住宅ローン審査は大丈夫?信用情報を取り寄せて自分でチェック!\(^o^)/

この記事は2012年4月23日に投稿した住宅ローン信用情報調査に関する記事を現在の状況に合わせて大幅に書き換えたものとなります。私自身が住宅ローンの借り換えを検討しており、住宅ローン関連の情報を改めて勉強中です!

こんばんは。さすけです\(^o^)/

住宅ローンで一番気になるのは金利ですが、どのような安い金利であっても住宅ローン審査に通過できなければ住宅ローンを借りることはできません。。。住宅ローンを借りるにあたっては、事前に「仮審査」、「本審査」という形で住宅ローンの審査が行われます。この住宅ローン審査、審査に通過できるかどうかは申請してみないと分からない部分も多く、なかなかに不安なものです^^;私も不安でした。。。

住宅ローンの審査では、勤続年数や勤務先、源泉徴収票に基づく年収・収入に関する情報や担保となる資産の状況など様々な情報が審査の対象となりますが、個人信用情報」という信用情報も重要な審査項目となっています

個人信用情報が良くても住宅ローン審査に通過できるとは限りませんが、個人信用情報が悪いと住宅ローン審査に通過することは極めて難しくなります。個人信用情報とは、クレジットカードや過去に借りた車のローンなどを滞りなく行ってきたかどうかに関する情報で、この信用情報が悪い、すなわちクレジットカードの支払遅延などがあると住宅ローン審査に通らなくなってしまうのです。

そして、これは盲点となりがちですが、クレジットカードの支払だけではなく、携帯電話料金の支払い遅延、その他分割払いになっている商品の支払い遅延も記録の対象になることがあります。例えば携帯電話料金の支払が1ヶ月遅れただけでも、その後住宅ローン審査に通らなくなってしまうことが起こるのです。。。たった1000円、極端な話1円の支払い遅延であっても「支払が遅れた」と記録されてしまうと住宅ローン審査の通過が難しくなってしまうのが個人信用情報の怖い点です。

しかも、その情報は最大5年間保持され続けます。25歳に軽い気持ちで支払を遅延させてしまうと、30歳になるまでは住宅ローン審査に極めて不利な状況が続いてしまうケースもあり得ます。

住宅ローン審査を通過できなかった方はもしかすると、この「個人信用情報」が悪くなっている可能性があります

きちんとした勤務先に勤めており、年収と比較しても借入額は妥当、さらには過去にクレジットカードの支払遅延もないのになぜか住宅ローンの審査に落ちてしまったという場合は、もしかするとこの信用情報に原因があるかも知れません。

今回は

自分の信用調査がどうやって行われるのか?

という疑問を中心として、住宅ローン借り入れの際の信用情報調査の仕組みについて書いてみたいと思います!そのために、信用情報調査機関から私自身の信用情報を取り寄せ、その内容を確認してみることにしました\(^o^)/

万が一、過去にクレジットカードの支払や携帯電話料金等の支払遅延に記憶がある方は、さらに注意が必要な部分があるのでお読みいただければと思います。また、そのような支払遅延はないし、自分の信用情報には問題がないとお考えの方についても住宅ローンを借りる予定がある方であれば、住宅ローン審査で重要視される自分自身の信用情報には、どのような情報が記録されているのか?そして、それらの信用情報をどのように解釈すれば良いのか?といったことは知っておいて損はない情報と思います\(^o^)/

目次

住宅ローンの審査で重視される信用情報とは何か?

信用情報とは何か?

