れません。

* 公表されていない情報の多さ(オリジナル商品の多さ)
これは、もしかするとi-smartの場合だけかもしれませんが、  一条工務店で家を建てようと思ったとき、情報が完全に公開された状態になく、自分で調べることで得をするor選択肢を増やすことができるということを強く感じました。自分で調べるためには,ただ待っているだけよりも自分も情報発信をしたほうがコミュニケーションを円滑に図ることができます。そのために、ブログ数が多くなっているとかんがえることができるように思います。

これは、私が家を建てる過程で本当に良かったと思った点でもあります。
一条工務店は、日本産業やHRDといった自社の子会社に近い企業で生産したオリジナル住設が多いハウスメーカーです。そして、日本産業やHRDの住設というのはインターネット上で探しても公式なWebサイトを見つけることができません。結果として、多くの方がブログに書かれた記事を読んでその使い勝手などを知るしかないために、ブログの役割が大きなハウスメーカーになっているように思えます。私自身他の方が書かれたブログを読んで、「へ~そんなことができるんだ」と思い、我が家でも採用したことが多くあります。

* 一条ルールの存在 
で、個人的にはこの影響が大きいような気もしています。
これは、自社商品の多さとも関係してくると思いますが、一条ルールと呼ばれるルールの多さが結果として多くのブログを生み出しているようにも思えます。
お隣の国では「上に政策あれば下に対策あり」と言われているそうですが、ルールというものが存在すれば、そのルールをうまくかいくぐる対策が生み出されます。
一条工務店では、理由はあれど必ずしも営業マンの方、設計の方などがなぜそのルールが存在するのか理解していない(内部に居るためにあたりまえに感じている)ルールが多く存在しているように思います。一歩間違うと他のハウスメーカーではできるのに~、と思うようなルールが存在しています。
ルールをすり抜ける対策は当然一条工務店として発信はしてくれないので、結果的にブログ等に頼らざるを得なくなっていると思えるのです。また、そのような妙案を知ったら誰かに言いたくなると言うのがブログ数の多さにつながっているのかもしれません。

* ツッコミどころが多い
上の2つに通じるところがありますが、総じて一条工務店は良い意味でも、悪い意味でもどうもヒトコト言いたくなってしまうハウスメーカーであるということがあるように思います。自分が何かを言いたいと考えたとき、手軽なツールとしてブログの存在があるのかも知れません。

* マーケティング戦略
りちゃんさんがおっしゃっていたステルスマーケティングの一つと言う可能性も考えてみます。これについては少し詳しく考えてみたいと思います。

一条工務店の工場見学に行った際に「一条工務店は宣伝広告を一切行っていません。家を建てられた方の口コミだけでこれだけ多くの家を建てさせていただいております」と誇らしげに説明されていた営業の方がいらっしゃいました。ということは、一条工務店が口コミを強く意識している可能性は十分あり得ます
企業である以上その口コミを自社に有利なように操作したい誘惑に駆られることは想像に難くありません。ということは、もしや私が普段読ませていただいているブログも実は一条工務店の社員の方が書かれていて~、などと考えてしまいます。

が、私はこの点については無いと思っています。

と言うのも、私のブログはおそらく一条工務店関連のブログの中でもアクセス数は比較的多い方だと思います。アクセス解析ソフトを使って見ていると、1週間に延べ1万人以上の方にアクセスしていただいています。このうち、一条工務店関連の検索キーワードを使われる方、ブログ村の一条カテゴリからいらっしゃる方が約8割です。そのため、一条工務店に関心がある、または、一条工務店で契約をしている方が多くなっています。対して、一条工務店の年間着工件数は年間約7千棟程度と言うことなので、一条工務店のお客さんのうちかなりの方にご覧になっていただけているのでは無いかと思っています。これは、私がブログを書く原動力にもなっており、本当にうれしいです\(^o^)/ありがとうございます。

で、何が言いたいかというと、

私の所に「ブログを書いていただいているのでカップボードを無料にしますよ~、もっと一条工務店のことを褒めて下さい~」などという申し出は全くありません(; _ 😉

ということで、一条工務店がブロガーを抱き込んで口コミを操作している可能性は無いように思えます。それとも、私があんまり好き放題書くから嫌われちゃった^^?
gamaさん、neronaさん、その他多くのブログを書かれている皆さん、そんな話ありました?(;_;)自分だけ無いんだったらどうしよう~^^;;冗談です。

過去には私が戸建て掲示板で 一条工務店の社員だと言う話題が挙がっていたこともありました。どうしてそうなったのかと言う気もするのですが、一条工務店の社員でないことも一条工務店から何ももらっていないことも私自身がよ~くわかっているので、この点はあまりないな~と思えるのです。いや、別にカップボードくれるなら喜んでもらいますよ♪ただ、記事の内容は変えませんが。。。

で、なんだか話がそれてしまいましたが、最近ステルスマーケティングと言う言葉がはやっており、戸建て掲示板のようなところでは、一条工務店の掲示板に限らず、良いことを書くと「社員の誘導」と言われてしまっているのをよく見かけます。

しかし、私の感覚としては、ステルスマーケティングが成立し得るのは消耗品や飲食店、ホテル棟のサービス業の口コミに限られると思っています。消耗品などであれば、1回だけの使用感をブログ等でコメントして、あとは他の記事でも不自然さはありません。ですから、仮に選任の社員が1人で一日10件のマーケティング用の口コミを書き込むことも簡単にできます。

