我が家のQ値が出ました!さていくつでしょう!

こんばんは。さすけです\(^o^)/

実は、年明け早々設計の方から、お願いしていた我が家のQ値計算結果が送られてきました\(^o^)/

Q値って何と言う方は、こちらのページがわかりやすかったです。

一条工務店が公表しているi-smartのQ値は0.82W/㎡・Kとなっています。さて、我が家のQ値は??

我が家のQ値を実際に計算してもらいました\(^o^)/

まずは、一条工務店から送られてきた我が家のQ値は

0.89W/㎡・K

という計算結果が出てきました。一条工務店では、最終的な間取りになった段階でお願いするとQ値を計算してもらえます。ちなみに計算してもらうには5万円掛かります( ・_・;)
ただ、現状問い合わせが殺到しており、かなり時間がかかるようです・・・私も2ヶ月近く待ちました^^;

我が家のQ値は残念ながら、i-smartの公表値よりは悪くなってしまいました・・・・
主な要因は複数の大きな窓を付けていることと、断熱気密性の高い開き戸ではなく、引き違いを多く使っていることが原因と思います。

私の勝手な予想では、1W/㎡・Kを超えると思っていたので、予想外に良い結果となりました\(^o^)/

さて、どのようにして計算されてきたのかですが、一条工務店から送られてきたQ値の計算表を元に、Excelを使って再計算をしてみました。が、数値がぴったりあいません(;_;)
理由がわからないため、設計の方に問い合わせ中です。もしかするとミスがあるかもしれません。

私が計算したのは以下の表です。

以下の計算結果は、あくまで私の家の計算例であって、他の方の家では異なる点に注意して下さい。

一条工務店から送られてきた表とは値が3%程度違っている部分があります。たぶん私の計算が何かおかしいと思うのですが、わかったら改めて記事にしたいと思います。

まず、Q値を計算してもらった結果、家全体の熱損失がどこで発生しているのかがわかりました。
家全体からの熱損失は、134.25W/Kと計算されています。
各部からの熱損失の比率は以下のとおりです。
・ 天井:12.0%
・ 外壁:22.6%
・ 玄関・サッシ窓:40.1%
・ 床:20.1%
・ 換気:5.3%
となりました。玄関・サッシ窓からの熱損失が約40%の寄与になっていることがわかります。

熱損失が発生する総面積は334.4㎡に対して、玄関・サッシ窓の面積は約41㎡で、全面積の12.3%に過ぎません。12%の面積から40%の熱損失が起こっていることになります。

一条工務店が断熱窓、樹脂サッシを採用をアピールすることもうなずけます。また、ハニカムシェードによって窓の断熱性を上げようとすることもよく理解できました。仮にハニカムシェードをやめると、玄関・サッシ窓からの熱損失は44.8%になります。このときQ値は0.97となります。

Q値を計算してもらったことで分かったこと

Q値を計算してもらったことでe-戸建て掲示板などで、しばしばi-smartやi-cubeへの批判としてあがっている問題への解答ができそうです。

Q1:一条工務店のQ値の低さは、ハニカムシェードと言う”飛び道具”によるもので、もしもハニカムシェードがなければ、他のハウスメーカーとQ値はそんなに変わらない。

A1:ブログや掲示板などを見ているとこのような批判がなされているのをみかけました。私自身も、実はハニカムシェードがなかったら、Q値はかなり悪化するんじゃないの・・・?と疑っていました^^;

しかし、先に書いたとおり、ハニカムシェードが無くても家のQ値は0.97W/㎡・Kとなり、一般的な住宅よりは相当に高いQ値であることが分かりました。

Q2:ペアガラスでは無くトリプルガラスにすれば良いのに~

A2:これの意見も良く見かけました。ということで、こちらのページにあったトリプルガラスの熱還流率1.23
W/㎡・Kとを使って、トリプルガラス採用の場合のQ値を計算してみました。
結果は、0.92
W/㎡・K となりました。

そう、ハニカムシェードを採用したほうがQ値自体はよくなってしまうのです。。。利便性と言う観点では、トリプルガラスのほうが有利なのは間違いないです。ただ、ハニカムシェードを閉めることでトリプルサッシ以上の断熱性を得られるという結果になりました。コストパフォーマンスを考えると、採用は難しいように思われます。

Q3:別に普通のLow-Eガラスで良くない?樹脂サッシって意味あるの?

ということで、サッシの違いによるQ値を計算してみました。

・ アルミ単板ガラスを採用した場合:Q値=1.95W/㎡・K

・ アルミ断熱窓(Low-E 12mm):Q値=1.25W/㎡・K

・ 樹脂断熱窓(Low-E 12mm) :Q値=1.01W/㎡・K

・ シャノンウィンドウ(Low-E アルゴンガス,i-smart標準):Q値=0.97W/㎡・K

・ 樹脂窓トリプル:Q値=0.92W/㎡・K

・ ハニカムシェード:Q値=0.89W/㎡・K

となりました。
こう見ると、単板ガラスからLow-Eガラスにする効果が最も大きく、Q値を0.7W/㎡・K押し下げ、次いでアルミサッシから樹脂サッシにすることでQ値が0.24
W/㎡ ・K下がっていることが分かります。

アルミサッシでも良いのでは無いか?という疑問には上の計算だけでは答えられなそうです。ただ、断熱性を挙げるという観点からは、Low-E+樹脂サッシという選択が妥当な選択であることは確かなようです。ただ、間違いなく言えることは、樹脂サッシにすることで結露を防止する効果は高いと考えられます。

Q4:ロスガードなんて入れて、C値が小さいことをアピールしているけど、結局隙間からの換気の影響は無視できないんじゃないの?

ここでは、仮にC値を0.7㎠、隙間からの風邪の風速を0.1m/sと仮定して計算してみました。結果は、家全体の熱損失に対して0.5%しか寄与せず、ほとんど無視できるという結果になりました。結果として、Q値を0.005W/㎡ ・Kだけ押し上げます。よって、隙間からの換気を考慮するとQ値は0.895W/㎡ ・Kとなります。

この結果から、サッシの違い等の影響に比べると十分小さいと言えます。

Q5:ロスガードの夏と冬の全熱交換効率は違っており、夏場のQ値は悪いんじゃないの?

ロスガードは、冬場は90%の効率で熱交換するのに対して、夏場の効率は70%になります。
よって、夏と冬ではQ値は変わります。ここまでのQ値は冬場の熱交換効率90%を仮定したときのQ値です。熱交換効率が70%になると、Q値は0.89
W/㎡ ・K から0.98
W/㎡ ・K まで上昇します。この影響は、ハニカムシェードありの場合となしの場合の差0.08
W/㎡ ・K  と同程度の差になります。よって、無視できるほど小さくないのは確かなようです。
ただし、夏の室内外温度差と冬場の室内外温度差では、冬場の方が明らかに大きいので、あまり重要ではない可能性があります。ただし、これはさらに検討が必要です。

以上がぱっと思いついて計算した結果です。後日、私が十分に理解できた段階でExcelシートを公開してみたいと思います。

今回は、我が家のQ値を元に第一弾として色々な計算をして見ました。計算根拠などを示していないので、ふ~ん、と言う程度で見ていただければと思います。後日もう少し、わかりやすく書き直したいと思います・・・・

また、先日の最適なQ値に対する回答にはまったくなっていませんし、Q値を下げることがどのような意味を持つのかについてさらに考察が必要です。

ICHIさんが書かれた記事を参考にしつつ、引き続き最適なQ値についての記事を書きたいと思います。

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