一般に「信用情報」といった時には、個人の年収や資産状況、銀行残高、勤務先などお金の支払い能力に係わるあらゆる情報を指します。

一方で、住宅ローンの借り入れ審査などで調査される信用情報は、割賦販売法第三節信用情報機関という法律に定められた基準を満たして経済産業省が指定した信用情報機関が収集している情報を指します

ここで言う「信用」とは「個人のお金の支払いに関する信用性・信頼性」を指しています。

すなわち、住宅ローンを借り入れる際の信用情報調査とは、ひとことで言えば「お金を貸してもきちんと返してくれそうか?を審査すること」です。審査の判断材料となる「信用情報」を収集管理しているのが信用情報機関です。

信用情報機関は、銀行で住宅ローンや教育ローンなどのあらゆるローンを組む場合やクレジットカードを作る場合、割賦販売すなわち分割払いを行う場合などにそれらを販売する銀行や企業に対して個人の信用情報を提供します。この他にも消費者金融などでお金を借りる場合などにもこの信用情報が提供されます(゜д゜)

住宅ローンのように長期のローンの場合、その人が将来にわたってきちんとお金を返済してくれる人かどうかを見極める上で、過去の返済履歴が記載された個人信用情報は住宅ローン審査に大きな影響を与えます。この信用情報に問題があると、住宅ローンを借りることが難しくなったり、クレジットカードの作成が拒否されたりと言った様々な問題が生じます。

しかし、この「信用情報」とは具体的にどのようなことが記録されていて、どのような記録があると住宅ローン審査にとって不利な条件となるかについてはあまり知られていません。今回は私自身の信用情報を元にしてどのような記録が行われているかについて見ていきたいと思います。

信用情報にはどのような情報が記録されているのか?

個人信用情報に記載されている情報は、氏名や年齢、住所、勤務先情報、免許証番号やパスポート番号などの個人情報と契約しているクレジットカードの名称や限度額、そしてそのクレジットカードでの支払い履歴、支払遅延があった場合の遅延情報、また、車のローンや住宅ローン、そして携帯電話の割賦販売(分割払)に関する残額や支払履歴の情報など非常に多岐にわたる情報が記載されています。

「ブラックリスト」というものは存在しません。

クレジットカードなどの支払遅延や自己破産や債務整理に関する情報があると「ブラックリストにのって住宅ローンが借りられなかったりクレジットカードが作れなくなる」といったことを言われる事がありますが、実際には「ブラックリスト」というように「住宅ローンを貸してはいけない人リスト」のようなものは存在しません。

記録されているのは、後で示すように支払をきちんと行っているか、過去に支払遅延があったか、なかったか、といったような客観的な事実のみが記録されているだけです。そのため、「ブラックリスト」なるものは存在していません。しかし、客観的事実として特に自己破産や支払遅延などが記録されていれば「ブラックリスト」と同等の効果をもたらしてしまうのも事実です。

情報はどのぐらいの機関保存されているの?

使用しているクレジットカードの支払状況については、契約が継続している限り2年間保持されます。また、支払遅延などの情報については最大5年間情報が保持されます。解約済のクレジットカードについても解約後5年間記録が保管されていますから、解約しても記録が抹消されることはありません。

また、自己破産や債務整理、免責に関する情報については、全国銀行個人情報センターが10年間保管し他機関と共有されるため、10年間保持されます。自己破産等を行った後は、10年間は住宅ローンを借りることが極めて困難なのはもちろん、クレジットカードを作ることもほぼできない状態となります。ただし、定められた保管期間を過ぎ、その間に新たな支払遅延等がなければ自己破産等の記録は抹消されるため、その後はその時点の収入などに応じてクレジットカードを作ることなどはできるようになります。記録の最後は自己破産をした時点ではなく、自己破産による免責を受けた時点または個人再生によって完済をした時点が記録の最後となり、その時点から10年間の経過が保管期間となります。

 

開示情報で確認する個人信用情報

自分の信用情報を開示する!信用情報はどこで開示できるのか?