一方、ハウスメーカーのブログになると、これがかなり難しくなります。自分が家を建てるハウスメーカーの感想は1回だけで終わってしまうことはまずありません。少なくとも自分が家を建てている半年程度の間継続的に記事がアップされます。これを消耗品と同じ感覚でやろうとすると、相当な人海戦術が必要になってしまいます。また、単発の口コミであれば人と人とのコミュニケーションは生まれにくいですが、継続的になってくるとブロガー同士のコミュニケーションも生まれてきます。そうなると、ステルスマーケティングとしては非常にマズイことになってしまいます。

そして、私自身もそうですが、家は一生に一度の大きな買い物です。そのため、本気で色々なことを考え、検討しています。ブログを書かれている方の多くもそうだと思います。
そういった記事に対して、仮に社員の方が記事を書くようなことがあったとしても、「お仕事で書いた記事」よりは面白いものが書けると思うのです。

以上のことから、一条工務店の社員の方がブログを書いていると言うこともまずないと言えます。

また、掲示板等で「おまえ営業マンだろ~」的な突っ込みも見かけますが、それも考えにくいように思っています。なぜなら、営業の方はそこまで暇ではないと思うのです。言い方は悪いですが、営業の方は家を売ってなんぼの商売です。掲示板などに書き込んでいる暇があるなら、お客さんに電話をしたほうが絶対に効率的です。よって、掲示板になど書き込むことはないと思えるのです。

* 一条工務店さんきちんとマーケティングしませんか。。。
って書いていて思うのは一条工務店はインターネットを使ったマーケティングがあまりうまい企業ではないように思います。。。で、もっとうまいことマーケティングした方が・・・と思う次第です。

一時、「i-smart」で検索をすると私のブログが一番上に出てくる時期がありました。自分でもビックリしましたが、大きな企業としてはどうなのよ、とツッコミを入れたくなってしまいます^^;
おそらく、そういったことはあまり重視していない企業なのかなと感じるのです。

で、思うのは、i-cube、i-smartというのはおそらく30代をターゲットにした製品だと思います。となると、やはりまずはインターネットで検索をすると思うのです。

私自身は、これまでの一条工務店の対応、家の内容を含めて満足していますし、多くのブログを拝見していても、同様な方が多いように思うのです。これは、一条工務店がきちんと家を建ててきた成果です。

そして、ステルスマーケティングなどと言われるような口コミを操作するようなことをすれば、それは反則だと思います。しかし、まじめにやってきた成果をアピールすることは全く問題ない、というか企業としては当然のことと思うのです。

インターネットで潜在的なお客さんが検索を行った際、私のブログに限らず、多くのブログが出てきたら、それは企業のマーケティング的に非常に強みになると思うのです。で、検索結果の上位を自社の製品の口コミで占めるというのは企業のマーケティングとしてものすごく効果的なように思うのです。

そして、そのようなことは意外と簡単にできます。ブログのタイトルや記事のタイトルに「一条工務店」や「i-smart」、「i-cube」と言う商品名を入れてもらうだけです。たったこれだけのことです。

そして、そういった記事を多くするためには、ブログを好きに書いてもらうのではなく、例えば「記事の内容を問わず、キーワードをタイトルに入れた記事を10本以上書いてくれたお客さんにはカップボードをプレゼント」のようなキャンペーンをやるだけで大きく変わります。カップボードは高すぎると言うことであれば、額縁でも良いかも知れませんし、何でも良いと思うのです。

そして、「記事の内容を問わず」ということ、「記事の内容が事実や主観に基づくものであれば、一条工務店が記事に対して何かを言わないこと。悪いと思ったことは悪いと書いて欲しいこと」を約束することが重要です。そして、単刀直入な住み心地や感想を書いて欲しいこと、などをきちんと自社のWebサイトでアピールすれば、ステルスマーケティングなどと言われることはありません。むしろ、それだけ強気なキャンペーンをやるのだから自信があるのだろうと感じると思います。

そうして多くの方たちが記事を書いてくれた結果は、今後新規のお客さんが契約を悩んでいるときに「i-smart」で検索をして、一条工務店で契約すればこんな家に住めるのか、こんなこともできるんだという気づきの機会を与えることになります。

ハウスメーカーということから、お客さんの属性は様々だと思います。ICHIさんの電気工作の記事、 gamaさんの太陽光に関する記事、neronaさんのお金に関する記事、satoさんの綺麗な写真などなど、本来仕事で記事を書いてもらったら非常に高くなってしまうと思います。

個人的には、これだけ多くのブログが書かれているというのは企業にとって一つの資産だと思います。これを自社の利益につなげないというのはもったいないですし、私を含め勝手に感想を書いている側としては、私の家を見て一条工務店と契約しようと思ってくれる人がいれば、それはやはりうれしいと思うのです。だって、本気で選んで、一生懸命考えた私の家を「良い」と評価してもらったことになるわけですから、やっぱりうれしいです。

私が思うのは、一条工務店はステルスマーケティングなどしなくても、インターネット上でマーケティングをできる資産を多く持っているのですから、それを使わないのはもったいないと思えてなりません。

ということで、ブログ記事10本でカップボードキャンペーンいかがですか\(^o^)/(←結局そこかよ^^;だって~くじ引きはずれちゃったんですもん)