私自身には、隠している借金もないし、過去にクレジットカードの支払い遅延等もないと思います。もちろん消費者金融からお金を借りたこともありません。ただ、昔のことになると本当にクレジットカードの支払い遅延が無かったかなどは記憶にありません。ということで、私の信用情報がどのように記録されているのかは少し気になります。

個人の信用情報を収集しているのは下記の3つの信用情報機関です。

消費者金融でお金を借りたことがある人や中小企業経営者など連帯保証人になっている方以外は、基本的にCICで管理されているクレジットカードやローン関連情報のみが問題となります。

CICで管理されている自分自身の信用情報はCICのWebサイトからパソコンやスマートフォンを使って簡単に開示請求ができます

CIC情報開示

信用情報の開示請求には1000円がかかります。 勝手に自分の情報ためて商売して、自分の情報見るのにお金取られるのかよ~、という思いはあるものの開示請求をしてみました^^;

(たぶん勝手に情報をためているわけではなく、クレジットカードを作る際に顕微鏡が必要じゃないかと思うほどの細かな字で書かれた契約書類の中に、情報提供の旨が書かれていて私が合意しているのだとは思います。。。)

信用情報の開示はブラウザベースで行いますがInternet Explore系かEdge系しか対応していないので注意が必要です

信用情報には何が記録されているのか?

下記は私の信用情報です!下に示したのは私がメインで使用しているクレジットカードの情報です。さすがに個人情報満載なので、一部目隠しをしてあります。

個人信用情報クレジットカードの支払状況

個人情報としては、自宅の住所や電話番号、生年月日はもちろん、携帯電話番号、さらには運転免許証番号、勤務先や勤務先電話番号まで記録されています(゜д゜)

中央部分にはクレジットカードの支払状況が記録されており、2016年6月の請求額が40.5万円あり、それと同じ額の入金が記録されています。さらに、残債額(翌月以降の支払予定額)として、83.5万円の支払が残っていると言う事が分かります(゚д゚)多すぎ!!(これは海外出張の航空券代金やホテル代、その他出張関連の支払が多いので、こんなに生活費で使っている分けじゃないですよ^^;これでは破産します!)

ローンを組む上で重要な入金状況

個人信用情報の一番下の段に、<入金状況>という記載があります。これはクレジットカードの月々の支払が滞りなく行われているかどうかを示しているものです。問題なく支払が行われている場合は「$」マークが付いています。このマークが並んでいれば、クレジットカードを毎月使ってお金をきちんと支払いしていた、ということが確認できます。空欄や「-」マークは、クレジットカードの使用がなかった月ですので、これも特に問題はありません。また、特殊なケースとして「B」マークが付いている場合は、顧客に責任がない理由によって支払が行われなかったことを示す記号ですので問題はありません。

問題は、上記以外のP,R,A,Cという記号が記載されている場合です。これらはいずれも支払の遅延や一部未入金などを示す記号になっています。これらの企業が記載されていると言うことは、クレジットカードの支払が滞った過去がある事を意味しており、住宅ローンを貸し出す金融期間側から見ると「お金をきちんと返してくれない可能性が高い人」と評価されてしまうことになります。

意外な盲点?入出金記録が全く無いのもまた問題

人によってはクレジットカードでの支払いが嫌いで、常に現金での支払を好む方もいらっしゃると思います。または、そもそもクレジットカードを持たない主義の方もいらっしゃると思います。

私が持っているクレジットカードで、2年間全く使っていなかったクレジットカードの記録は下記のように記録されています。このクレジットカードは2014年1月に解約したのですが、現時点でも記録は保持されています。

スーパーホワイトなクレジットカードヒストリー

クレジットカードを使用していなかったため、支払が発生せず、ほぼ空欄状態です。何枚もあるクレジットカードのうち1枚のクレジットカードがこのような状態である場合は全く問題ありませんが、全てのクレジットカードで支払の履歴が全く無かったり、またはそもそもクレジットカードを1枚も持っておらず、個人情報の記録自体が存在しない場合は少し注意が必要です

こうした方は、普通に見れば「常に現金で支払いをするきちんとした人」と思うのですが、住宅ローンを貸し出す金融機関は必ずしもそのようには見てくれません。お金を貸す側はどう思うかというと「お金を貸したとき、返してくれるか返してくれないか全く証拠が無い人」と思われてしまいます。。。

そして、あらぬ疑いを持たれてしまいます。仮に40歳で、クレジットカードを全く持っていなくて、信用情報が存在しなかったとしたら、「30歳以前に自己破産をしているのではないか?そのためにその後クレジットカードを作ることができなかったために記録が存在しないのではないか?」という疑いを持たれます。

記録がないことだけで直ちに住宅ローンの審査を落とされると言う事はありませんが、追加の情報を提出するように求められるケースも多いようです。

このような誤解を受けないためにはクレジットカード嫌いの方も年会費無料のもの1枚で良いのでクレジットカードを作っておいた方が良いです。そうすることで、少なくとも「自己破産によってクレジットカードが作れなかったのではないか?」という疑いは持たれずに済みます。

そして、ここで特筆すべきこととして、<入金状況>には「金額の記載が存在しないこと」があります。

しばしば、大学生になったらクレジットカードを持って1ヶ月1000円出も良いから使っておいた方が良いよ、とアドバイスをくれる方がいますが、その理由はこの個人情報記録にあります。1ヶ月に1000円だけでも使って、それをきちんと支払続ける事で、過去2年間の記録として支払をきちんとしてきたという「証拠」として「$マーク」が並ぶことになります。

金額の多寡によらず、記録としては「継続的にきちんとお金を返すことができる人である」という証拠を示すことができるのです。そのためにも、クレジットカードを作って継続的な支払をしておくことが結果的に住宅ローンの借り入れの際に有利になることはなくても、問題視されるリスクを軽減することになります。

裏を返せば1円出も支払を遅延させればそれは遅延として記録される

入金状況に金額が記載されていないと言う事は、裏を返せば、1円でも支払いを遅延させれば、「遅延情報」が記録されてしまうことを意味しています。この支払遅延があると、住宅ローン審査では極めて不利に働きます。仮に住宅ローンを借りることができる場合も、いわゆる最優遇金利では借りることはまずできません。

これは私達がクレジットカードを使う上で、そして、学生さんなどにも是非知っておいて欲しいことですが、1000円の遅延でも100万円の遅延でも、同じ「遅延」として支払が遅延したことが記録されてしまうと言うことだけは知っておく必要があります。

まだ若くて独身の身の25歳の時に「たった3000円の支払いだから、来月まとめて払えばいいや」などと安易に考えて支払を遅延させてしまえば、その記録は5年間信用情報として記録されてしまうのです。たった一度の安易な遅延で、その後結婚して、子どもが生まれても30歳になるまでは住宅ローンを組むことは極めて困難になります。。。

遅延記録があるということは、過去にお金が返せなかった時期があった=今後本当にお金を返し続けてくれるか分からない人、と判断されてしまうのです。ですから、クレジットカードで支払ったお金は、金額の大小にかかわらずきちんと完済することが極めて重要です。また、個人的には全くお勧めしませんが、万が一どうしてもその月に支払ができないようであれば、最近のクレジットカードは支払前にリボ払いなどの分割払いに切り替えを行うこともできるため、支払の遅延にならないようリボ払いに切り替えるなどの手を考える必要があります。1円でも支払いを遅延させてしまえば後で大きな公開に繋がります。

1日でも返済が遅れれば信用情報に遅延記録が残るのか?

銀行引き落としなどで銀行にお金がなくて引き落としがされなかったとしても即座に遅延が記録されることはあまりないようです。たいていは、引き落とせなかったと言う連絡が来て、半月後程度に再度引き落としを試みて、そこでも引き落としができないと遅延が記録されるそうです。ただし、この遅延をどのタイミングで記録するかはクレジットカード会社が遅延後任意に決定できる取り決めになっており、1回目の引き落とし失敗で遅延記録をつけられても文句は言えません。遅延しないことが一番ですが、万が一遅延してしまった場合は、気が付いた時点ですぐにクレジットカード会社に連絡をして、入金をするようにして下さい。

キャッシングやリボ払いはどうやって記録されるの?

クレジットカードには一括払い、リボ払いという名前の分割払い、さらにキャッシングというお金を借りる機能、が付いています。基本的に一括払いの情報は、請求額、入金額、残債額として記録されているだけですが、これとは別にお金を借りる「キャッシング」は別立てで記載されます。キャッシングとはATMにクレジットカードを入れて、直接お金を引き出すことです。

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上記の記録ではキャッシング残高はゼロ円となっていて、借りているお金はないことを示しています。

以下は古いフォーマットですが、以前取り寄せた際にはキャッシングの記録が残っており、

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このようにして、ATMから引き出したキャッシング記録として68,902円のキャッシングを行った記録が示されています。これは私が住宅ローンを借りた当時の信用情報に記載されていたものですが、これが問題になるのではないか?と少し気になったことを良く覚えています。私は海外に出た際には現金の両替よりも金利を考えてもレートが有利なことから現地の通貨はクレジットカードのキャッシングを使うことが多く、10万円を超えない範囲のキャッシングはしばしば行います。

キャッシング額については、収入とのバランスで問題のない範囲であればキャッシングをしていること自体が問題になることはあまりないようです。ただし、収入を超えるようなキャッシングをしていたりすればそれは当然問題視されるはずです。

信用情報に記載されている意外な盲点?:携帯電話やリース契約商品の支払記録

意外と多い携帯電話料金の支払い遅延による信用情報の毀損

クレジットカードについては、支払遅延をしてはいけないことは広く知られていますが、意外と多いのが「携帯電話料金の支払遅延」による信用情報の毀損です。CICの個人信用情報には通常の支払遅延が記録されることはありません。そのため、仮に携帯電話の利用料の支払いが遅延したとしてもそれが記録されることはありません。しかし、矛盾するようですがスマートフォンを利用している方などは大半が携帯電話料金の支払いを忘れたりして、支払を遅延させると信用情報に「支払遅延情報」が記録されてしまいます

その理由は、「実質ゼロ円携帯」の仕組みにあります。

最近は総務省の指導でほとんどなくなりましたが、つい最近まで大手携帯電話会社と契約した場合、10万円近いスマートフォンが「実質ゼロ円」で使えるプランが一般的でした。この仕組みは、10万円のスマートフォンを2年間の割賦払いとして月々4200円ほどを返済していくように契約し、その代わり携帯電話の利用料を4200円割り引くことで、2年間契約を続ければそのスマートフォンを実質ゼロ円で購入できたのと同じことになる、という仕組みです。

ここで、重要なのは「実質ゼロ円」にするための2年間の契約期間中は「ローンを組んでいるのと同じ」状態にあることです。

私は以前auでiPhoneを購入して契約をしていたのですが、その当時の記録が残されていました。

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この記録によると、私はH25年2月に57000円の携帯電話を24回分割払で契約し、2年間にわたってローンを返済していたことになっています。月々の携帯電話利用料金から「何とか割り」という割引が月々2375円差し引かれて、2年間使い続けることで携帯電話の利用料金が実質ゼロ円になるプランで契約していました。

ここで、重要なのは携帯電話料金の支払を忘れたり、銀行からの引き落としができなかったりした場合は、この割引も受ける事ができず、携帯電話のローン支払いとして遅延が記録されてしまうと言う点です。

金額的には月額2375円と少額ですが、先ほども書いた様に、支払遅延は住宅ローンを借りる上で極めて不利に働きます。そのため、携帯電話を実質ゼロ円で購入した人は絶対に支払を遅延させないよう注意をする必要があります

信用情報にはリース商品の支払い記録も記載される。

我が家では、ONEエネルギーと契約して月々5000円で住宅用リチウムイオン蓄電池をレンタルしています。リース契約の場合、所有権は私にはなく、蓄電池の所有権はONEエネルギーが所有しています。しかし、これも「割賦販売」として信用情報に記録されています。

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上は、ONEエネルギーと契約して蓄電池をリースしていることを示す信用情報です。この記録では、月々5万円の120回払いで617000円円の蓄電池をリースしていることが示されています。こちらも過去2年間支払遅延がなかったことが記録されています。

上記でH27年の11月と12月に支払が発生していない理由は

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で書いた様に同期間蓄電池が故障してしまったために利用できなくなったため支払が停止していたためです^^このように、記録されているとは思っていなかったようなものも自分の信用情報として記録されていますので注意が必要です!

 

住宅ローン前に信用情報を開示して分かったこと

クレジットカードを解約しても記録は残る

今回信用情報を開示してみて分かったのは、解約したクレジットカードの情報もしっかりと残っているという点です。最初4枚もクレジットカードの情報が出てきたので何かと思いましたが、解約済みのクレジットカードの情報でした。

ということで、開示してみたもののたいした問題は無く、安心しすることができました。

信用情報にはコメントが残せる!?

今回調べて面白いと思ったのは自分で自分の信用情報にコメントが残せるようになっている点です。最近では状況は変わりましたが、日本ではちょっと前まで国民一人一人に番号が振られていなかったため、同姓同名、生年月日も同じで、、、等という人がいて、その人が借金しまくりとかだと間違いが発生することが極々希にあるようです。その場合、自分の信用情報にそういう間違いがあるから注意して欲しい旨を記載しておくことなどができるそうです。

さらには、「クレジットカードを作ると見境無く使ってしまうのでカードを発行しないで下さい」みたいなコメントも残せるようです^^;

万が一支払遅延をしてしまったらクレジットカードは解約してはダメ!

今回分かったことはなによりもクレジットカードを作ったら、使用額が100円でも1000円でもその支払いを滞らせてはいけないと言う事です。しかし、人間である以上、忘れてしまって支払遅延をしてしまったり、はたまた学生時代の軽いのりで遅延をしてしまったりと言うことはあり得ることです。そのような場合に、記録を消そうとして「クレジットカードを解約してしまう」ことだけはしてはいけません。

信用情報の記録はクレジットカードが使用され続けており、情報が更新されていれば2年間で過去の情報は見えなくなります。しかし、遅延が記録された状態でクレジットカードを解約してしまうと、そのクレジットカード情報の更新がそこでストップしてしまい、解約後5年間記録が残り続けます

遅延情報や異動情報(踏み倒し)の履歴があると、住宅ローン等はまずおりないそうなので、たかが1000円の使用だし、忙しいし、まあいいか、などと思わずに確実に支払うことだけは必要です。

このブログを読んでくださる方で学生の方は居ないとは思いますが、私自身が学生時代などはこんなことを考えたこともありませんでした。最悪この履歴は5年間は残ってしまうので、その間は家はおろか新規のクレジットカードの作成、車のローンを組むことも難しくなってしまいます。私は、ローン申請後にこんなことをしていますが、もし気になる点がある場合はローン申請前にご自身で情報開示をしてその情報を元に銀行の方などに相談されると話がスムーズかと思います。

事実である限り信用情報を削除したり修正することはできません

クレジットカードやその他ローン、携帯電話の分割払などの支払遅延記録が残ってしまっているケースではどうにかして、住宅ローン審査前にどうにかして遅延情報を消せないか?と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、残念ながらそれが事実である限り支払遅延の情報など、自分自身に不利な情報を消すことはできません

このことはCICの開示情報の一番最初でも宣言されています。

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事実である限りは法律に基づいて収集された情報であるため、裁判を起こそうと何をしようと消したりすることは不可能です。保管機関を過ぎるまでは待つしかありません。

じゃあ、何か1つでも支払遅延の事故情報があったら住宅ローンを全く借りられないのか?というとそういうわけでもありません。

住宅ローンを借りたいけれど遅延情報が記録されている場合は隠さず事前申告

自己破産や踏み倒しなどの深刻な事故情報はどうにもなりません。この場合は、信用情報の記録が消える10年後まで住宅ローンを借りることはあきらめるしかありません。しかし、例えば携帯電話料金の支払い忘れによる支払遅延などについては、銀行などによってはある程度目をつむってくれる、というか、それを理解した上で住宅ローンを貸し出してくれるケースもあります。

隠しておいても確実ばれる話です。

それならいっそ事前に「過去に支払遅延をしたことがある」と申告してみることを強くお勧めします。

大手都市銀などの場合は機械的な審査をするため住宅ローン審査を通過することが難しいケースが多いようですが、地銀や信金などでは、いつ、どのような理由で支払遅延をしたかを説明することで、最優遇金利は難しくてもそれと近い金利で住宅ローンを借りることができるケースも多いようです。そのため、まずは銀行や信金の担当者に相談してみることを強くお勧めします。

遅延があったことを隠すと悪いことしかない

それでも過去に遅延があったことを言い出すのは何となく恥ずかしいし、もしかしたら銀行側も見過ごしてくれるかも知れない?と淡い期待を抱くことがあるかも知れません。しかし、残念ながら現在の銀行における住宅ローン審査で見過ごしはまずあり得ません^^;;

むしろ、隠して審査を受けてしまうと自分自身が不利な状態に陥るリスクもあります。信用情報には「開示情報」という記録も残されています。信用情報には開示情報として「いつ」「誰に」情報を開示したかが記録されており、この開示情報も金融機関に公開されています。

遅延情報が記録されているために、住宅ローン審査を申し込んで却下され、次から次に異なる銀行や信金に住宅ローンの審査を申し込むと、後から申し込んだ銀行は自分の銀行に来る前に複数の銀行でも住宅ローン審査を申し込んでいたであろう記録を目にすることになってしまいます

もちろん、より良い条件を求めて複数の金融機関に住宅ローン審査を申し込んでいる可能性もないではありません。しかし、それは「遅延情報が無い人」であればそのように思ってくれるかもい知れませんが、遅延情報があった場合は、銀行側は確実にそうは思ってくれません。

「この人は色々な銀行に住宅ローン審査に申し込んで、審査に落ちてうちの銀行に来たんだな」

と思われます。そうなると、仮に少額の携帯電話の支払遅延であったとしても、「もしかすると前の銀行はもっと大きな何かに気が付いて住宅ローンの貸し出しをやめたのではないか?」という疑いを持つことになります。

そのようなことにならないためにも、支払遅延があることを事前に自己申告しておくほうがずっと良いです。

銀行によっては「支払遅延があったらうちの銀行では住宅ローン審査には通らない」といったことを答えてくれるはずです。銀行側もビジネスから、住宅ローン審査に通る可能性が低い人の審査を進めるぐらいならば、その場できちんと断った方が合理的です。そして中には「勤務先の条件が良いし、携帯電話の支払遅延であれば、住宅ローンを貸し出した実績があるので審査してみましょう」と言ってくれる銀行もあるはずです。そのような銀行を見つけてから審査をすることで、不要な誤解を招くリスクを軽減することができます。

そのためにも、支払遅延がある場合にはきちんとそのことを自己申告することが重要です。

 

住宅ローン審査の前に自分の信用情報も開示してみるべきか?

通常は信用情報の開示は不要です^^;

これから住宅ローンを組む予定の方や私のように住宅ローンの借り換えを予定されている方は自分の信用情報がどうなっているか気になる方もいらっしゃるかと思います。過去にクレジットカードの支払遅延も、分割払いになっている携帯電話の支払遅延もなかったことに自身がある人は、自分の信用情報を開示するメリットは全くありません。

1000円をかけて信用情報を開示しても何も問題がないので、何も得るものはありません。ただ、自分の持っているクレジットカードの情報などをまとめて確認できるので、興味がある方は開示してみても良いかも知れません。

クレジットカードを持っていない人は一度自分の信用情報を開示してみると良いかも?

20代前半の方などはクレジットカードを持っていなくても住宅ローン審査で不利になるようなことはありませんから、信用情報の開示は不要と思って良いかと思います。しかし、30代以降の方でクレジットカードを全く持っていないような方は一度開示請求をして自分の信用情報の蓄積状況を確認してみると良いかと思います。

もしかすると、ご自身では記憶にないだけで、携帯電話の分割払などの信用情報が蓄積されている可能性も十分にあります。また、クレジットカードが嫌いだというのも分からないではないのですが、年会費無料のもので良いので1枚はクレジットカードを作っておくことをお勧めします。一番簡単なのは、年会費無料のクレジットカードを1枚作っておいて、電気代でも電話料金でも、金額が安くても何でも良いので毎月確実に請求があるものをそのクレジットカードで支払うようにしておくと良いかと思います。

それだけで、信用情報が蓄積できます。

支払遅延がある場合はまずは自分の信用情報を開示して要確認!

もしも1回でも支払遅延をした記憶があったり、その可能性が高いと思う人は、まずは自分の信用情報を開示しておくことを強くお勧めします。記憶通り1回の遅延であれば、別にわざわざ開示しなくても良いという考え方もあるかも知れませんが、最悪なのは「自己申告をしたのにそれ以外にも支払遅延があった」という場合です。

銀行に住宅ローンの申し込みに行って、自分から「いついつに携帯電話の分割払の支払遅延があります」と申告して、「それだけならば住宅ローン審査を通過できる可能性がある」と言われて審査を受けたら、他にも支払遅延があって審査に通りませんでした、というのは手間も時間も無駄にしますし、その後に相談に行く金融機関の印象も悪くなってしまいます。

それならば、自分で事前に信用情報を確認して、その結果を精査した上で自分の記憶以外の支払遅延がなかったかを確認してから住宅ローン審査を受ける方が、良いかと思います。サイトなどでは「自分で信用情報の開示を行っていると何か後ろめたいことがあるのでは?」と疑われるのであまりしない方が良いと書いてあることがありますが、支払遅延の記憶がある時点で、事実として後ろめたい部があるのは事実なので、それよりも自分の状況をしっかりと確認しておくほうが住宅ローン審査には有利な結果につなげられます。また、曖昧な記憶の年月を言うよりも、しっかりと何時、どのような理由で支払遅延をしてしまったのかを自己申告できる方が心証はずっと良くなります^^

自分で信用情報を開示すれば、そのことが記録に残りますが、「支払遅延があるのは分かっていたため、きちんと確認するために自分で情報開示をして確認もした」と言う方が心証も良いですし、印刷した結果を銀行の担当者の方に確認してもらえば、審査を通過する可能性をより客観的に判断してもらうこともできます。

そのため、支払遅延の記憶がある方は開示をお勧めします。

借入額、職業や収入に問題がないのに住宅ローン審査に通過できない場合

通常は、住宅ローン審査を申し込んで審査を通過できなければ「過去に支払遅延があるったため住宅ローンの審査を通過できなかった」というように、ある程度理由を教えてくれるケースが多いようですが、理由の説明をしてくれるかどうかは担当者しだいな所もあるため、収入や職業の安定生などに問題がなさそうなのに住宅ローン審査に通過できなかったというような場合には、もしかすると信用情報に何らかの問題があった可能性もありますので、次の銀行などに住宅ローンの審査を依頼する前に自分で信用情報の開示をしてみても良いかも知れません。

次に住宅ローン審査を申し込む銀行には、前の銀行で審査に通過できなかったので、記憶には全く無いけれど念のため信用情報に問題がなかったかを確認した、と説明すれば特に問題はないはずです。

おわりに:住宅ローン審査は怖いけれど審査の仕組みを理解していれば怖くはない?

住宅ローン審査は、問題がないと分かっていてもなかなか緊張するものです^^;

住宅ローン審査においては、信用情報だけではなく、借入額の妥当性、家族構成、そして勤務先や年収など多様な情報によって審査が行われます。信用情報に問題がないのが一番ですが、仮に問題があってもそれで全てがダメというわけでもありません。一番良くないのは、闇雲に住宅ローン審査を申し込んで、全てで審査に落ちてしまうような状態です。最初の銀行でも審査が通過できなかったら、何が問題なのかをしっかりと把握して、次の銀行に住宅ローンの審査を申し込むことを強くお勧めします。

住宅ローン審査の基準は非常に不透明なものです。そのような中にあって、信用情報は非常に客観的でわかりやすい指標ですし、自分自身でも事前に確認できるものですから、心配な場合には開示してかくにんしてみることをお勧めします\(^o^)/